筥崎宮は箱崎八幡宮ともいわれ、宇佐、石清水八幡宮と並んで日本三大八幡宮の一つである。
元寇の折りに戦火にあいはしたものの神風が吹き国難を救ったことから、
武運長久を願う戦国武将による加護のもと発展してきたといわれている。
正月の初詣で賑わう箱崎宮で正月3日奇祭玉取り祭(玉せせり)が行われる。
陰陽二つの玉(男玉、女玉)を締め込み一つの男たちが奪い合う。
午後1時から神事が始まり、杉の木で作られた2つの玉を
一木家、山口家という代々受け継がれた両家の代表が、洗い清めこれになたね油を塗る。
陰陽二つの玉は、250mほど離れた恵比寿神社に運ばれ男玉がせられる。
まずは子供たちが丘組、浜組に分かれ玉を取り合う。
神社の参道に男たちのふんどし一つの姿が見えるのは、2時を回る頃になる。