おうどうもん(Oudoumon People of Hakata)

福岡周辺における祭りや四季の移ろいを・・・・・・

2018 雪が舞い散るサル山 2 《福岡市中央区福岡市動物園》

2018年02月06日 07時00分06秒 | 日記

 

福岡市のなかでも一等地の高台にある福岡市動植物園は、これまでも郊外移転拡充の話が浮かんでは消えていった。

動物たちは地価からいえば、高級住宅地に住んでいることになる。

動物保護の観点から動物の手配がままならなくなり、園そのものが縮小傾向をたどっていくに運命にある。

主がいなくなったゴリラ舎等、人間同様空き家が増えている。

サル山のサルたちは雪が舞い散る中、身を寄せ合って暮らしていた。

哺乳動物にみられるマウンティングがみれた、サルの世界も厳しい序列がある。

時折、キーキーと甲高い声を出し群れが、狭いサル山を駆け巡っていく。

岩屋の穴倉で老猿がうずくまり、ひっそりとこちらを眺めていた。

孤独が好きなのか、ただ舞っている雪を、誰にも邪魔されず眺めたかったのかはわからない。