Akatsuki庵

後活(アトカツ)中!

行之行台子

2012年06月19日 00時00分36秒 | 稽古の備忘録
日曜日の夜、月謝の姉弟子さんにメール
(予め伝えてはいたけど)振替稽古に参加する旨と課目の問い合わせ。
折り返し返信「行台子をやります」とのこと。

稽古日誌をめくると風炉の行台子は2009年9月にやったのが直近
ノートをチラチラ見ながら、イメトレ予習。
途中で眠るも、目が覚めるとまたイメトレ~
朝起きても続き

亡き先生は入院していた先のベットにて、真台子をイメトレしてると最後に会った時におっしゃっていた。

二度繰り返しても眠くならないの
米寿を過ぎて、死期も悟って、もう点前など望むべくもないのがわかっている中で
点前のイメトレをしながら病と闘っていたんだなぁ。

と今更ながら考える。

自分のイメトレはそれこそ付け焼き刃もイメトレだけど、点前に臨むためのもの。
大事に稽古しようと稽古場へ向かう道すがらに思った。

竹台子を組み立てたり、唐銅の風炉の灰形作るなど準備時間も考慮し、1時間早く到着。
幸い、灰形は金曜日の方が作ってらしたので、それを使わせていただく。

化粧灰を撒いて、水の卦を書く。
消炭ではなく三炭を熾しつつ、同時進行で湯を沸かす。

道具部屋から竹台子の箱を出してきて組み立て点前座へ。
風炉を据え、コンロから三炭を下ろして風炉に入れる。
ヤカンの湯も沸騰したので、釜に注ぎいれて風炉にかける。

それから、一重口の水指や杓立、八卦盆など諸々の準備をしていたら姉弟子さん到着。
「早かったのねぇ」とおっしゃりつつ、お炭を組んでくださった。

他の方もいらして、稽古が始まった。

台子の炭手前はもう一人の方に譲って見学。
続いて、3年ぶりの行之行台子をさせていただく。

予習の甲斐あって、順番は問題なし。
イメトレでは再現できない、道具の通り道とか細かい手の感覚を点検した。

茶巾で茶碗を清める手に注意が入った。
「社中を移ったお弟子さんが注意されたんですって

 自分では無意識にやってる“つもり”だったけど、客観的にはそう見えないみたい
意識してやらないとね。

他はねー。
灰形の先生がいらっしゃったら、きっと「点前は順番だけ出来たらいいってもんじゃないのヨ
って言うだろうなぁ
とりあえず、ノートの誤植とか書き間違えを修正しておこっと

スムーズに終わって、まだ11時半だったのでもう一人の方も行台子を稽古された。

お菓子は「藻の花」。

昼食を摂って後片付けして、終わり。
竹台子を解体する時に、姉弟子さんが何かおっしゃっていたのが聞こえてきたので、
「あの~。もしかして、組み立て方間違ってました?」と伺ったら、「合ってるわ」
よかった
もう一人の方に竹の柱について解説されているのを復習がてら横で聴いた。

「今日は早く終わってよかったわぁ~」とおっしゃる皆さんを見送って、風炉に向かった。

(続きはまた明日)

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【参考】
前回の風炉の行台子稽古 2009年9月
前々回の風炉の行台子 2009年6月

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