コスモスに限らず最近では、さまざまな花の品種改良が進み多様な花を見ることができるようになった。
コスモスといえばピンク色が見慣れた色だが、濃ゆい赤色や花弁が筒状になったものもある。
メキシコ原産のコスモスは、支配国であったスペインに渡り明治に入って日本に定着したといわれている。
痩せた土地にも花を咲かせるので、休耕田などの遊休地がコスモス畑となって観光地化している。
半面、外来種であることに変わりはなく、日本の固有種を脅かすことにもつながっている。
観賞用として導入されたオオキンケイギクは、繁殖力が強く在来種を脅かすために特定外来生物に指定され駆除されている。
植物も動物も人間の欲望で日本の地を踏み、勢力を伸ばすと忌み嫌われ追われる身となり勝手な人間に振り回される。