家の近くの海沿いに、そこだけけこんもりと盛り上がったような小高い丘がある。
見晴らしがよいので当然のようにその昔城があったところである。
今では城址のような遺構は、わずかばかり残っているが由緒が書かれた説明板を見ないと
城があったとは気づかないようなところである。
今では神社があり、秋の初めから椎の実が参道に散らばっている。
今年は例年になく多く落ちている。
ひところまでは、博多の放生会で必ずいい場所に陣取っていた椎の実売り
最近はとんと見ることがなくなった。
椎の実を食べることもなくなったのだろうが、赤い鳥居の下のでもうすぐ冬だと知らせてくれるだけになった。