Akatsuki庵

後活(アトカツ)中!

鳥獣戯画

2015年05月02日 10時10分13秒 | 茶道具以外の展覧会
特別展『鳥獣戯画 京都 高山寺の至宝』
 前期:5月17日(日)まで 後期:5月19日(火)~6月7日(日)

長かった~ 疲れた~

年間パスポートの期限が5月1日だった。

だけど、4月28日が5連勤。

おまけに5月のシフトを見たら「遅番」。
これは変更してもらい、定時サッサで上野へダッシュ。

18:00にトーハクに到着。

あれ? 入口で待たずに入れた。

やはり金曜ナイトは穴場か?

と思ったけど、やはり甘かった。

それから、ウダウダと蛇行する行列に並ぶこと85分

19:25に鳥獣戯画 甲巻にたどり着いた。

見物時間、わずか3分足らず。

修復しただけあって、筆跡とかくっきり綺麗だなぁ。

サルや兎、カエルを描く筆のタッチが生き生きとして、
本当に楽しい。


たった3分だけど、至福の3分間。


金曜夜とはいえ閉館は20:00

あと30分。

えーいっ、もう仕方ない

とにかく、もう一つの行列へ。

移動時間2分で、丁、丙、乙の見物に並び始めたのが19:30。

この時点で待ち時間が「40分」。

まさか、8時で切られないよね。

明恵上人の肖像画とかほかの展示は諦めないとなぁ。

鳥獣戯画しか、見られないけど、仕方ないよなぁ。

とため息をつきながら並んでいたら、

館内放送が


混雑のため、平成館のみ8時の閉館を1時間延長して9時にします~


そして、20:00

急な決定だったので、やたら豪華な編曲の「蛍の光」が流れる中、丁巻の見物へ。

なんで? 乙からじゃないんだろう?って、思ったけどね。


丁巻は鎌倉時代だしね。
どこから見ても、甲巻の筆者とは違うし、そもそも人間だし。

でも、筆のタッチはおもしろい。より漫画的。

丙巻はねー、表裏に描かれていたのを剥がしているから
修復されたとはいえ、かなり痛々しい。

それでも、動物の戯画は甲巻のタッチを写したような、楽しい雰囲気。

人物画は「遊び」だなぁ。筆者はまさかコレが何百年も経ってから国の宝になるとは夢にも思わなかっただろうなぁ。

乙巻は四足の動物が多い。
スケッチブックみたい。

こちらの見物も数分あったかないか。

1時間延長になったおかげで、ほかの展示もゆっくり鑑賞できた。

明恵上人の肖像画、上にリスがいたとは知らなかった~ (わかりにくかったぁ)


不動明王像などの仏画を見て、本来はこういうのの下に描かれる動物であって、
その練習で描かれたのが鳥獣戯画だったろうなぁ。。。と思った。

まぁ、落書き帳だね。

それど、断簡も見ごたえあったなぁ。

中にはアメリカからの里帰りもあるしねぇ。


実は鳥獣戯画は7年前も見た。

※参考 2007年12月 『鳥獣戯画がやってきた』 サントリー美術館


もともとは昨秋に京都国立博物館で見物するつもりだった。
だけど、連日2時間待ち

京都まで行って2時間行列に並ぶのは時間がもったいなさすぎて
もともとトーハクの所蔵だし、トーハクにも巡回するのはわかっていたので、
あっさり諦めた。

結局、その京都の1回分が未使用のまま残り、パスポートは5回判子でUp。

まぁ、仕方ない。(やはり昨秋の正倉院展も諦めたこともあるし)


次は諦めないパスポートの使い方をしたいな。

と考えながら、1階のグッズ売り場へ。

いつもの2階のグッズ売り場は行列スペースになっていたからだ。
まだ並んでいる人がいた。
そこからだと70分待ち。

彼らが甲巻にたどり着いたのはおそらく10時近かったのではないだろうか。

グッズ売り場で買ったのは、クリアファイル。

待っている時間に妙なアドレナリン効果で、4枚計1,800円も遣ってしまった。

帰りに記念撮影。

夜モードにしていなかったから失敗してしまった。


後期は朝一番にしよう。

ちなみに招待券はGetしている。





★東京国立博物館バックナンバーリスト
2014年10月 日本国宝展
2014年10月 東アジアの華 陶磁名品展ほか平常展
2014年8月 台北故宮博物院展
2014年5月 キトラ古墳壁画
2014年4月 トーハク平常展
2014年4月 栄西と建仁寺
2014年2月 クリーブランド美術館展
2014年1月 博物館に初詣

2013年10月 京都
2013年8月 和洋の書
2013年5月 大神社展と本館総合文化展
2013年3月 総合文化展(園城寺と武蔵鐙の文)
2013年3月 王義之展と円空展
2013年1月 東洋館リニューアル
2013年1月 博物館に初詣

2012年11月 特別展『出雲 聖地の至宝』と総合文化展
2012年10月 『中国 王朝の至宝』展
2012年9月 「流れ圜悟)公開
2012年7月 総合文化展
2012年4月 『ボストン美術館 日本の至宝』展
2012年1月 総合文化展
2012年1月 『北京故宮博物院200選』展

2011年11月 特別展「法然と親鸞」と平常展
2011年7月 総合文化展 
2011年5月 特別展「写楽」
2011年2月 総合文化展と平山郁夫展
2011年1月 総合文化展

2010年10月 平常展
2010年8月 トーハクの茶室見学ツアー
2010年8月 『中国文明展』と本館平常展
2010年5月 特別展『細川家の至宝-珠玉の永青文庫コレクションー』(後期)
2010年4月 特別展『細川家の至宝 珠玉の永青文庫コレクション』(前期)
2010年3月 没後400年 特別展「長谷川等伯」

2009年11月 『皇室の名宝展2』
2009年8月 「染付-藍が彩るアジアの器-」
2009年1月 『妙心寺展』

2008年12月 平常展
2008年11月 『大琳派展』
2008年9月 特集陳列「茶人好みのデザイン~彦根更紗と景徳鎮」
2008年8月 『対決 巨匠たちの日本美術』
2008年1月 本館の平常展
2008年1月 陽明文庫創立70周年記念特別展「宮廷のみやび-近衞家1000年の名宝」

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