カッキーYAMA   akihiko tange

手始めに、日常的なことを気の向いたときに載せていくつもり。

天高く・・・  信州松本・・・

2009-10-23 | グルメ

天高く MogMogメタボ 馬肥ゆる
    
 横浜の空の、うろこ雲は天高く浮かんでいた。秋は深まりつつあるわけだが、風流は私にはあまり似合わない。かなり機能的にできた頭だからだ、と自分では思っている。そうでないときは寝ぼけているときだ。風流というより何はともあれ食欲の秋である。いずれ機能的とはあまり関係が無いのだった。
 馬肥ゆる、で馬の肉、つまり桜肉料理のことを思い出したのである。長野の松本に桜鍋を食べさせる料理屋がある。何軒かあるがどこも美味いらしい。あの辺りは桜肉の産地である。友人と二人で年の瀬も押し迫った頃、信州松本を旅し、山国の冬の寒さを楽しみつつ熱い鍋をつついたのだった。
 松本の街が私は好きである。歩いて丁度良いくらいに街が広がっている。歩いて街の骨格として意識されるのは、街の真ん中を流れる川だろう。川だから骨格としては柔らかで非直線的な軸である。後は城。これはもう城下町だからそうである。点とそれに付随する周辺として意識される。そして遠くに山並みが望める。歩いて丁度良いというのは旅人にとってというだけでなく、街の人々にとってもそうなのだろうと思う。私に道を教えてくれた若い女性は、かなりの距離を歩く私と同じ方向にやはりかなりの距離を歩くのであった。同じ方向に行くのを面白がっているようだった。そういう街なのだろうと思う。お年寄りものんびりと歩いている。
 車が無ければ成り立たぬ社会になったとはいえ、松本は歩くという身体感覚で捉えることのできる街である。縄手通りと呼ばれる川沿いの通りには旅人相手の土産物などを扱う店が立ち並ぶ。。私と友人はそこら一帯をぐるぐると健脚にあかせて歩き回った。川沿いの土産物通りも良いが、川から何本か筋を入った中町通りは、古くからの店が軒を連ねる通りで私たちはこの辺りも気に入り歩き回ったのであった。かつて私はこの近くをぶらつくうち偶然見つけた店でbluesのCDを買った事もあり、それはアタリのCDだった。そして歩いているとふと気付く事があるのだ。街の所どころに湧水の小さな水汲み場があるということに。いくらでも湧き出ていていくらでも汲める。街の人も夕暮れのいっ時に散歩がてらやって来てペットボトルなどに詰めている。喫茶店などをやっている人もコーヒーを入れる水を汲みに来ている。こういう光景に触れると、旅人相手ではなく街の人たちの中に水が生きているのだな、と実感するのである。川もしかり。その水場の水は名水に数えられるそうで、実際に飲んでみると空気の良さも手伝って実に美味いのであった。水の美味いところには基本的に美味い酒があるのは世の定説。美味い酒と熱い桜鍋で冬の夜を過ごしたのである。



 

               
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 H₂O この不思議なもの。水とも言う。水と言えばいいものを、ということではなく、いろいろな言い方があるのだ。雲にもなるし霧にもなるし、いろいろ形も変える。この文字をじっと見ているとOという字が消えてHが2個あるというイメージが浮かんできた。浮かんでこんでもいいのに浮かんできたのである。ラグビーのゴールに見えてきた。見えてこんでもいいのに見えてきた。うーん、今度また大学対抗戦の試合もあるし、チョー(ここは裏声で)メジャーの試合で、オールブラックスとワラビーズの試合もあるし・・・。それがどうしたの?と言われるとそれまでの話になってしまうのだが・・・

コメント
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