クリスマスローズは学名ヘレボルスともいいい、クリスマスの頃に咲くヘレボルス・ニゲルをクリスマスローズという。
日本ではヘレボルスを総称して、クリスマスローズと呼んでいるがこれらは概ね春に開花する。
海の中道公園のナノハナは、寒さのせいですっかり花開く時期を間違ってまだ眠っている。
そろそろクリスマスローズが、咲き始める頃だろうと思って行ってみた。
土の中から頭をもたげたのが多かったが、なかには季節を間違えずにちゃんと花開いているのもいた。
彼らはシャイなのかほとんどが下を向き、折角咲いた花を見せようとはしない。
花びらにみえるのはガクなので、比較的長い間可愛い姿を見せてくれる。
それではと意地になったわけでもないのだが、広角レンズであおるように撮る。
やめてやめてよと、恥じらいの声を上げるかと思うのだが絶対に葉や花には触れない。
美しい花ほど気を付けなければひどい目にあう。別に体験して身に染みているから言っているわけではない。
クリスマスローズは、見かけのシャイさによらず怖い花なのである。
厳しい寒さが続いた今年は、梅の開花も随分と遅れ気味である。
世界遺産に指定された宗像大社の近くに、空海ゆかりの真言宗鎮国寺というお寺がある。
宗像大社の近くの小い丘の上に建立されてから、１２００年余の間世のうつろいを見守っている。
ここにある淡紅梅は、例年だと1月の末には見ごろを迎える。
今年は例年になく開花遅く、２、３週間は見頃を迎えるのが遅れている。
咲き始めると全体的に赤みを帯びた花を見ることができる。今年は今週末頃から見頃を迎えそうである。
福岡でも春一番が吹いた。立春から春分までに吹く７～８ｍの強い南風をさすらしい。
あの寒さは何だったんだというように、気温が上昇し青空と体が緩みそうな程の温かい日だった。
ヤブツバキやマンサクの黄色い花もほころび、雪の中からフクジュソウが黄色い蕾を見せていた。
厳し寒さが続いたせいもあって、太宰府天満宮の飛梅もやっと開花したとテレビが言っていた。
昨年は、１２月末には開花したというからかなり遅れている。
急いで春が来ることもないが、桜の開花は例年並みといわれているので、今年は一斉に花が開く爛漫の春が楽しみである。
