Akatsuki庵

後活(アトカツ)中!

長谷川等伯

2010年03月04日 00時00分52秒 | 美術館・博物館etc.
没後400年 特別展「長谷川等伯」
東京国立博物館平成館 3月22日(月・休)まで

安土桃山時代に活躍した絵師、長谷川等伯の展覧会。
狩野永徳のライバル? 狩野派との激しい競争は以前、日曜美術館で観た。
等伯の絵も、あちこちでよく観ているからねぇ。
大徳寺三門の金毛閣の天井画も見たことあるもん
その場で「等伯が画いた」と聞かされ、
えッイメージがちゃうがなぁとしげしげと頭上を見上げた。
巨大な竜は確かに狩野派の画く竜とは違うけど、等伯とは~。
と意外な印象を持ったことを数年経った今でも覚えている。
でも、ワタシ自身はおサルの絵が好き

ワタシのお目当ては千利休像(重要文化財)。
資料なんかで「千利休」といえば、等伯が描いた肖像画が紹介される。
写し(?)もたくさんあり、茶名の引継ぎの茶事には社中の床に必ず掛けられている。

実物を観たのは、初めて?(もしかすると1990年3月の利休四百回忌展で観た、かも)
「おぉ。これか~」って、ちょっと感動。

所蔵は表千家不審庵なので、なかなかお目にかかれない。
次の再会はいつになるのかなぁ。

そのほかは最後に鑑賞した国宝「松林図屏風」が印象的。
観るのは2度目なんだけど、仏画、屏風絵、襖絵など華麗な絵を観た後での
幻想的な松林の水墨画。
シブイっ

等伯の激動の人生とその果ての境地が見事に集約されているなぁ。
というか、ただただ迫力に圧倒された。

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