あじさい物語

七色の紫陽花のような日々の心模様
       

「八丈太鼓」「泣いた牛」を読了

2012-02-04 21:39:39 | Weblog
うるうる先生が送ってくださった「八丈太鼓」と「泣いた牛」を読みました。高橋文子さんの詩と物語。
読んだあと、なんか、しんみりと余韻に浸る。

「ほんとだったらいいのにな」の詩には「菜の花」と「蝶」が出てきて、また嬉しい。
「蝶」は母だと思っている私だから。
だから、私の名刺には菜の花と蝶が載っている。

温かい家族、かつての遊び、うるうる先生のことかと思われる詩「出会い」と「別れ」も?
そして、今、パーキンソン病と闘いながら「選ばれた私だから」という詩を書く高橋さん。「わけぎ」もいい。あれもこれもいい。元気をもらう。
やさしいなあ。
詩ってわけのわからないものもあるけど(私の読解不足なのか読んでいてなんだろうという詩にも出会ったことがあるけど)高橋さんの詩は心に響く。私は好き。
このまえ、そごうで読んだ金子みすずの詩のように。
いいなあ・・・。
短い文に心を感じる詩って最高です。

「泣いた牛」
牛のきれいな目を思い出した。今も元気でいればなあと思う。
KIDを飼っていれば動物の気持ちが痛いほどわかる。
八丈小島って知らなかった。ごめんなさい。
でも、そこでの生活が本当にうらやましいくらいにいい。あったかい。

私のふるさとは指宿。やはり、2月だったか、3月だったか、のりをとり、袋がなかったので、母の手作りの上着を脱いで、それにのりをいれて、持って帰った。母がおすましにしてくれた。そのおいしかったこと。

台風のこともよくわかった。指宿もものすごい台風がきていたもの。板も打ち付けていた。家も揺れた。風がすごかった。おきていると怖いから、蚊帳の中で寝ようとした・・・でも、台風一過のあの青空は本当にすばらしかったのだ。
そして、近くにあった椿の木を思い出しながら、読み進んだ。
椿の花、落ちたさま、ピンク・・・懐かしき思い出。

高橋さんの本と出会ったのも何かのご縁かと思う。

のり、台風、椿、牛(牛も近くにいた)・・・高橋さんの素敵な経験の本をよみながら、自分の過去を思い出し、自分がまたいとおしくなり、親や育ててくださった方々に感謝し、懸命に生きなきゃと思えてくる。

高橋さん、素敵なご家族だったんだなと思う。
ありがとうです。

送ってくださったうるうる先生に感謝です。

よろしかったら、皆様もお読みくださいね。

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2 コメント

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感激でーす (かっちゃん)
2012-02-06 20:29:20
すばらしい感想をいただき感激です。ありがとうございます。文子も喜んでいます。
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ありがとうございます (菜の花(あじさい))
2012-02-06 20:59:09
こちらが「ありがとうございます」です。
心があったかくなる詩集、本に出会えました。また、こうしてコメントをいただけて、恐縮しております。
八丈小島、どうして全員が離島…?不思議でした。八丈小島、素敵なふるさとですね。わが長女は八丈島には行ったことがあるようです。
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