チョコな奴

チョコはチョコでも卵巣チョコレート嚢胞から命名。すっかり体調も戻りブログに趣味のことなど書きたくなってきた今日この頃…

定期健診

2007-07-10 23:26:31 | 子宮内膜症
今日の午後、久々に大病院で子宮内膜症の定期検査を受けてきた。

2時の予約だったが、ちょっと時間を過ぎてしまった。そのせいなのか、中途半端な時間だからなのか、なかなか呼ばれない。20分ほど待つと、いきなり中待合室の方角から私の名前が。そのとたんにポケベルが鳴り出した。

時々こういう先生がいるんだよね~。大病院のシステムとしては、ポケベルが鳴ったら患者さんは中待合室で待つ。その後、診察室から呼ばれるはずなのだ。しかたなく、あわてて診察室に駆け込む。

初めてみる女医先生。名札をしていらっしゃるらしいが、隠れていてぜんぜん見えない。とりあえず、1年半前に右卵巣を取ったことを確認。変わったことはありませんかといわれたが特にないので、前回の生理の日のみ報告。では、内診しましょうといわれ、内診室へ。

いつものように看護師さんに、生年月日で本人確認をされ、内診台に上る。先生が来て、今日はエコー検査だけと言われた。無言で診察終了。

その後、中待合室で待ったのだが、いつもすぐに呼ばれるのに今日に限って20分ほど待たされた。昼食をとる時間がなかったので、いらいらしたせいか、30分待って呼ばれなかったら、絶対に看護師さんに言うんだもんね~と落ち着きなく待つ。

やっと呼ばれて、子宮筋腺症は特に変化なし、残った左卵巣に1.5cmほどの内膜症性らしいものが写っているという。過去の記録には特になかったようだ。ただし、一時的にできるものかもしれないし、たとえ、常態化していたとしても1.5cmだったら経過観察ということで、3ヵ月後にまた定期検査に来るように言われて終了。

ここのところ、暑さと湿気とクーラーのせいで、なんとなくお腹が張って痛かった。やはり女の子は暖めていないとね。股上の浅いパンツをはいている女の子が、ちょっとかがんだ隙から背中が見えることがよくあるんだけど、お腹冷えないのかな~と心配になる。まあ、人のこと心配している暇はないんだけど・・・

定期検診

2007-04-12 21:34:30 | 子宮内膜症
大病院には不整脈の検査で今年も数回でかけていたが、女性科には今年初めてでかけた。東京の桜は散るのが早く、病院内の桜もすっかり散ってしまっていた。

今回は、初めてのH女医先生の診察。心臓のこともちゃんと把握しているし、はきはきしているし信頼できそうな先生だ。ここのところ空腹でもないのに食後にお腹が鳴る。腸が動くたびに鳴るような感じ。これはきっと癒着に違いないと一応ダメもとで聞いてみた。案の定、手術後は癒着になることが多いとの返事。私の場合には手術時にすでにすごい癒着で全部の癒着がはがされていないということだった。さらにひどくなったと考えると、お腹の中がだんご状態ということも想像できる。

だからといって手術をした場合は腸を傷つけてしまう可能性もある、ということで腸閉塞または内膜症の再発がない限り手術はしないだろう。癒着は閉経になってもきっと治らないだろう。まったくやっかいだ。

内診、超音波も異常はなく早めに終了。そこで以前より目につけていた浅草の草履問屋さんにでかけた。地下鉄の駅から近くにそのお店はあった。中にはいるときれいな女性が案内してくれた。草履の台は2階にあり、靴をぬいでたたみの上にあがる。2足目ということをお話したら、今もっているクリームが薄い色なので濃い目の色がいいだろうとのこと。グレーが無難ということで濃い目のグレーとオーソドックスな黒のエナメル台を持って1階に降り、鼻緒を選ぶ。問屋さんなので何しろたくさんの鼻緒があるのでわけがわからなくなる。選んでもらうのだけれど、なんだか頭がぼ~っとしてよくわからない。こんなときは見本にあるものにしようと見本の黒の台に白黒の縞の鼻緒にしようかと思っていたら、もう少し薄い色の鼻緒のほうが粋だし、どんなきものにも合いますよ、と言われそちらにする。

3人の職人さんが待ち構えていて、そのうちの一人が鼻緒の取り付けにかかる。台に穴を開け、鼻緒を通して紐をぐりぐりと結ぶ。何度もぐりぐりと結んでとりあえあず試し履き。すんご~い、ぴったり。前の草履屋さんで、浅めにはくのが粋と言われていたのでちょうどよくはけた。その後、もう片方もどんどんと作ってくれて、出来上がり。出来上がるとまた一段ときれいでうっとりする。これで前に作ったオーダーの草履の半分以下の値段。さすが問屋さん、やす~い。

私はどうも草履好きのようだ。きものも帯もいいのだけれど、草履や下駄を見るとなんとなくどきどきする。昔、フィリピンのイメルダ夫人の家から約3000足の靴が発見されてニュースになたことがあるが、気持ちはよくわかる。靴も見ているだけでうっとりする靴というのがある。私はヒールはほとんど履かないのでヒールの靴はほとんど買わないのだが、どうもこれからは草履、下駄フェチになってしまいそうだ。




手術から1年

2007-01-23 22:04:50 | 子宮内膜症
忘れていた、完璧に忘れていた。私は1年前の1月13日に手術をしたのであった。元をただせばその手術と病状の記録を取るためにこのブログを書き始めたのだった。忘れているということはそれだけ健康だということになるが・・・

実際には人間ドックを受ければ引っかかるし、ちょっと運動をするとすぐに疲れる。ただ、持病ともいえる子宮内膜症の症状は手術以前より年齢のせいか軽くなっていた。最近はさらに生理周期も不順で以前のようにきっかり25日周期でくることはなくなったし、量も減ってきた。したがって検査で毎回ひっかかっていた鉄欠性貧血もなくなった。つまり子宮内膜症性の病状は減ったものの加齢による症状がどんどん出てきたように感じる。友人に聞いても45歳からが本当のお肌の曲がり角、女の曲がり角にさしかかったわけだから、いたしかたないんだろう。

さて、これからの健康づくりどのようにしていけばいいのか。「アンチエイジング」まさにこれが一番の関心事である。

検診と上海蟹初体験

2006-12-14 23:17:42 | 子宮内膜症
2ヶ月ほど前の子宮頸がん検査の結果と、術後の検査をしに大病院にでかけた。久々に何度かお世話になっている女医さんの検診。

子宮頸がん検査、異常なし。手術後、問題なし。前回発覚した残った左卵巣の腫れ、ひいている模様。と問題はなかったのだが、人間ドックでひっかかった、不整脈について聞いてみた。

ホルモンの乱れからくるのではないかと聞いてみたのだが、やはり循環器、つまり心臓を調べるほうが先とのことだった。う~ん、やっぱりそうか~。ということで一応紹介のお手紙を書いておいていただけるということなので、人間ドックの正式な書類が来たら、予約することにする。

さて診察後、いつもの日帰り温泉までてくてく歩いたのだが、なんだか今日は朝から動悸がしていた。日によってぜんぜんない日もあるのだが、あるときはしょっちゅう感じて気持ち悪い。この状態に慣れてしまった自分が怖い。やはり1度ちゃんと調べてもらおう。

日帰り温泉でまったりした後、仕事帰りの友人と神保町で上海蟹。新世界菜館は当然のことながら予約で一杯、あと2店舗ある支店のうち、カジュアルな上海朝市が空いているとのことなので、すかさず入店。この3店舗はすべて上海蟹を扱っていて、値段も一緒。ただし、上海朝市はサービス料をとらないのでその分お安い。まずは、野菜不足解消のためあっさり野菜炒め。青菜がおいしい。次に松茸入り小龍包、松茸の香りがおいしい。いよいよお待ちかねの蒸し上海蟹。今回は中2500円をひとり1杯づつ頼んだ。紐でしばられている上海蟹をハサミでカットカット。あっという間にばらばらに。それを蟹スプーンや箸ですくいながら食べていく。

上海蟹はみそを食べる蟹らしい。オレンジ色のみそをひと口食べて驚いた。な、なんだこのこってり濃厚な味は。おいすぃ~。しいていえば、卵の黄身と生臭くないウニを混ぜたような味。今までいろんな蟹を食べてきたけれど、上海蟹は、蟹は蟹でも別物だ。このみそはすごすぎる。食べ初めてから約1時間格闘して完食。

最後に上海蟹のみそいり海鮮あんかけチャーハン。おいしいけれど、すんごいカロリーのような気がする。まあ、今日はデザートはやめて、結局完食。

ということで初めての上海蟹は大満足に終わった。この味は絶対にくせになる。年に1回の季節の味になることだろう。

術後9ヶ月検査 プラス 大エルミタージュ美術展

2006-10-20 22:00:14 | 子宮内膜症
早いもので手術から9ヶ月。3ヶ月ごとの検査のため、昨日、大病院に行ってきた。いつもは「まったくもう、病院なんてぜんぜん行きたくないんだけど・・・」という感じなんだけど、今回は病気仲間のみんさんとお会いすることになっていたので、気持ちウキウキで出かけていった。

早めについたのでみんさんにメールで連絡すると「先に診察していてください」とのこと。予約確認のために診察券を入れて、ポケベルを受け取って5歩あるいたところで、もうポケベルが鳴った。ひぇ~、文字が出ているから間違いではないようだ。健康保険証を確認をしてもらって、あわててトイレに行って、中待合室に入った。

すぐに名前を呼ばれ診察室へ。先生の声から「あ~、またあの先生だ~」と思って中に入ると、なんか痩せた先生が・・・最初は別人かと思った。でもこの声は間違いなく前回のあの先生。とたんに気力がなくなり、適当に「はいはい」と返事をして内診へ。今日は一応子宮頸がん検査もしてもらう。超音波の結果は残った左の卵巣がちょっと腫れ気味。3cmだとうだ。今までもそれぐらいじゃなかったかなと聞いてみたけれど、1.6x1.4ぐらいだったとか。思い切り正常だったのか?
切除した右の卵巣は10cmになっていたので、3cmと聞いてもなんだそんなもんと思えてしまうから不思議。まあ、しばらくは経過観察ですね。

病院内は携帯を切る良い子の私なので、外待合でみんさんを待つ。しばらくして現れたのは小柄のきれいな女性。「はじめまして~(本名)さんですよね~」メールで服装をお知らせしていたので見つけてもらえました。みんさんもあの先生ですぐに診察、内診が終了したようなので、会計を済ませて、思い出の入院棟上の「精養軒」に移動。

まずは、今日の担当の先生の話題でひとしきり盛り上がり、その後、自分の病気の経過や入院、手術の話などで話がはずんだ。一般の友人、知人にはけして理解できないことも同じ手術をした者同志、感じ方は違っても状況はよく理解できるので、もりあがるのも当然。とても楽しい時間をありがとうございました。

「精養軒」のランチはどうしてこんなにおいしいんだろう。私の通う東京のベッドタウンの街は高いしまずいものばかりでほんとうにいやになる。大満足で新しくなった病院をちょっぴり散策。ドトールとローソン以外は廊下が新しくなっただけしかわからなかったんだけど・・・

ということでみんさんともお別れして、慌てて上野方面散策にでかける。朝、Nテレビを見ていたら、「大エルミタージュ美術館展」がちょうど19日からの展示だったのでもしも空いているようだったらちょっと見てみようと思っていたのだ。上野は平日にもかかわらず、大勢の人がいた。これが休日ともなるとたいへんな人ごみだ。まずは「ダリ展」の前を通り過ぎ、動物園方面から東京都美術館に歩いていく。4時に到着したので1時間後の終了時間まで混んでいなければ充分に見学できる。

中にはところどころ混雑したところもあったが、ちょっと待てばのんびりとみられる程度。最初は風景画、宗教画。だんだんと時代が新しくなったがあまり知った人の絵はない。後半になりようやくシスレー、モネ、目玉のゴーギャン、ピカソ、ボナール、マティス、ルソー、ユトリロなどが1枚づつでてきて全80点終了。のんびりと楽しむ分にはいいんだけれど「大エルミタージュ美術展」というよりは「小エルミタージュ美術展」という印象だった。やっぱり本物のエルミタージュにいって、いやというほど大好きなマティスを見てみたいものだ。

子宮内膜症アンケート

2006-09-02 14:38:38 | 子宮内膜症
5年ごとに行われているJEMA(子宮内膜症協会)のアンケートが届いた。40ページの冊子に質問事項と現在の内膜症状況が書かれてある。これは時間がかかると思い、土曜の午前中を費やしてやってみた。

まず最初に子宮内膜症の分類。確定診断か臨床診断か。むふふふふ・・・今回は確定診断(腹腔鏡または開腹手術で病巣を確認)を選択(1月に腹腔鏡手術)(別に喜ぶことはない)

次に閉経していない人、と 閉経している、完全閉経しているの3分類。この閉経していると完全閉経しているがむづかしい。完全閉経は卵巣機能がなくなり、内膜症はもう終了と判断される人、例:自然閉経、卵巣2個完全摘出。閉経している人の例は、子宮摘出で月経はないが卵巣機能はある人、う~んむづかしいなぁ。

いよいよ本題、まずは基本事項から。JEMAのこと、自分のプロフィール、健康状態など多岐にわたる。次に病状と診断。これが私のように長いと思い出すのに一苦労。なにしろ子宮内膜症なんていうのは世間で知名度がなかったころに、国立病院で内膜症ではないかと言われ、その後、個人病院では子宮筋腫でしょうと言われたりしていて自分も医師も手探りだった15年ほど前。特に治療はなく、痛み止めをもらう、定期的に診察、漢方など。直接治す方法といえば、開腹手術で子宮摘出や、卵巣摘出するしかないような時代だったので病院へも貧血の検査を目的に行ったり行かなかったりだった。

次は治療。ふ~ん、いろいろな治療法があるなぁと感心。でもそれのどれもこれもなんか怪しい気がする。JEMAが推奨する低用量ピルや腹腔鏡手術が日本で一般的になったのも最近の話。それまでは副作用の強い薬を使われても手術するよりはましという感覚があった。日本人にとって、体にメスを入れるというのはどうしようもない時という感覚がある。できることなら手術は避けたい、という患者の希望と薬価の高い偽閉経療法が使えるという医師の要求が一致してしまったのかもしれない。

その後、「その後の影響など」の質問が続き85問の質問が終了。(そのうち、一部の人にしか適用されない問題もあるので実際回答する部分はもっと少ないです)

尚、このアンケートは9月20日が締め切りです。この期間に間に合うように返事ができそうな子宮内膜症患者のみなさんは、ぜひアンケートに参加してください。その場合は、ご本人が電話、メール、FAXにてJEMAに申し込みをしてください。HPは「JEMA」または「日本子宮内膜症協会」でヒットします。

回答するのも一苦労だけれど、これを集計する作業もたいへんだろうと想像できる。協会運営がすべて寄付だけでまかなわれているところがすごい。JEMAのみなさんに感謝。

術後6ヶ月検査

2006-07-13 21:27:29 | 子宮内膜症
猛暑の中、術後6ヶ月検診で大病院に行ってきた。前回からホルモンバランスが原因と見られる不快症状が続いていたので、ぜひホルモン検査をしてもらおうと勇んででかけた。ところがホルモン検査はしなかった・・・

今回の先生は過去に2-3回診てもらっている先生。悪い先生ではないんだろうけど、デリカシーがないというか、何しろうまがあわない。前回から引き続き体調が悪いので、今回はホルモン検査をしたいとの希望を言ったのだけれど、生理があるんだったら女性ホルモンはでていないわけではないから中途半端な値で女性ホルモンが出ていないということがわかっても療法は特にない。つまりやってもやらなくても一緒というのだ。もちろん少ないという値は把握できるけれど・・・ということだった。

厚生労働省や健康保険組合が聞いたら、涙がでそうにすばらしい医師である。個人医院だったら、居酒屋のように「喜んで」とやってくれただろうに・・・

そういえば、医師7-8人がでる番組で、風邪に対する薬などはださなくても治るけれど、薬をださないと評判が悪くなるので、総合感冒薬や抗生剤を出すと言っていた。確かに、心配性ですぐに医者に行く私はけっこうそういうあしらいを受けたことがあった。転んで、膝を強打してしばらくたっても痛みがとれないので、2-3日後に整形外科に出かけたら「お見掛けしたところ、骨は折れていないようですね」と言われて、ガーゼを数枚もらって帰ってきた。まるで子供扱いであったが不思議と嫌な感じのしない先生だった。

今回は「ふん、もう絶対ぐれてやる~」という感じ。(年甲斐もなく)不順な生理も昨夜から来てしまっていたけれど、内診、超音波は可能だそうで術後の異常はなしということで病院をでた。

せっかく早く帰れるのだから、渋谷にある日帰り温泉施設にでかけようと思ったのだけれど、突然の生理で行けなかった。しかたがないので、神保町の山道具屋めぐりをして、帽子とハンドスパッツ(腕日焼け防止用)を購入して友人と食事してご帰宅。

次回はまた3ヶ月後ぐらいに予約して来てねということだった。前の先生はいつも予約がいっぱいでとりづらいから、3ヶ月ちょっと前だったら予約できるけどどうする?と聞いてくれたのに~。こういうところが気がきかないのよね~。

次回はこの先生に当たらないことを祈る。

ホルモンバランス2

2006-06-11 23:59:18 | 子宮内膜症
天気予報は当たらず、週末はどんより、今日は1日雨だった。こんな天気だと体調は悪く、気持ちは不安定。

先月から生理は規則的といおうか、不規則というか、2週間おきぐらいにやってくる。強かったり、弱かったり。これも手術後のホルモンバランスが落ち着いていないせいだろうと思われるのだが、体もだるく、心も乱れ気味。家にいるのがいやなので、ここ1月ほど平日、週末問わずあちこち出歩いている。

4月の中旬、体調は最悪、仕事は忙しく仕事場でもイライラしていた。さらにここのところ音に異常に敏感になり、雑音が気になる。すぐ近くで30分近く、同僚が揉めていた。最初は我慢していたのだが、自分の気持ちとは裏腹に突然立ち上がり「うるさ~い」と叫んでしまった。先日そのことを久しぶりに会った友人に話すと、友人からはそれは異常な行動とたしなめられた。自分でもそう思うけれど、人に言われると自分の異常さが尋常ではないのだと実感。

オフィスはちょっと古く、ケーブル敷設のために床の下に空間があり、足音がする。その音が人により「どたどた」「こつこつ」。この音すら気になっていた。さすがに、足音には文句は言えないけど。

友人はそれは耳栓をしたほうがいいとのアドバイス。以前、某国家試験を受けるために使っていたものを試してみようと思っている。幸い電話の少ないところなんでなんとかなるだろう。

しかしまさか自分がこんな風になるとは思わなかった。手術後のホルモンバランスと更年期とが重なっているからさらに酷いのかもしれないなぁ。

卵巣がん

2006-05-29 22:43:35 | 子宮内膜症
米原万理さんが亡くなった。米原さんは小気味良いコメントでTV番組でも人気があった。本職はロシア語の翻訳、通訳者、そのほかエッセイストとしても有名だった。

米原さんの病名は卵巣がん。とても他人事ではない。私の場合は肥大した卵巣は内膜症性のものでがん細胞はなかったとの結果がでたけれど、JEMA(子宮内膜症協会)のメルマガによると肥大化した卵巣チョコレート嚢胞が何年か後に卵巣がんになる可能性は0.7%とも言われている。妊娠を希望しない40歳以降の患者で、10cm以上のチョコレート嚢胞は切除を勧められるのはこういった理由からだ。

私の場合は右卵巣をすでに取ってしまっているが、左卵巣もやや腫れ気味。子宮線筋症でもある。前回の腹腔鏡手術で内膜症性のものが肝臓にもあったそうだ。一般的に内膜症、線筋症が原因で直接死亡することはないと言われている。酷くなれば、最終手段、子宮、卵巣を取ってしあえば、新たな不快症状は現れたとしても死亡にいたることはないだろう。しかし、一般的にこの年代の女性であれば、20代から40代前半までは妊娠を希望する人が多い。特にこの病気と不妊は関係が深いので、病気を治療しながら不妊治療をする人も多い。真剣に赤ちゃんのほしい人にとっては二重の苦しみとなる。

卵巣がんは、細胞採取による検査がない。あとは婦人科での子宮がん検査の時に超音波検査、内診などで卵巣の大きさを見てもらうのが一般的なようだ。30才過ぎたら婦人科定期検査、そしてちょっとでも異常、不正出血などがあったらすぐに検査してもらおう。

布ナプ

2006-05-13 15:50:21 | 子宮内膜症
一般に販売されている使い捨て生理用ナプキン類は石油からできている。ダイオキシンが含まれている可能性があるという。ダイオキシンは子宮内膜症の原因のひとつと言われているので、この使い捨てナプキンが普及し始めた頃から多くの女性が子宮内膜症に罹患したのかもしれない。そんな訳で内膜症患者の間でも布ナプキンを使用して症状が軽くなった人も多いといわれている。

私の場合は使い捨てナプキンとさらにタンポンも併用していたため、血液の逆流もあったと思われる。それもまた子宮内膜症の原因のひとつとされているので、最悪の状態をずっと続けてきたことになる。

仕事をしていると、時間どうりトイレにいけないこともある。そして病気が進行してしまったと思われる頃には量がどんどん増えていって、タンポンなしでは外にでられなくなってしまった。内膜症スパイラル状態で病気は悪化の一途だったのだなぁと今頃になって気付く。

では今はどうしているかというと、生理時の布ナプは仕事をしている身には厳しい。また洗濯もたいへんだ。そんなわけで布ナプは使っていない。ただし、冷え性でおりものの多い私は「コットン100」という使い捨てライナーを使っていたのだけれど、それを布ライナーに替えてみた。布ライナーとして売っているものもあるが、写真のものはハンカチ状の布ナプキンに包んで使用するパットをライナーとして使用している。当然だけど、シールがついていないので、トイレにぽっちゃんと落ちてしまわないように、安全ピンでパンティにつける。小さなスナップがついていてくるむようなものもあるけれど、これが一番安くて蒸れないし肌触りもいいようだ。

効果のほどは定かではないけれど、環境にもやさしいし使ってみる価値はあると思う。

写真は使用前にお湯で煮るようにとの指示があったため、煮る前、煮た後である。さすがに綿なんで縮んでライナーにちょうどいい大きさになった。