◆昨日だったか、しばらくぶりにすき焼きを食べた。今年になってまだ食べていなかったかもしれない。寒くなるとこういった料理が良くなる。農協で泥つきネギの安くていいのがあったので何となく仕入れ、その前に半値セールで安く買っていた牛肉が冷蔵庫にあることに気付き、すき焼き、ということになったらしい。食材を仕入れたのは私である。特にこれといって何か作る料理を決めて買ったわけではない。偶然、すき焼きの材料になるものを少しずつ買っていた、というわけなのであった。
ビーフンをそのもっと前に目に付いた時に買っていた。このビーフンをすき焼きに入れた。旨かった。やはり以前に仕入れて少しだけ残っていたハルサメも入れた。これも旨かった。すき焼きを食べながら、ビーフンとハルサメはどう違うのかと疑問に思った。
調べてみた。大まかに言って、ビーフンは米からできている。中国福建省辺りが発祥。中国南の辺りは、小麦粉があまりとれずコメが多く採れるところからライスヌードルが多く食べられている。中国では麺というと小麦粉から作られたものを一般的に指し、従ってビーフンは麺には分類されない。
片や、ハルサメは・・・。緑豆から作ったアジアの乾麺、となっている。ジャガイモ、サツマイモなどのでんぷんからもつくられる。発祥はやはり中国で生産は山東省龍口市、招遠市など。鎌倉時代に日本に伝わった。日本での主な生産地は奈良県。ビーフン、ハルサメ、いずれも小麦粉からできているわけではないようだ。
ところで、この緑豆というのが分からないので見てみると、何と日本では、ほとんどがもやしの原料として利用されているそうなのである。驚いたことにもやしとは、豆の芽と茎を食べる新芽野菜、発芽野菜のことで、言ってみれば豆のその状態のことを言うそうだ。てっきり、豆の名前かと思っていた。だから大ざっぱに言うと、カイワレ大根などももやしと捉えられるようなのだ。通常食べられているもやしの豆は、先程の緑豆や、ブラックマッペ、大豆などの3種類があげられる。関東では緑豆、大豆のものが好まれ、関西ではブラックマッペが好まれる。食感、味に違いがあるようだ。子供の頃食べたもやしと関東地方で食べるもやしの味が違うとずっと思っていて、時代とともに野菜の味が変わってきたからだと思っていたのだが、そもそも豆の品種が西と東で違ったという見方ができそうだ。こういうことに出くわすと、ほ~ぅっ!!!という気分になる。英語だとfuuuuuuuuummmmm!!!!!、か???