Akatsuki庵

後活(アトカツ)中!

東博の平常展

2008年01月20日 12時07分36秒 | 美術館・博物館etc.
東京国立博物館へは大概、平成館の特別展を観賞しに訪れているのだが、約4年前に友人から本館(平常展=常設展)の楽しみ方を教えてもらって以来、時間に余裕がある時はなるべく立ち寄るようにしている。
平成館で入場制限がかかる時でも、本館に行くと先ほどの大混雑がウソのように閑散としている場合が多い。
東博そのものが広くて、人が分散しているのかもしれないが。
とにかく、特別展だけで帰ってしまうのは、とてもモッタイナイ!

本館の2階の第4室は「茶の美術」の部屋。
利休作の竹花入、銘「園城寺」もここで何度も遭遇した。(←今回は展示していないけど)
今回の展覧でよかったのは、備前の耳付水指・銘『龍田川』、京釜の野溝釜、佐野井戸、渡辺喜三郎先の漆のお椀。
※これらの展示は4月6日まで

他の部屋にも茶道具が展示してある。
同じく2階の第8室「暮らしの調度(安土桃山・江戸)にも少し関係するものがあるし、1回の第13室「陶磁」には仁清や道八の茶碗、水指、茶壺が並んでいるし、信楽・丹波・備前・美濃といった古陶も出ている。
また今回は長次郎の銘「尼寺」が出品されていた。
※これらの展示は3月30日まで

今回は茶道具に関係するものはなかったが、隣の第14室「漆工」もなかなか見応えがある。

そして、企画展示室も興味深い。
先日訪れた時は「子年に長寿を祝う」と観た。
直接、茶道には関係しないが、参考になることもある。
国宝室では「松林図屏風」(長谷川等伯筆)も観ることができた。
※1月14日で展示終了。

他には東洋館でアジアの陶磁器が観賞できる。
(ただし、展示替えはしていないみたい)

というわけで、1回行けば、かなり楽しめるのが東博の魅力。
http://www.tnm.jp/jp


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