チョコな奴

チョコはチョコでも卵巣チョコレート嚢胞から命名。すっかり体調も戻りブログに趣味のことなど書きたくなってきた今日この頃…

日光湯元雪まつり

2007-03-03 23:03:27 | 
先週末2月24日から25日、奥日光湯元の雪まつり、雪上探検ツアーに参加するために日光を訪れた。

JRと東武のコラボ電車、朝7時12分発の新宿発日光1号に乗って、まずはJRの線路をひた走る。その後、栗橋の駅は停車駅ではないものの停車。JRから東武の線路に入るため、運転手、車掌の交代がある。あっという間に東武日光駅へ。朝9時8分に到着。普段なら仕事の始まる時刻。最初の計画では戦場ヶ原で軽くスノーシューの予定だったのだが、疲れていたために急遽電車の中でみた「明智ミステリーツアー」の参加に変更。

冬の日光は温泉だけではなくたくさんのイベントが行われている。この「明智ミステリーツアー」も時期限定のツアーであるが、ガイド料は旅館組合がサポートしているらしく、東照宮の入場料1300円のみで、とってもリーズナブル。まずは輪王寺三仏堂前に集合。みのもんた似のガイドさん登場でツアーの概要を説明してくれる。近年の研究により、明智光秀は農民の竹やりによって死亡していたというのがどうも不自然で、生き延びたのではないか、そして天台宗とかかわりの深かった光秀は僧侶となって、その後、徳川家の陰陽師として活躍したのではないかという説を探っていくというもの。ガイドさんはひとつの説、ミステリーであるということを強調していた。天海のことばかりでなく、東照宮の数々の不思議を説明してくれた名物ガイドさん、覚えきれないほどたくさん説明してくれ、10時半から1時過ぎまで寒さのなかではあったが、とても楽しいツアーであった。東照宮は何度も訪れているが、今までで一番勉強になった。

さて、1時過ぎにツアーが終わったので、神橋まで戻り、昼食後バスに乗車、湯元温泉へ。予想に反し、バスはわずかな空席を残しいっぱい。なんとか座れたが、もっと先のバス停から乗った人は補助席になった。日光市内には雪はまったくみられず、いろは坂もほとんどなし。中禅寺湖に来てやっと雪が少しある程度。戦場ヶ原に雪はあるものの道路にはまったく雪はなかった。終点、湯元でも道路には除雪されているためか、雪はなかった。ちょうど宿のバスが迎えにきていたため、すんなり旅館へ。

今回は休暇村。湯の湖を望むリーズナブルで大人気な公共の宿。チェックイン後、温泉い入るが白濁のとってもいいお湯。露天風呂は外が寒いためかお湯の温度も低くてとても長くはいれてグッド。

雪まつりの一環として、夕方から週末のみ灯ろうが飾られているということで、夕方前に散歩をしたが、路面が凍っていてけっこう怖かった。早めに出かけたせいか人は少なかった。夜になると気温が下がり、路面は凍りけっこうたいへんなお散歩。そそくさと宿に戻り、夕食をいただく。野菜中心のとってもヘルシーな夕食だった。季節はずれの鮎の塩焼きは???だけどまあ許しましょう。別料金で湯葉懐石にも変更できるようだ。そちらは一転、豪華らしい。早めの就寝。

翌日の朝食はバイキング。和洋折衷で種類も多くて大満足。いよいよお待ちかねの雪上探検ツアー。まずは湯の湖レストハウスで受付を済ませる。レンタルスノーシューとストックを借りて待機。どうやら東京新聞、東京中日スポーツがスポンサーについているらしく、旗がはためいていた。9時15分から開会式、栃木弁の開花宣言を聞いて各グループのガイドさんの簡単な説明を聞く。今回は石楠花平コースに参加。ガイドは日光自然博物館のスタッフで奥日光の自然のエキスパートのおにいさん、お姉さんたちだ。

鳥の鳴声から鳥を限定し、木の皮の削り跡から動物を特定し、足跡からは動物名と状況まで特定するという、私たち素人からみたら神業のような説明がとても楽しかった。自分たちだけで出かけていたら、ただ、景色が綺麗とみているだけで、後はガシガシと汗を掻きながら歩いてしまうところだった。ガイドさんのおかげで、説明を聞きながら、のんびりと歩く。心にも体にも、とてもやさしいスノーシューツアー。説明がきちんと聞けるように15人前後をひとグループとしてくれているところも、とても好感がもてた。

頂上の石楠花平は金精道路(冬季閉鎖)の上にあるのだが、通常ガードレールなど見えないほど雪が積もるらしいが、今年は雪が少なくガードレールの頭が少し見えている。気温もマイナスにはなっていなかったような。そんなわけで昼食休憩の石楠花平でも思い思いに持参した昼食でみなのんびりとピクニックを楽しんでいた。帰路は金精道路を下り、湯畑で滑り台をして下っていった。終点の湯の湖レストハウスでは、温かな豚汁と甘酒、お汁粉の接待。まったくいたれりつくせりである。これで、参加料500円(湯元宿泊者)スノーシューレンタル500円。たったの1000円である。なんだか申し訳ない気持ちでいっぱいになる。帰りがけにはたくさんのボランティアと思える方々が「また来年もお越しください」と声をかけてくれた。

帰路のバスの時間もあることから宿に戻り、そそくさと温泉で体を温め、あわててバス停へ。バスはやはりけっこうな人。暖かな空気の中、日光駅へと戻る。当然爆睡。

この時間なら余裕で都心に戻れると思ったら、が~ん、なんと東武特急は夜7時台まで満席だ。特急は全席指定のため1時間に1本の快速しか利用できない。それも直前に出たばっかり。しかたがないので、JR日光駅へ。徒歩5分ぐらいなのだけど、JRの駅は驚くほど閑散としていた。宇都宮で乗り換え、新幹線には乗らずに快速ラビット号で帰宅。

冬の日光はイベントがたくさんあり、予想以上に活気のある観光地になっていた。ミステリーツアー、雪上探検ツアーと盛りだくさん。とても楽しい休日だった。




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