Akatsuki庵

後活(アトカツ)中!

「栄西」さんは「ようさい」さんと読む~

2014年04月11日 00時19分13秒 | 美術館・博物館etc.
☆東京国立博物館 サイト
 平成館
  『開山・栄西禅師 800年遠忌 特別展「栄西と建仁寺」』 ※5月18日(日)まで

ちょうど1年前~昨年4月も岡山で栄西展を見たっけ。→こちら

そのところはチョコチョコと被っていたけれど、
後はトーハク、建仁寺だけあって、展示されているものが豪華。

四つ頭茶会の空間を再現しているコーナーも贅沢。
映像の方も、じーーーぃと見つつ、「まだ行ってないなぁ」←4月は多忙なのヨ

九博の油滴天目も久しぶりに拝見できた。

栄西の足跡をしのぶ点においては「安」銘天目(福岡の聖福寺蔵)。
それと漢柿蔕茶入。(京都の高山寺蔵)。

いずれも南宋時代のもの。 しぶいなぁ。

喫茶養生記の筆書版、もしかしたら初めて拝見したかも。

どうもね、実朝との関わりが印象的だけど、
もともとは北条政子、それと源頼家の庇護あってのこと。

そこら辺は認識をしとかないとな、と思ってしまった。

建仁寺ゆかりの僧たち~
茶道文化検定の勉強で覚えた名前が出てきて、頭がクラクラ。

建仁寺ゆかりの名宝~
香炉釜、鉄風炉がさすがの古めかしさ、そして立派さ。
 (他は割愛)

第2展示室へ入ると、もう好きな絵を見るのみ。

襖からへっぱがした襖絵。海北友松の雲龍図。
あまりのダイナミックさに、椅子に座って、しばしボーーーっと眺めていた。

建仁寺には複製が襖絵としてはめ込まれている部屋がある?

以前、訪れた時は気がつかなかったなぁ。
複製でよいから、あるべき場所でじっくり眺めたいと思った。

海北友松って、あんまし好きじゃなかったけれど、見直した。

疲れて、後はスルーでいっか、、、と思ったら、
長谷川等伯があったり、
伊藤若冲だったり←これは両足院で見た!
長沢芦雪に白隠も。

で、やっぱりスルーはできなくて、
疲れた頭で鑑賞する。 やっぱりいいなぁ。

そして、ラストに風神雷神図。

サインがないのに、誰も疑わない俵屋宗達筆。

風神の顔が、、、こんなんだったっけ?

最近は光琳の風神雷神図を見慣れているせいか、
ボーーーっと色遣いが「ん?」と違和感だった。

本館では光琳の風神雷神図も展示中で、
見比べて「やっぱ、光琳のハッキリした構図がすっきりする」とも感じた。

ただ、雷神の白さは宗達の方が好ましい。


四つ頭茶会は今年も行けないけれど、
建仁寺には再訪したい。


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