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カッキーYAMA   akihiko tange

手始めに、日常的なことを気の向いたときに載せていくつもり。

食について・・・寒い季節になると・・・。

2010-11-16 | エッセイ

昨日だったか、しばらくぶりにすき焼きを食べた。今年になってまだ食べていなかったかもしれない。寒くなるとこういった料理が良くなる。農協で泥つきネギの安くていいのがあったので何となく仕入れ、その前に半値セールで安く買っていた牛肉が冷蔵庫にあることに気付き、すき焼き、ということになったらしい。食材を仕入れたのは私である。特にこれといって何か作る料理を決めて買ったわけではない。偶然、すき焼きの材料になるものを少しずつ買っていた、というわけなのであった。
 ビーフンをそのもっと前に目に付いた時に買っていた。このビーフンをすき焼きに入れた。旨かった。やはり以前に仕入れて少しだけ残っていたハルサメも入れた。これも旨かった。すき焼きを食べながら、ビーフンとハルサメはどう違うのかと疑問に思った。
 調べてみた。大まかに言って、ビーフンは米からできている。中国福建省辺りが発祥。中国南の辺りは、小麦粉があまりとれずコメが多く採れるところからライスヌードルが多く食べられている。中国では麺というと小麦粉から作られたものを一般的に指し、従ってビーフンは麺には分類されない。
 片や、ハルサメは・・・。緑豆から作ったアジアの乾麺、となっている。ジャガイモ、サツマイモなどのでんぷんからもつくられる。発祥はやはり中国で生産は山東省龍口市、招遠市など。鎌倉時代に日本に伝わった。日本での主な生産地は奈良県。ビーフン、ハルサメ、いずれも小麦粉からできているわけではないようだ。
 ところで、この緑豆というのが分からないので見てみると、何と日本では、ほとんどがもやしの原料として利用されているそうなのである。驚いたことにもやしとは、豆の芽と茎を食べる新芽野菜、発芽野菜のことで、言ってみれば豆のその状態のことを言うそうだ。てっきり、豆の名前かと思っていた。だから大ざっぱに言うと、カイワレ大根などももやしと捉えられるようなのだ。通常食べられているもやしの豆は、先程の緑豆や、ブラックマッペ、大豆などの3種類があげられる。関東では緑豆、大豆のものが好まれ、関西ではブラックマッペが好まれる。食感、味に違いがあるようだ。子供の頃食べたもやしと関東地方で食べるもやしの味が違うとずっと思っていて、時代とともに野菜の味が変わってきたからだと思っていたのだが、そもそも豆の品種が西と東で違ったという見方ができそうだ。こういうことに出くわすと、ほ~ぅっ!!!という気分になる。英語だとfuuuuuuuuummmmm!!!!!、か???


                                                                                                                                                             
                                                                                        



帰り道は

2010-11-16 | エッセイ
東京タワーを観に行った日、久しぶりに道に迷った。タワーを見た帰りのことである。迷子になることなどしょっちゅうだという人もいるかもしれない。方向音痴は近しい人間は同行して困ることもあるだろうが、それはそれで世の中を楽しくする一つのキャラクターだから、良いこととする。良いこととするのではあるが、自分がいざ、この冬も近づいた日暮れどきに迷子になると、やはりこれは困るのである。今回はタワーから帰りの方角を間違っただけだったので、自分の居場所は分かり、比較的「軽症」で済んだ。六本木方面へ出ようと思い、来た道を辿ればよいだけだったので、迷うはずもなく何となく歩いていた。20分程歩いて街の様子がどうも違うな、と思い番地を見ると「三田」などと出ているのである。タワーを「見た」、馬鹿を「見た」、などとは少し違うが「三田」なのである。それでもピンと来なくて尚も歩くうち、慶応大学の校舎などが見えだしたりしたので、ようやく方角を間違えたことがはっきりと分かった。JR田町駅などという看板もある。全く違う南の方角へ向かって歩いていたのだ。何という事だ。それも、三田の駅前の商店街、飲み屋街に迷い込んでしまったのであった。しかし、その辺りをブラブラと歩いてみると、さすがに学生街だけあって安くて人なつっこい感じの飲み屋などが並んでいるのだった。しばらく、三田の路地を歩いた。「建築会館」などにも出くわし、知ってはいる街だな、などと記憶を辿ったりした。東京近くにいながら、その辺りはなかなか行くことも無いので忘れてしまっているのだった。三田の街を巡りつつ六本木方面へ何となく近づいていくことができるはずである、という観測のもと、10分程歩いてみたが、同じ「三田界隈」をぐるぐる回るだけなので、仕方なしに元の大通りに戻った。
 そしてその後、六本木近くまで戻って歩き疲れ、やって来たバスに飛び乗ってやれやれと思ったまでは良かったのだが、これも渋滞に巻き込まれるわで、目と鼻の先に見えている六本木ヒルズまでなかなか到達せず、途中から目的地前でバスを降りて歩く客なども出始め、「異常に遠い六本木」ということになってしまったのであった。「帰り道は遠かった」のである。子供の頃を思い出してもそうなのだが、当てもなくブラブラと遊びで遠征した時などは思ったより遠くへ来てしまい、帰り道が長く、なぜにこんなところまで来たのであろうか、などと思いつつ帰るものなのである。三田あたりの街は今回は偶然だったのだが、また行ってみたい。そんな街だった。
 ヒルズ近くのケヤキ坂でバスを降り、ヒルズ内を少し歩いた。
 山手線の内側というのは歩いてみると分かるのだが意外に小さい、とも思う。その気で歩けばかなり早くにどこかで線路にぶつかる。