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日常あるいは平穏な日々

日々思う事をつれづれなるままに書いていこうと思います。

北斎展

2005年12月05日 | 芸術&文化
に行ってきました。美術館前に着いたのは、1:30頃。
ところが、門の所で聞こえる不吉な台詞
「本日、大変混みあっているため、ただいま、整理券を配布しております。」
なんですと!?
整理券を受け取ると 15:00~
ガーン!
後、1時間以上も待つのかよ!
という事で、一路、浅草へ。
仲見世通りを通って、お店を見てまわる。
色々と面白そうなものもあったが、19時まで開いてる店が多いようなので、
結局、買わずに帰ってくる。
絵を見てから、また来よう。(これが失敗の元)

美術館に戻って、入り口に列ぶと、後ろからオジサンが話しかけてきた
オジサン「15時を5分程過ぎてるけど、大丈夫ですよね?」
俺   「大丈夫じゃ無いですか?チケット持ってるんだし、入場拒否されるいわれは無いですよ。」
オジサン「そうですよね。大きい顔して、入って行きましょう!」
俺   「いや、顔は小さい方が良いんですよ。」
オジサン「‥‥‥」

聞くところによると、このオジサン、美術館の後援会員らしく、チケットレス(恐らく、会員証か何か)で、入場するとの事。なるほど、そういう人も見に来たりするんだねぇ。格言う俺は、友人から譲り受けたチケットでもって、入場です。
Y氏、ありがとう!

さて入場。
北斎と言えば、木版画。でも意外と、肉筆による絵画作品も、
多く残しています。
中でも「来燕帰雁図」「扇面散図」「富士越龍図」は、感涙ものだった。

500点以上もの作品の展示を見て美術館を出たのは、18:00過ぎ!
凄い。人混みの中を3時間くらい見てたって事だ。
そりゃ途中、疲れて眠くもなるわ(^^;
いや、ほんと、途中疲れ過ぎて、膝から崩れそうになったし!(笑)

という事で、浅草での買い物も、この時点で断念。
帰途につきましたとさ、ちゃんちゃん。

最後に、もう少しだけ北斎について。
俺も北斎については、ほとんど忘れていたのだけど、
北斎という名前は、一時期使ったペンネームみたいなもの(「号」と言う)で、
90歳で亡くなるまでの間に、北斎は30回程も号を換えている。
そして、死ぬまで、ひたすら多くの作品を残し、その数、
数万点とも言われています。
特に版画は、一つの版から、同じ作品が複数できるため、
現存している数が多く、今でも北斎の作品の多くを楽しめる、
というわけです。

しかし、それだけ号を変えていて、何故、
北斎の名が、後世に親しまれたのか?
何故だろう?

作品について
北斎は、平面的な浮世絵に、西洋の絵画の技術、
遠近法などを、巧みに取り入れた人でもあり、
ある意味、日本の絵画の世界に革命を起こした人でもあったんですね。
小説の挿絵なんかも書いていて、馬琴の作品の挿絵もしていたようです。
今で言う漫画も、多く書き残しています。
非常に簡素な線で書き上げられた、楽しげな絵には、
飾るところが、一切ありません。
そんなところに、北斎という人の一面を、垣間見る事が出来たような気がしました。


葛飾北斎について
http://www.tv-tokyo.co.jp/kyojin/picture/040814.htm
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%91%9B%E9%A3%BE%E5%8C%97%E6%96%8E

レオナルド・ダ・ヴィンチ展

2005年11月14日 | 芸術&文化
というわけで、レオナルド・ダ・ヴィンチ展の話。
レオナルド・ダビンチ展と言っても、手稿の展示。
手稿っていうのは、いわゆる雑記帳?
ダビンチが書きためたものである。

しかし、レオナルド・ダ・ヴィンチ、本当に天才。
結局、彼が、あそこまで色々な事、自然の摂理とか、そういうものを知ろうとしたのは、より真に迫る絵画を描きたかったからなんだという事だったんですね。

ちなみにこの手稿「レスター手稿」と言って、その昔は、英国貴族のレスター卿が所持していた事から名付けられたものらしい。現在は、MSの会長、ビル・ゲイツ氏が所有との事。唸る程ある金に任せて買ったのかな?とか思ったり(^^;

この手の手稿は、他にも存在するらしいが、全て、美術館などの国の施設に保管され、ほとんど見る事が出来ないらしく、この「レスター手稿」は、唯一の個人所有の手稿との事。しかも、年に1度、1ヶ国でのみ公開が許されるものとの事で、非常に貴重。その為か、展示も、非常に厳戒な管理の下に行われ、ほとんど暗闇の中での展示である。展示されたA3程度のサイズの紙、数十枚、その一枚一枚が別々にガラスケースに入れられて展示されているのだが、それぞれのガラスケースが1分間隔で、ライトが点いたり消えたり‥‥。
本を、めちゃめちゃ大切にする私には、良く分かるのだが、紙というのは、非常にデリケートで、簡単に焼けてしまう。そして、焼けると脆くなる。という事で、それらの影響を極力抑える為に、あんな展示の仕方をしているのですね。まぁ、なんてったって世紀の天才、レオナルド・ダ・ヴィンチの直筆の手稿なんだから、それくらい厳重でも、当然か、って感じです。

ちなみに私が思う天才は3人居て、
レオナルド・ダ・ヴィンチ
アイザック・ニュートン
アイン・シュタイン
である。
という事で、最近、物理の歴史についても興味あるのでした。

ゴッホ展

2005年05月22日 | 芸術&文化
を見に行った。
最終日という事もあってか、現場は、長蛇の列!
最後尾の看板には、110分待ちの文字 orz
これが友人達の行ったのでなければ、途中で帰りそうな勢いである。
実際、500m近くの列だったと思われるが、80分待ちくらいで入場できた。

入場後も大変である。なにせ、それだけ列を成していたのだから、会場内も大混雑!
間近で見ようにも、中々絵に迫れない状況なのである。
それでも、人の間を縫うようにして、少しづつ前に進みながら、絵を鑑賞していく。

飾られている絵は、ゴッホの絵だけで無く、ゴッホに縁のある画家の絵、
モネやミレーなどの絵も飾られており、見応え十分だった。

ちなみに私がゴッホに持つ印象は、やっぱり、油絵の具の形をキャンパスに残す画法。
絵の具がキャンパスの上で、立体を成しているのである。
こういう絵を見ると、う~ん、ゴッホだ!
と思う。

非常に眼福でありました。
でも、やっぱりミュシャが好き(^^;

伝統工芸品

2005年02月06日 | 芸術&文化
今日、サークルの仲間6人と、上野で寿司を食べた。
そこの寿司屋、なんと、1050円で食べ放題である。
その代わり、まぁ、味は、それなりであるわけだが(^^;
大食漢の人には、良いと思われる。

さて、その後、何処かに行こうかと思っていたのだが、思いの外人数が揃わず、解散と相成った。
折角、上野まで出てきて、そのまま帰るのも忍ばれたが、とくに一人でやりたい事も無かったので、帰途についたのだが、池袋で、伝統工芸品展が開かれているというポスターをを見つけ、多少の思案の末、開催場所である東武デパートに足を運ぶ事にした。

陶器、磁器、筆、ガラス、銀器、漆器、刃物、紙、鋳物、木工品、などなど。
もちろん、全ての良さが分かるわけでは無いが、それでもやっぱり、本物の持つ美しさが随所から感じられ、非常に眼福であった。特に、個人的な好みとして、江戸切り子、東京銀器、刃物は見ていて良かったし、他にも漆器や紙細工も良かった。
欲しいものは山ほどあったが、予算も無いので、木製のペーパーナイフと、ぐい飲みを2つ買っただけに思いとどまったが、1万円の扇子が欲しくて欲しくて‥‥。
近々、予算を確保して、もう少し他にも何かを買いたいなぁ。