Akatsuki庵

後活(アトカツ)中!

東京国立博物館

2008年12月11日 00時14分56秒 | 美術館・博物館etc.
 特別展はやっていないのだけど、本館の平常展と東洋館へ。
 本館2階第4室「茶に遊ぶ」は利休ゆかりの展示が多いような?
 竹花入 銘『園城寺』
 古田織部宛の消息『武蔵鐙の文』
 長次郎作の黒楽茶碗『尼寺』
 所持と伝わる信楽の一重口水指 銘『柴庵』
 在判の黒漆棗 etc.
 いずれも、前に観たことはあったが、観る度に印象が深くなってくる。
 利休関係以外では『有楽井戸』。
 これも5月に観たが、改めてみると井戸茶碗にしてはスッキリとクセがない。
 『細川井戸』の方が迫力はあるけど、やさしい感じがしていい。
 武野紹旛作の竹茶杓、芦屋の霰釜も重厚感あり。

 1階の陶磁器は前回紹介(11/3)しているので省略。
 東洋館もだいたい同じだけど、漆工は屈輪(ぐり)の天目台と盆が出ていた。
 これがなかなかの見応え。
 アジアの陶磁器はタイのスワンカローク窯(宋胡録)
 そして、ベトナムの染付
 中国の景徳鎮窯が周辺各地の陶磁器に大きな影響を及ぼしたことがわかる。
 (でも、それを吸収した技量は伊万里の方が数段上?)

 東博も特別展とセットと観ると慌しいけれど、平常展だけじっくり観るのも悪くないョ。 
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