チョコな奴

チョコはチョコでも卵巣チョコレート嚢胞から命名。すっかり体調も戻りブログに趣味のことなど書きたくなってきた今日この頃…

表銀座 大天井岳 2007年7月23日(2日目)

2007-08-04 21:12:59 | 
なかなか更新できなかったが、山行2日目を記録。

いつものことだが、山の朝は早い。4時ごろからがさごそガサゴソ。ご来光を見に行く人が準備。どうやら写真の愛好家の集まりらしく、三脚を持ってでかけたようだ。残念ながら、外は霧。雨も降り出したようだ。私も雨がやんだ時にそなえ、5時からの朝食のため、食堂の列に並び、ヨーイドンで食べ始める。あっという間に食べ終わり、流れ作業でお手洗い。

残念ながら、雨がひどくなってきて、すっかりやる気をなくし、また寝ることにする。いつまでたっても雨がやまないので、しかたがなく8時に出発。昨年は歩くにつれ晴れてきたが、今回は残念ながらその気配はない。ただ、山道の脇にはコマクサの群集が現れて、励ましてくれる。他にもたくさんの花々が咲いている。う~ん、名前が覚えられない。

どんどん歩いていくけれども、このガスの彼方にはきっとアルプスの山並みが見えるんだろうなぁ~と想像しながら歩く。蛙岩(げえろいわと読むらしい)あたりでは大きな岩の集団があるけれど、ガスのせいかどれが蛙岩かわからない。

どんどん進むとさらにコマクサの群生地が続く。今年はよく咲いていると言われた、前夜、燕山荘のオーナーの話を実感。天気が悪いので道を間違えているわけではないのだが、なんとなく同じ道をぐるぐる回っているような錯覚に陥る。やっとやっと喜作レリーフを発見。大天荘までもうすぐかも~と地図を見ずに勝手に思い込み、その後の急な登りでゼ~ゼ~になる。高度もどんどん上がっているためにちょっと行っては休み、ぜ~ぜ~。こんなに時間かかるんだっけ~。雨もひどくなり、風もひどくなり、軽い頭痛でへろへろになる。そう思ったところで念願の大天荘が見えてきた。

本来の予定では、ここで昼食後、常念小屋まで行くのだが、どうせ雨だし景色見えないし、疲れたし、ということで、まだ午前中にもかかわらず、宿泊決定。チェックインして、昼食にありつく。有名なカレーとナン。4種類のカレーから選ぶことからきっとレトルトなんだろうけど、なかなかおいしい。ナン、ライス、チャイもついていて山小屋の食事とは思えないおしゃれなランチ。

部屋の中はストーブをたいているんだけど、ちょっと暑いので窓を開けて外の景色を見ながらのんびりと過ごす。雨もやみ、外でテントを張っている人、酒盛りしている人、読書している人など思い思いに過ごす人々。お昼寝したり、山の雑誌を見たりして過ごす。

5時、夕食の時間。ここはチェックインの際に夕食のメニューを魚か肉と選べる。魚はさんまのあんかけ、肉は鶏肉のあんかけ、ということで別々のメニューを頼み両方味見。昨日に引き続きとてもおいしい。大天荘も燕山荘が経営参加しているため、食事に力を入れて、特色を出しているのだろう。

夕食後も山の漫画などを読んでいると、小屋の人が「槍が見えてきたよ」と教えてくれたので、あわてて外にでる。雲が流れていて、槍から穂高連峰まで上部が見えるが、下は雲海。別の方角では後立山連峰、白馬連邦などなど見渡せる。やっと自分が2900mの山にいることを実感。写真をとりまくる。到着したときに食堂に飾ってある写真をみて、こんなに近くに槍が見えるなんてうそみたいとつぶやいていたが、事実だと感激。

けっこう寒くなったので、戻ってさらに漫画を読む。尚、今回読んだ漫画は石塚真一の「岳」1巻、2巻。その後、おとなしく就寝。

写真は槍ヶ岳(右)から穂高連峰(左)

続く

表銀座 燕岳 2007年7月22日(1日目)

2007-07-28 12:02:34 | 
7月22日、梅雨の明けぬまま、北アルプス表銀座パノラマコースにでかけた。

昨年8月の末に、燕岳往復をした際、その先の縦走コースはいったいどんな感じなだろうと興味をもったので、ぜひ次の夏には出かけてみよう思っていた。1日目は昨年とまったく同じコースで中房温泉から合戦尾根、燕岳手前の燕山荘までだ。

あずさ3号で穂高まで。安南タクシー運行のマイクロバスに乗り込み、中房温泉へ。なんとお客は私たちのみ。中房温泉登山口ではぞくぞくと下山者が降りてくる。やはり土曜に宿泊して日曜に降りてくるひとが多いのだろう。この様子だと今日の宿泊客は少なそう。

登るにつれ、霧雨、小雨が交互にやってくる。雨具を装着するが、下山する人々は雨具を装着しておらず、下は降ってますかとたずねられるので、やはり上は降っていないのだろう。なんだ普段より異常な汗が吹き出ている。

第1ベンチ、第2ベンチ、第3ベンチ、富士見ベンチと進み、合戦尾根へ。合戦小屋では、昨年はネクタリンがあったが、今回はあいにくスイカのみ。1切れ800円のスイカを食す。おいすぃ~。そそくさとトイレを済ませて先を急ぐ。ガスが充満しており、予想どうりまったく景色はみえず、湿度は体力を奪い、先の見えない不安もあり、しかたなく高山植物をみながらなんとか登る。徐々に空気の薄くなるのを感じ、ぜーぜー、はーはー。コースタイムよりちょっと遅れてなんとか燕山荘着。

そういえば、去年も最後は雨だったけど、最初は少し晴れていやよな~と思い出す。受付を済ませて、蚕だな状の部屋に。

到着が遅れたために、2回目の夕食になる。おかげでのんびりと食事をすることができた。メニューはビーフストロガノフ風(肉は牛肉ではない模様)、サーモンサラダ、煮物、など昨年同様、野菜、肉、魚をふんだんに使ったバランスのよい食事。普段よりよほどいい食事だ。

夕食後7時から恒例のオーナー社長の講演。昨年はオーナー不在のため、ビデオだったが、今年は本物をみた。話の内容は昨年とほぼ同じような内容で、燕山荘の自然、山での注意、燕山荘、系列山小屋、主催ツアーなどの宣伝なとおもしろおかしく話してくれた。最後にスイスホルンの演奏。なにしろオリジナルの曲を知らないので、あっているのかどうかはわからないが、2曲演奏してくれた。

9時には消灯で、その前にすでにみな就寝体勢に入っていた。

1日目写真はとれなかったので、昨年のコマクサを掲載。オーナーの話によると、今年は昨年よりよく咲いているという。このコマクサ、咲き始めるまでになんと苦節13年。写真のように咲いているものは30年ぐらたったものだそうだ。話を聞くとますます愛おしい。

続く・・・

ザック選び2

2007-07-08 19:54:58 | 
やっとやっとザックを購入してきた。前回のブログの決定どうり、オスプレーストラトス40。雨具がオレンジのため、ザックはしぶ~いブルー。

ザックの中に5kgの重りを入れてもらったら、ぐぐっと重心が下がり、Sサイズでウェストベルトがちょうどいい位置に納まった。他店ではまだたくさんあったストラトス40だが、バーゲン中で現金だと8%のポイントが付くこのお店ではSブルー1点、Lブラック1点のみの在庫。結局いろいろ購入して、結構なポイントが溜まった。

雨用、ザックカバーは以前使用していたものが利用可能だったので、今回は購入しなかった。さてさてあとは実際に使用してみてどんな感じかレポートしたい。

ザック選び

2007-07-03 21:18:58 | 
この2週ほど週末は毎日、ザックを選びにふらふらと山道具店を見て歩いている。夏に北アルプス縦走の予定があるのだが、現在持っているザックがイマイチ体にあっていないため、8年ぶりに新調。

今回購入予定のサイズは35リットルから45リットルぐらいの中型サイズ。3泊の小屋泊まりの予定でできる限り、昼食なども小屋で食べようと思っている。よって持参するのは基本の道具と非常食、行動食、着替え、などなど、極力軽量化する予定。薬、シップなども持たねばなないので、いつものようにお菓子ばかりの荷物にするのはやめようと心に誓う←絶対。

まず、雑誌等をみて超軽量ザックに目をつけた。グレゴリーのZ35。人気があるからなのか、山道具店では見つからなかった。グレゴリー専門店にて発見。今流行りの背中スースーモデル。軽くするためと思われるが、ふたの部分がロールトップスタイルというもので、くるくると巻き込む形。それとストックが外付けの紐にひかっけるもので2本ストック、電車移動の私にはちょっと合わない。背中のフィット感、軽さはさすがにグレゴリーでなかなかよかった。同じ店で日本人用に開発されたアルペングロー40を試す。さすがに日本人向けに開発されただけあって、ほしいものは揃っている。ストックも脇に入るしウェストベルトもしっかりしている。ただし色がぼやけた赤、ぼやけたブルー、グレー、に黒でイマイチだなぁ。

次に目をつけたのが、オスプレータロン44。サイズによるが1kgちょっと。色もかわいいし背負い心地もばっちりなんだけど・・・通常、底や脇などに使われる生地は黒などの濃い色が多い。これは汚れ防止ではないかと思われるのだが、このタロンは白に近いグレー。地面に直接置くことの多いザックになぜ???これは登山店の店員さんにも聞いてみたのだが、オスプレーはアメリカのメーカーで日本ほど汚れないことを想定しているのではないかということだ。な~るほど、じめじめした日本よりは汚れないのかもね。

しかたがなくオスプレーの他製品、ストラタス40とオーラ50も試してみる。どちらも背中スースータイプなので、背中が湾曲していてザックの中に物を入れずらい。実際40リットル、50リットルと書いてあっても中に入るのはそれ以下の場合も多いらしい。でもしょい心地はとってもグッド

他にいい製品はないかと聞いてみたけら、macpacの超軽量ザックを進めてくれた。これも軽くて形もなかなかシンプルでよいのだが、ウェストベルトが心もとない。

他の登山道具店も、まさしく足が棒になるくらい歩いてみたけれど、やはり評判通り、グレゴリーとオスプレーのしょい心地がよかった。

最後に候補に残ったのはグレゴリーのアルペングロー40、オスプレーのストラタス40。多少荷物は入らないが、今回はストラタス40の背中スースータイプにしてみようかなと思っている。さて現在の気持ちどうり買えるかどうか、決戦は今週末。

尾瀬赤田代 JUN2007 2日目

2007-06-19 22:29:20 | 
尾瀬2日目、6月8日山小屋なので、朝食は早い、6時から。7時より尾瀬沼ビジターセンターの自然観察会に参加のため、そそくさと準備する。

ビジターセンター前には数人の方がいらっしゃったので、参加者かな~と思いきや、当日の参加者は私たちのみだった。担当は赤塚さん。尾瀬すいすいナビというブログで地図、写真付きで尾瀬沼周辺また近郊の山まで案内している方だ。なにしろ2人なんで、興味のあることを聞かれる。とりあえずお花を案内してほしいとお願いする。

昨年山の鼻ビジターセンターで、偶然、自然観察会に参加したときには、花といえば、ニッコウキスゲとカキツタバしかわからなかった。今年も水芭蕉しかわからなかったので、7日にビジターセンターでちょっと予習しておいた。

案の定、予習の成果はでて、ショウジョウバカマ、リュウキンカはわかった。タテヤマリンドウ、ワタスゲ、シラネアオイ、めずらしいエンレイソウ。ミネザクラにチシマザクラ、桜とはいえ、とても小さな花でかわいらしい。赤塚さんお気に入りの長蔵小屋の裏から望む燧ケ岳を見て案内終了。ブログも拝見していることをお話するととても喜んでいた。

さて、8時になりトイレを済ませて尾瀬沼北岸のコースで沼尻まで歩く。湖を望みながら時々木道が雪でふさがれているようなところをゆっくりと歩く。時々燧ケ岳も木々の間から姿を現す。方角によりまったく違った形でみえるのがおもしろい。

沼尻は平原の中、まるで浮島のようにぽっかりと浮いている。長蔵小屋経営の休憩所があって、みなそれぞれに休憩を楽しんでいる。ここにトイレがあるのだが、沼の端っこで処理がたいへんなため、1回200円の使用料を支払って利用。のんびりとお茶を飲んだり、お菓子を食べて大休憩の後、見晴を目指して歩き出す。

やはり雪の多いところがある。木が倒れているところもありなかなかたいへんだ。どんどん歩くと尾瀬で一番小屋の多い見晴に到着。けっこう暑かったのでアイスクリームはないかしらん、と探してみたのだけれど、どの小屋もまだ扱っていなかった。しかたがないので、持参のお菓子を食べ、尾瀬ヶ原の景色を楽しむ。

なんとなくあやしい雲行きになってきた。すかさず荷物をまとめて小屋のある赤田代を目指す。水芭蕉、リュウキンカ、タテヤマリンドウがたくさん咲いている。やっと今日の宿泊場所、温泉小屋が見えた。小屋の前にはのんびりお昼寝をしている人たちがいる。部屋への案内は1時半過ぎということで荷物を置いて、三条の滝を見に行くことにして準備していると大雨が降ってきた。しばらく雨を眺めていると小雨になってきたので、雨の合間をぬって雨具を着け、空身ででかけることにする。

ここから三条の滝までは約1時間。下に降るので、本格的な山道になる。木々が多くなりムラサキヤシオツスジ、タムシバ、シャクナゲの固いつぼみが見える。どんどん降っていくと平滑の滝が木々の隙間から遠くに見える。まだまだどんどん山道を進んでいく。鎖場もあり今回のコースで一番厳しい。途中、昼を食べていないことを思い出し、お腹がぐ~と鳴る。しばらくすると滝の音が聞こえる。すごい水量だ。

展望台に行くとけっこう人がいた。写真を1枚撮り、休憩。あ~、お菓子を持ってくるんだった。帰りは登りだ。なんとかがんばって、登り続ける。小屋まであと1歩の休憩所にてもう我慢ができそうにないので、手打ち山菜うどんを食べる。もう80歳ぐらいのおじいさんとおばあさん、息子さんらしき人が店番をしていた。ちょっと時間がかかって山菜手打ちうどんがでてきた。予想よりはるかにおいしい。山菜はこのあたりでとったらしいふきのとうなど、とても香り高いもの。うどんも手打ちだけあってしこしこしていた。

落ち着いてやっと温泉小屋に入る。外は雨なので、しかたなくビデオを見たり、雑誌で花の勉強をしたりして過ごす。夕食の合間をみて温泉にも入浴。夜はさらに雨遅くなるころにはさらに雨が激しく降っていた。明日は大丈夫なのだろうかと心配しながら就寝。

備忘録
自然観察会 7:15-8:00 尾瀬沼8:15ごろ 沼尻9:10ごろ 休憩9:45ごろまで 見晴11:30ごろ 温泉小屋12:00ごろ 12:45ごろ温泉小屋発 三条の滝13:40ごろ 赤田代休憩所14:40ごろ 15:10ごろまで昼食休憩 15:20ごろ温泉小屋

記録をとっていなかったのでものすごくいいかげんな記録


尾瀬沼 JUN2007 1日目

2007-06-17 16:01:11 | 
6月7日から9日まで尾瀬沼あたりの散策にでかけた。平坦なところを歩いたにもかかわらず、日がたつにつれ疲れがどんどんでてきたようで、1週間たった今日もまだうだうだしている。

6月7日 東武鉄道-野岩鉄道-会津鉄道で会津高原尾瀬口まで。実際には鬼怒川温泉でAIZUマウントエクスプレス(2両編成)に乗り換えるだけなんだけどとってもローカルな雰囲気の列車。ただし車両はなかなか豪華で東武特急と遜色はない。鬼怒川を過ぎるとトンネルが続く。以前は列車も通らない山奥の温泉、湯西川温泉の駅もあったりして、この線路を通すのはたいへんだったろうなぁと感じる。

会津高原尾瀬口の駅は小さくとってもかわいい。改札をでて、食堂があってそこでバスの切符を買うともう出発。約2時間のバス旅だ。沼山峠に到着すると雲行きがあやしくなってきた。すかさず雨具を装着して出発。今日は尾瀬沼の小屋までなので、約1時間の行程。尾瀬沼方面には地元の中学生らしき団体さんが連なっている。雪がまだ残っている場所で渋滞になるので、中学生の団体が遅いかな~と思ったら、雪が過ぎるとすたすたと先に行ってしまった。さすがに早い。私たちはいつもの、のんびりペースで進んでいくが、いきなりごろごろと雷がなりだし、雨が強くなってきた。すると雨からヒョウに。最初は直径2-3mmのものが最後には1cmの大きなものまで降ってきた。さすがに山の天気は変わりやすい。しばらく雨宿りをすると小雨になってきたので前進。まもなく大江湿原に到着した。
 
水芭蕉の盛りは6月第一週だったらしく、すこし大きくなっていたが、まだまだたくさん咲いていた。ときおり黄色のリューキンカ、うす紫のタテヤマリンドウ、ピンクのショウジョウバカマが咲いている。ほどなく尾瀬沼に到着。雨もほぼ止み、中学生はお弁当を広げてくつろいでいる。これから帰るのだろうか?なにしろ楽しそうだ。尾瀬沼ヒュッテに到着。こちらは桧枝岐村の経営の山小屋。通常相部屋はなく、個室をとってくれる。お風呂、夕食まで時間があったので、尾瀬沼の三平下まで散策。水芭蕉、リュウキンカがたくさんさいていた。その後、小屋にて入浴、夕食。9時就寝。

備忘録 コースタイム
北千住8:10 きぬ103号にて鬼怒川温泉経由、10:45 10:45 会津高原尾瀬口発バス 12:45 尾瀬沼山峠着 13:10 沼山峠発 14:05 尾瀬沼着 

今年も景信山から高尾山

2007-05-25 21:34:02 | 
昨年と同様、今年も景信山から高尾山の同じコースを歩いた。

仕事の振り替え休日で平日の山。高尾から小仏行きのバスは1時間に1本。バス停には平日にもかかわらず山歩き好きのお年寄りがたくさん待っている。小型バスはけっこうなお客さん(30人ぐらい)で出発。

小仏からテクテクとしばらくは車道歩き。その後、本格的な山道だがとても歩きやすい。1時間ほどで頂上に到着。2件ある茶屋は平日のため2件ともお休みだった。持参したおにぎりを食べる。新緑のなか気持ちのよいお昼ごはん。

食後に城山に向け出発。尾根道を歩くのでこれまたとても歩きやすい。どんどん歩くと1時間ほどで城山へ。こちらの茶屋は空いていたが、すでにお腹いっぱいだったのでちょっと休憩して出発。

一丁平、もみじ台を通過してから高尾山頂上へ。平日でも人は比較的いたが、土曜日曜の比ではなく、ベンチに座って珈琲を沸かす。山の珈琲はおいすぃ~。

昨年に引き続き薬王院にてお祓いをしてもらうべく申し込み。3000円也。昨年のお札は返納所に返却。最終回の3時30分のため、待合所にも人は少ない。さて3時20分ごろ、本堂の中に入る。おや、だれもいない。な~んかいやな予感。3時30分、「ぷぉ~、ぷぉぉ~、どんどんどんどんどんどん」とほら貝の音と太鼓の音とともに、いつものように8人ぐらいのお坊さんがやってきた。やっぱり、お祓いをお願いしたのは私ひとりだったようだ。

いつものように最初にお清めをしていただき、その後、お経が始まる。なんだかひとりのために申し訳ないな~、たった3000円コースなのに。。。

護摩がたかれ、お経と炎がどんどん大きくなる。大河ドラマなどでお殿様が病気になると、よくやられているお祓いの感じ。病弱?な私にはとっても効く~という雰囲気。何事もイメージが大事。

お祓い終了後、ご本尊様、飯縄大権現を参拝。携帯用のお守りを頂き、それからお札を受領。昨年とまったく同じお札「身体健全」。

その後、ケーブルカー乗り場、リフト乗り場を経由して下山。ケーブルカー乗り場正面にある「高橋家」さんでおそばを食す。まずは生ビール。山菜、厚焼き卵、柿の葉のてんぷらをつまみに頂く。そして肝心のおそば。おそばはまあまあだが、つけだれがけっこう好き。蕎麦湯は味噌が入れてあるとかでなかなかおいしい。ついでにそば茶は飲み放題。

帰りの電車では当然、爆睡でした

生藤山

2007-04-29 21:56:49 | 
杉、桧の花粉もおさまったので(症状はおさまらないが)山にでかけることにした。GWの2日目、山桜で有名な中央線の山、生藤山にハイキング。

上野原駅に到着すると、狭いロータリーにバス、バス、バス。案内のおじさんが生藤山はこちらというアナウンスにまかせて乗車。通常ガイドブックには石楯尾神社前で下車が一般的なようだが、帰りに藤野駅に下るルートをとるんで同じ道を通りたくなくて、井戸までいくことにする。井戸からは軍刀利神社(ぐんだりじんじゃ)に向かう。歩き始めてしばらくするとまるでアイスクリームのような雪を被った富士山がくっきりと見えた。感動しながら歩き続ける。民家の間を通りぬけ、軍刀利神社の社務所などを通り抜け、本格的な山道へと入っていく。九十九折にどんどん高度を上げていくがとても歩きやすい道。軍刀利神社の奥の院には大きなカツラの木。尾根道にでてしばらくすると三国山に到着。

お天気がよくて遠くは南アルプスらしき山も見える。富士山、中央線の山々に囲まれて昼食。お天気がいいとお腹も減る? 持参したおむすびセットはあっという間になくなり、お菓子まで手を出す。今日は花粉症明けのらくらくハイキング。来た道を少し戻り、山桜で有名な甘草水のあたりに移動。残念ながら桜はだいぶ散ってしまっていた。しかたがないので甘草水を見学に行く。日本武尊(ヤマトタケル)が三国峠でのどが渇いたので水を飲もうとしたけど水が無く、山の斜の岩を弓で討ったらそこから水が湧き出し、のどを潤した・・・らしい。ちょろちょろと井戸水が流れていた。

そこからは山の春の陽の中のんびりと下り。途中、八重桜、すみれ、などなどたくさんの花々が咲いていた。茶畑を過ぎたあたりから舗装道路になったのだが傾斜が山よりきつい。のどかな景色の中、どんどん下るとやっとバス停に到着。1時間に1本のバスが偶然に来たので乗り込み、藤野駅へ。

藤野からはシャトルバスにて温泉へ。こちらは1時間に1本のシャトルバスをしばらく待って「五感の里」へ。更衣室、浴場、レストラン、休憩室、どこも広くてのんびりできた。

シャトルバスで藤野へ戻り、中央線で帰途に。久々の山歩き、膝痛、筋肉痛がでそうな予感・・・たぶん、あさってごろ←年寄りの証拠



日光湯元雪まつり

2007-03-03 23:03:27 | 
先週末2月24日から25日、奥日光湯元の雪まつり、雪上探検ツアーに参加するために日光を訪れた。

JRと東武のコラボ電車、朝7時12分発の新宿発日光1号に乗って、まずはJRの線路をひた走る。その後、栗橋の駅は停車駅ではないものの停車。JRから東武の線路に入るため、運転手、車掌の交代がある。あっという間に東武日光駅へ。朝9時8分に到着。普段なら仕事の始まる時刻。最初の計画では戦場ヶ原で軽くスノーシューの予定だったのだが、疲れていたために急遽電車の中でみた「明智ミステリーツアー」の参加に変更。

冬の日光は温泉だけではなくたくさんのイベントが行われている。この「明智ミステリーツアー」も時期限定のツアーであるが、ガイド料は旅館組合がサポートしているらしく、東照宮の入場料1300円のみで、とってもリーズナブル。まずは輪王寺三仏堂前に集合。みのもんた似のガイドさん登場でツアーの概要を説明してくれる。近年の研究により、明智光秀は農民の竹やりによって死亡していたというのがどうも不自然で、生き延びたのではないか、そして天台宗とかかわりの深かった光秀は僧侶となって、その後、徳川家の陰陽師として活躍したのではないかという説を探っていくというもの。ガイドさんはひとつの説、ミステリーであるということを強調していた。天海のことばかりでなく、東照宮の数々の不思議を説明してくれた名物ガイドさん、覚えきれないほどたくさん説明してくれ、10時半から1時過ぎまで寒さのなかではあったが、とても楽しいツアーであった。東照宮は何度も訪れているが、今までで一番勉強になった。

さて、1時過ぎにツアーが終わったので、神橋まで戻り、昼食後バスに乗車、湯元温泉へ。予想に反し、バスはわずかな空席を残しいっぱい。なんとか座れたが、もっと先のバス停から乗った人は補助席になった。日光市内には雪はまったくみられず、いろは坂もほとんどなし。中禅寺湖に来てやっと雪が少しある程度。戦場ヶ原に雪はあるものの道路にはまったく雪はなかった。終点、湯元でも道路には除雪されているためか、雪はなかった。ちょうど宿のバスが迎えにきていたため、すんなり旅館へ。

今回は休暇村。湯の湖を望むリーズナブルで大人気な公共の宿。チェックイン後、温泉い入るが白濁のとってもいいお湯。露天風呂は外が寒いためかお湯の温度も低くてとても長くはいれてグッド。

雪まつりの一環として、夕方から週末のみ灯ろうが飾られているということで、夕方前に散歩をしたが、路面が凍っていてけっこう怖かった。早めに出かけたせいか人は少なかった。夜になると気温が下がり、路面は凍りけっこうたいへんなお散歩。そそくさと宿に戻り、夕食をいただく。野菜中心のとってもヘルシーな夕食だった。季節はずれの鮎の塩焼きは???だけどまあ許しましょう。別料金で湯葉懐石にも変更できるようだ。そちらは一転、豪華らしい。早めの就寝。

翌日の朝食はバイキング。和洋折衷で種類も多くて大満足。いよいよお待ちかねの雪上探検ツアー。まずは湯の湖レストハウスで受付を済ませる。レンタルスノーシューとストックを借りて待機。どうやら東京新聞、東京中日スポーツがスポンサーについているらしく、旗がはためいていた。9時15分から開会式、栃木弁の開花宣言を聞いて各グループのガイドさんの簡単な説明を聞く。今回は石楠花平コースに参加。ガイドは日光自然博物館のスタッフで奥日光の自然のエキスパートのおにいさん、お姉さんたちだ。

鳥の鳴声から鳥を限定し、木の皮の削り跡から動物を特定し、足跡からは動物名と状況まで特定するという、私たち素人からみたら神業のような説明がとても楽しかった。自分たちだけで出かけていたら、ただ、景色が綺麗とみているだけで、後はガシガシと汗を掻きながら歩いてしまうところだった。ガイドさんのおかげで、説明を聞きながら、のんびりと歩く。心にも体にも、とてもやさしいスノーシューツアー。説明がきちんと聞けるように15人前後をひとグループとしてくれているところも、とても好感がもてた。

頂上の石楠花平は金精道路(冬季閉鎖)の上にあるのだが、通常ガードレールなど見えないほど雪が積もるらしいが、今年は雪が少なくガードレールの頭が少し見えている。気温もマイナスにはなっていなかったような。そんなわけで昼食休憩の石楠花平でも思い思いに持参した昼食でみなのんびりとピクニックを楽しんでいた。帰路は金精道路を下り、湯畑で滑り台をして下っていった。終点の湯の湖レストハウスでは、温かな豚汁と甘酒、お汁粉の接待。まったくいたれりつくせりである。これで、参加料500円(湯元宿泊者)スノーシューレンタル500円。たったの1000円である。なんだか申し訳ない気持ちでいっぱいになる。帰りがけにはたくさんのボランティアと思える方々が「また来年もお越しください」と声をかけてくれた。

帰路のバスの時間もあることから宿に戻り、そそくさと温泉で体を温め、あわててバス停へ。バスはやはりけっこうな人。暖かな空気の中、日光駅へと戻る。当然爆睡。

この時間なら余裕で都心に戻れると思ったら、が~ん、なんと東武特急は夜7時台まで満席だ。特急は全席指定のため1時間に1本の快速しか利用できない。それも直前に出たばっかり。しかたがないので、JR日光駅へ。徒歩5分ぐらいなのだけど、JRの駅は驚くほど閑散としていた。宇都宮で乗り換え、新幹線には乗らずに快速ラビット号で帰宅。

冬の日光はイベントがたくさんあり、予想以上に活気のある観光地になっていた。ミステリーツアー、雪上探検ツアーと盛りだくさん。とても楽しい休日だった。



高水三山

2007-01-07 20:25:29 | 
今年はじめの山行は奥多摩の高水三山とした。この高水三山とは、高水山、岩茸石山、惣岳山の三山を1度にめぐることができるのでそう呼ばれている。また、この高水三山は現皇太子と雅子様が訪れたことから道がよく整備されていると言われている。

立川、青梅と乗り換えて軍畑の無人駅で下車。駅のトイレを済ませて車道歩き。いくつか道路の上が凍っていて、時々怖い思いをした。30分ほどで高源寺が見えてくる。その後、本格的な山道となり高度を上げていく。1時間ほどで高水山手前に常福院という寺が見えてくる。その本堂の裏にこのコース唯一のトイレがある。トイレを利用してから景色のよいところでカップ汁粉で休憩。

高水山は木々があり展望はひらけていないので通過。そこから岩茸石山まで下ってからまた登る。途中、奥多摩の山はもとより、奥武蔵の山々も見えてくる。あるいは東京方面は新宿あたりの高層ビルがまるで東京アイランドのようにぽっかりと浮いたようにも見えた。

岩茸石山から惣岳山へは40分ほど登ったり降りたり。惣岳山も高水山同様展望はない。後は下るだけでどんどん下ってゆくが途中急なところもあるので十分に注意が必要。沢井の分岐で今回は立ち寄り湯とゆず料理を楽しむため、ゆずの里、勝仙閣、沢井方面に向かう。ほどなくすると車道にでるので車道歩きでのんびる下ると御嶽駅(右)と沢井駅(左)の分岐にでるが、ここでは下の青梅街道にでる階段を真っ直ぐに下りてゆく。ちょうど青梅街道を渡ったところに勝仙閣がある。

前日の雨でどろどろになった靴を脱ぎながら、広間に案内された。とても古い作りの広間でなんとなく懐かしい感じ。温泉ではないけれど柚子がたくさんはいったお風呂で冷えた体をあたためてからハイキングコースの遅い昼食を食べる。ゆず酒、ゆずグラタン、ゆず入りこんにゃくの刺身、マスの塩焼き、ふろふき大根にごはん、味噌汁がついて入浴料込みで2500円也。入浴だけでも1000円なのでそれを考えるとのんびりできて安いと思う。

このあたりには、蕎麦の玉川屋、酒造の澤乃井経営のいもうとやなどハイキング帰りに気軽な食事処も多い。また訪れたいところだ。