今回は岡山市からの御依頼。。。
W124 300TEのエアコンリレーのO/H。。。
エンジン始動→エアコンON後。。。→直ぐにエアコンコンプレッサークラッチがOFFになってエアコンが勝手に切れてそのまま。→エンジン再始動で再びエアコンはONになるが再びエアコンが勝手に切れる。の繰り返しと言う症状。。。
毒車の定番故障ですな。。。殆どはこのエアコンリレーのトラブルです。
KEやモトロニック車はエアコンリレー。LH車はGMモジュール。。。
何れもO/Hで大抵は修復が可能です。
1990年代半ば迄採用されていた片面基盤。。。
更に酸化と割れが定番のエコ半田を基盤上から吸引除去の上で打ち直ししながら実装部品の交換作業。。。
IC信号増幅回路の電解コンデンサーはJAPANの車載用規格の耐熱仕様のモノに変更して信頼性の向上。。。
電磁式のA/Cコンプレッサーリレーは無接点化の為撤去。。。
実装部品の交換と無接点基盤への変更を終えた図。。。
基盤裏の半田も全てJAPAN製に打ち替えてこの時代の基盤によくある半田割れや半田の脱落による回路断裂を抑止。
又、経年劣化なりの基盤パターンの剥離箇所も補修を加えて再コーティング。。。
コレにてコート剤の自然乾燥を待ってケースと合体して岡山市にお帰りで御座居ます。。。
さて、ウチの本業とは違いますけどちょっと変わった仕事。。。
広島県の友人からの個人的な御依頼。。。
日産ステージアの速度計修理。。。
速度計コイルが破損と言う実に不可解な故障。。。
コイルをドナーメーターから移植してメーター針のゼロ位置調整。。。
やっぱり毒車の基盤よりもJAPAN製基盤の方が半田の質も良いし仕上げが丁寧ですな。。。(笑)
さて、此方も組み立てて広島県三原市に出荷です。。。🤗
因みに電装ユニット専門の弊社ではメーカー供給終了品のユニットにあっては極力修理、改良にて対応しています。。。