チョコな奴

チョコはチョコでも卵巣チョコレート嚢胞から命名。すっかり体調も戻りブログに趣味のことなど書きたくなってきた今日この頃…

しゃべれどもしゃべれども

2007-06-26 20:12:09 | 映画
久々の邦画。先に本(佐藤多佳子)を半分ほど読んでいたが、登場人物が1人欠けている、設定場所が少し違う以外は違和感を感じない映画だった。

二つ目の落語家、今昔亭三つ葉(国分太一)。古典しかやらない頭固めの噺家で、ちょっと行き詰まりを感じている。ふとしたきっかけで始めた落語教室。参加者は話の苦手な若い女性(香里奈)、小学校でいじめにあっていると思われる小学生(森永悠希)、そして元プロ野球選手で解説下手の野球解説者(松重豊)。みなそれぞれの目的を持ってやってきている。年齢、環境などまったく違う4人が不思議なハーモニーで仲良くなってくる。

三つ葉の師匠に伊東四朗、落語を少し披露するがこれがなかなかおもしろい。さすがに演芸場育ち。三つ葉のおばあちゃん役に八千草薫だが、小説よりちょっとお上品な感じかな。

太一くん、香里奈と悠希くんの落語はそれなりでした。やはり本物の噺家にはかなわないなぁ。

本では、三つ葉の自宅は吉祥寺の設定なのだが、映画はほぼ全編下町情緒たんまりという町ばかりの設定でそれはそれでよかった。こんなところが残っていたのかというような懐かしい場所がたくさん。実際に浅草近辺にはこんな場所がたくさんある。

下町情緒を味わいたい人、落語好きな人はにはよい映画。ちなみに私はたまにしか行けないけれど、落語好きです。


パイレーツ・オブ・カリビアン・ワールド・エンド

2007-05-31 23:10:03 | 映画
25日の日曜にぽっかりと時間が空いたので、いつもの場末のシネコンにパイレーツオブカリビアン・ワールドエンドを観にいった。

いつものように場末のシネコンは、新作は2部屋にて上映。この作品、なにしろ時間が長い。そんなわけで、あいにく小さい部屋での上映時間にしか合わなくて、なんとなく売れ筋の新作という感じがしなかった。久々に満席。

あのポップコーンの音、なんとかならないかな~。上映から1時間過ぎても延々となんか食べている隣のカップル、食べるたびにガサゴソガサゴソ。おかげで最初の退屈な2時間がなおさら退屈だった。

そして最後の1時間がアクションスペクタクル。もう~、早くやってよ~、今までの2時間、ストーリーはさっぱりわからなかったんだから~。

ということで、1作目、2作目を見ていたにもかかわらず、ストーリーがわかりませんでした。広告、宣伝では、謎が解けるなんて書いてあったけれど、謎は深まるどころか、さっぱりわからなかったというのが感想。

映画の前にキャラクター相関図、映画を終わった後に読む10の謎の冊子が配られた。読んでみたけれど、それでもわからない。←おバカかも。

さらに悪いことに、バスの時間に間に合いそうになかったので、エンドロールが終わった後の映像を見なかった。友人に聞いたのだけれど、もうひとり同席した友人が見ていなかったので「ナイショ」といわれてしまった・・・

冊子によると次回作があるらしい。あれ~、最後作ってふれこみではなかったっけ~。

ボンボン

2007-04-15 23:21:47 | 映画
ぽっかりと時間が空いてしまったので、昨日、TVで紹介されていた映画「ボンボン」を見に行ってきた。

ミニシアター系のシネカノン配給で私は川崎の映画館で見た。日曜の夜、お客は20人以下。たぶん生まれて初めてアルゼンチン映画だと思う。パタゴニアがアルゼンチンとチリの地域の呼び名であることもこの映画で初めて知った。

20年勤めたガソリンスタンドを首になった52歳の男の物語。装飾したナイフを作り売りさばこうとしても売れない。あげくのはてには無許可で販売したと警備員に注意され賄賂として装飾ナイフを提供したり、踏んだり蹴ったり。妻とは20年会っていないらしい。娘の家に居候。どうみてもやっかいものだ。ある日、車の故障で途方にくれていた女性の車を牽引してその女性の家に行くと娘と母親の2人暮らし。父親は亡くなって、繁殖用に飼われた大型犬「ボンボン」をお礼として無理やり押し付けられる。いっしょにドライブしているだけで、なんとなく心が温まった主人公。その後、ボンボンがドックショーで上位入賞し、繁殖でお金を稼げると目論むのだが・・・

ボンボンは「ハッピーフィート」のペンギンちゃんのように愛嬌たっぷりで可愛いというわけではない。ひょうひょうとした表情でわが道を行くといった感じ。大人しいし、いっしょにいたらなんとなく話しかけたくなるような犬だ。実は血統書付きのとても優秀な犬らしいのだが、ぜんぜんそんな風情がない。そこがいいのかもしれない。

物語は淡々と進んでゆき、けして大笑いしたり、泣いたりするようなお話ではない。なんとなくホっと心が温まる感じ。ヨーロッパでは大ブレイクでたくさんの賞も受賞しているらしい。アルゼンチンの荒涼とした景色とハリウッド映画のようなこれでもか的なストーリー展開でもないところがヨーロッパで受けているように思う。

ハリウッド映画慣れした人にはけっして見てはいけません。

ドリームガールズ

2007-03-18 23:42:35 | 映画
先週の平日の夜、いつもの場末のシネコンでアカデミー賞で話題の「ドリームガールズ」を観にいってきた。観客は約10名。

言わずと知れたダイアナロス率いるシュープリームスをモデルとしたブロードウェーミュージカルの映画化。舞台を見たことがなかったので舞台との差はわからないが、音楽としての質の高さとは裏腹にストーリー展開がとってもありふれていて、なんだかな~という感じ。

ストーリーとしては、利潤追求型のジェイミーフォックス演ずるプロデューサー役が最後に悪者になり、ハリウッド的、とてもわかりやすいのだが、個人的にはショービジネスの醜さが描かれているのが、後味が悪い。単純に音楽を楽しむにはよい映画。

ビヨンセのスタイルのよさと美しさはピカイチ。一方、助演女優賞総なめのジェニファーハドソンの歌は主演のビヨンセよりよほど幅を利かせていて、まあ、助演女優賞をとってもしかたがないかな。個人的には少し彼女のソロパートが多すぎでうんざりしていたのだけれど・・・

ダイアナロスにはかねてから、悪いうわさが多かったし、その高慢チキぶりは相当に有名だったので、今回の映画のディーナ(ビヨンセ)の役柄は相当によく解釈、あるいは別物と考えたほうがよさそうだ。

今、auのCMで「恋はあせらず」が流れている。他にもシュープリームス時代のヒット曲、ダイアナロスがソロになってからの数々のヒット曲は聴くととても懐かしい気持ちになる。だけど、ドリームガールズのヒットで半分引退状態のダイアナロスが世界ツアーなんてことにならないことを祈るのみ・・・


硫黄島からの手紙

2006-12-24 21:57:56 | 映画
戦争映画は普段、自分からは絶対に観ないのだけれど、今回は年老いた父がぜひ観たいというので付き合った。

1944年、戦局は日本軍に厳しくなっていた。本土決戦を前に重要な拠点となる硫黄島を守るべく、栗林中将(渡辺謙)が赴任した。軍国主義に洗脳された上官たちに叩かれていた西郷(二宮)たちを見て、無駄な体罰をやめるようにたしなめる。その後もアメリカ経験のある栗林中将はアメリカ軍の攻撃に備え、不合理な活動を改めようとするが、上官たちの反感を買ってしまう。いよいよ米軍が上陸してくるとその船、兵の数に驚き、本土の家族のために死を覚悟して抗戦する。

およそ60年前のお話であるが、アメリカ人監督が描いたものにしては、軍国主義下の日本の状況を上手に描かれていたと思う。平和ボケした現代の日本人にも理解するのは難しいであろう。かくいう私も戦争は反対であるが、詳しいことはよくわからない。長崎、広島の原爆、東京大空襲など数々の悲劇がドラマ化、映画化されてきたが、硫黄島のことは全く知らなかった。同じように中国をはじめアジア各地での日本軍による虐殺なども詳しくは勉強不足でわからない。

憲法第九条の改正の危機すらある。戦争の悲惨さを淡々と描いたこの映画を作ったクリント・イーストウッドに感謝したい。

今回、西郷(二宮)の妻役で裕木奈江が出演していた。かつてTVドラマで活躍していたが、一時男性に媚びるような演技からバッシングを受けテレビから遠ざかっていたが、その後は映画、舞台で活躍していたようだ。一時ギリシャに国費留学で勉強した演技がこの映画のオーディションに役立ったかどうかはわからないが、画面にでるとどうしても目が離せなくなる女優である。二宮君同様に今後の活躍に注目したい。


プラダを着た悪魔

2006-12-12 21:37:10 | 映画
さっきアップしたばかりだが、忘れないうちに映画の感想を。

週末、何を見ようか悩みつつ、結局「プラダを着た悪魔」にした。大好きなメリル・ストリープがこわ~いおばさん編集長役。あ~ずいぶん老けちゃって、そりゃそうでしょう。57歳ぐらいだからもちろん綺麗なんだけど、若い頃を知っているので厳しいなぁ。前に映画で見たのは「マディソン郡の橋」。それ以来だからあれから10年という感じ。映画の中でノーメークの場面があったのだけれど、場面が場面ではあるが「おばけ」のようだった。メークは大切だなぁと実感。

舞台はNYC。アン・ハサウェイ扮するアンドレアが運良く就職できたところが、ファッション雑誌のカリスマ編集長(メリル・ストリープ)のアシスタント。アシスタントを公私を問わず自分の手足と使い、無理いいまくり。こんな奴いないよと思うのだけれど、世の中にはそんな人もたくさんいたりするから、あながちリアリティーがないわけではない。そんな中、アンドレアもカリスマ編集長に感化され、美しく変身。恋に仕事にがんばるのだが・・・

お話はアメリカ映画らしく単純明快。鬼編集長にも悩みはあるのよ~んとか、やっぱり自分の夢は忘れちゃだめよ~んとか、身の丈を知った恋をしましょうね~んとかとか・・・

またまた、メリル・ストリープのお話で恐縮だが、彼女の声はすばらしい。ここのところ音に敏感なので、ああいった落ち着いた声で話ができたらよいなーと。アン・ハサウェイのきんきん声よりはとても聞きやすい。

さて、自分はというと・・・このだみ声をなんとかしましょう。

キンキーブーツ

2006-10-07 22:26:08 | 映画
川崎駅西口直結、9月28日オープンのラゾーナという商業施設にでかけてきた。別に商業施設に行きたかったわけではなくて、見たいと思っていた「キンキーブーツ」がラゾーナにある映画館で上映していたからというとても単純な理由。

混むことは予想されたので、午前中から出かけ、すぐに映画館でチケット購入。安心して早めの昼食へ。このラゾーナは1階はデパ地下並みの食品売り場と雑貨、2階3階はファッション関係、4階レストランとアミューズメント、5階スポーツクラブに映画館。そこで4階で沖縄料理の店に入ってみた。セット料理が多くてお徳なのだが、味が・・・塩辛すぎる。特にひどかったのは魚の煮付け。甘辛に煮付けてあるもので魚の肉の厚いところはいいのだが、添えてある野菜などは食べたとたんに水を飲む状態だった。店を出るとレストラン街はどこも長蛇の列だった。なかなかおもしろそうな店がたくさんあるのでまた次回探検してみよう。

さて、映画は・・・イギリスの田舎町。厳格な父親の死後、靴工場を継ぐことになったチャーリー。ところがふたを開けてみると工場は在庫の山。仕方なく15人を解雇したチャーリーだったが、先の見通しはなかった。ロンドンで商談の際に絡まれていた女性を助けようとしたのだが、実はその女性とはロンドンのカリスマドラッグクィーン=女装趣味の男性、ローラだった。ローラの女性用のブーツのかかとが壊れるのを見ていて、ドラッグクィーン用のブーツはニッチ(隙間)市場ではないかと気付く。ローラ、解雇した女性工員、残された工員を巻き込んでミラノの見本市に向けキンキーブーツ=変態ブーツを作ることを決意するチャーリー。彼はミラノに向けキンキーブーツを完成させることができるのか・・・

ローラを演じたキウェテル・イジョフォーが最高。歌も踊りも楽しいのでついつい本物のショーパブに行っているような気分になる。実はこの映画は今風にいうととても「ベタ」な映画である。ストーリはハッピーエンドでだれもが途中からこうなることを予想できて期待を裏切らない。中小企業の経営者の建て直し映画として見るのもおもしろいし、ローラと父親、チャーリーと父親、チャーリーと婚約者、ローラと保守的な工員などの人間関係も「ベタ」なんだけどおもしろい。やっぱり人間「愛」なのだな~。しかし、いわゆるゲイという方々はどうしてあんなに人の気持ちがよくわかるのだろう。一家にひとカマとは言わないが、会社にひとりあんな人がいたら楽しいのにといつも思うのである。

パイレーツオブカリビアン・デッドマンズチェスト

2006-09-18 21:46:33 | 映画
三連休の中日、ぐったりしながらも「パイレーツオブカリビアン デッドマンズチェスト」を観に行ってきた。

普段、平日にでかける場末のシネコンのあるショッピングセンター、平日とは大違いでものすごい人、人、人。子供は駆け回り、へたくそなバンドが演奏し、大道芸人が愛嬌をふりまく。そんななか、シネコンはなぜか小ぶりシアター2部屋でパイレーツを上映。2部屋ならせめて少し時間をずらしてくれたらいいのにと思いつつもまあ場末だからとあきらめる。

今回のデッドマンズチェストは2話分を一挙に撮り、パート2、パート3となるらしい。観た人はわかると思うけれど、思い切り次に続く的終わり方で、なんか腑に落ちない。そんな内容にもかかわらず2時間半近くというもの凄く長いお話。正直途中のアクションシーンはいいかげん長いぞとか、内容がなぜ?と思わせることが多かった。話はなんとなくわかったようなわからないような。前回のように小気味よく簡潔なストーリーではない。それでも興業成績は前回を上回る人気映画だ。

今回は人気俳優、女優 ジョニー・ディップ、オーランド・ブルーム、キーラ・ナイトレイのスケジュールが合わなかったあらしく、3人揃う場面は極めて少ない。だからあんなストーリーになったのかどうかは定かではないが、話の内容がちょっとだれる。

なんかすっきりしないのだけれど、あい変わらずジャック・スパロウ船長はオカマチックな歩き方で私を魅了する。う~ん、ジョニー・ディップファンとしては、パート3も観てしまうんだろうなぁ。

パイレーツ・オブ・カリビアン-呪われた海賊たち

2006-08-20 09:11:57 | 映画
デッドマンズヘッド-新作を見たわけではない。新作を見るにあたって、やっぱり旧作を見ておかねばとDVDを拝借して観賞。

あのディズニーランドのアトラクションを元に脚本を制作したなんて、すごすぎ。ディズニーは好きだけれど、おばさんは中味はぜんぜん考えないで乗り物に乗っているからな~。最初はどんな内容の映画なんだろうと思ったけれど、子供にも受け入れやすい内容に仕上げてあるのは、さすがディズニー映画。当然、大人にもわかりやすく娯楽映画としては気楽に楽しめるのでヒットにつながったのだろう。

さらにヒットにつながったのはジョニー・ディップ。かっこよすぎである。いいかげんでヘラヘラしているようで決める時には決める男、スパロウ船長は女心をくすぐるのだ。オーランド・ブルームがきれいでかっこよくてもジョニー・ディップの怪しい魅力には及ばない。

キムタクが物真似するスパロウ船長がどんだけ似ているかぜんぜんわからなかったけど、今回の映画を観てよく似ているのがわかった。余談だけど、キムタクはあの器用さが実はほんものの大物になるのを邪魔しているような気がする。

役者の上手下手は役柄によってがらりと印象が変わることだと思っている。そして、変わったなかでもその人のユニークさ(無二、唯一)が表現できるかどうかということ。よくおすぎとピー子が「金太郎飴」と称する役者はどんな役をやっても一緒になってしまう人。ジョニーディップはまさにその逆で役によって印象が変わる役者だ。彼は自分のルーツであるネイティブアメリカンにこだわった映画「ブレイブ」を製作したことがある。この時はもうジョニーディップも終りかもと思っていた。その後、「スリーピーボロウ」「ショコラ」あたりまではパッとした作品にもめぐりあえずにいた。そして、この「パイレーツオブカリビアン」以後はもうとんとん拍子で主役を張っている。

何が彼を変えたのか?やっぱりバネッサパラディと子供かな~。仕事に打ち込むには安定した家族の存在が大切なのかもね、と妙に納得した映画だった。

歓びを歌にのせて

2006-07-15 00:02:25 | 映画
この映画の英語のタイトルは「As it is in heaven」。「歓びを歌にのせて」日本語タイトルはこの映画を直訳している感じ。映画館で見ようと思っているうちに終わってしまったので今回はレンタル。

世界的マエストロのダニエルは、演奏中、突然倒れる。医師からはぼろぼろの心臓と言われ、仕事を休み子供の頃に生活したことのある村の廃校の校舎を買い取り移り住む。ひょんなことから教会の聖歌隊の指導を頼まれる。老若男女、それぞれ複雑な事情を抱えていたが、週に1度集まって練習していた。ダニエルは表面的な歌の指導ではなく、ひとりひとりの声を重ねることを主体として一般的ではない指導をしていく・・・

聖歌隊の中には3人の女性がフューチャーされる。

レナ-人前では明るく振舞っている彼女だが消すことのできない過去があった。彼女は男性に騙されていたこと、その事実を知っていたにもかかわらず村人たちが告げなかったことへの村人への不信感をぬぐいされない。

ガブリエラ-家では嫉妬深い夫からのDVに耐えている。村の人も知ってはいるが、見て見ぬふり。彼女は歌を通じて自我を取り戻し、夫の暴力が激しくなりあるとき家をでる。

インゲ-牧師の妻。牧師である夫は職業を理由に妻との関係は希薄なものに。セックスレス、無関心な夫も、ダニエルの歌の指導により変わってゆく妻、そしてダニエルに嫉妬心を感じていた。わからずやの夫にインゲも家をでる。

どの女性も男性により人生を翻弄される。スェーデンというと男女平等、男性も育児休暇をとる国である。そのスェーデンですら、男性に翻弄させられてしまうのか。これは都会ではなく、田舎の村だからなのだろうか? それとも、どうにもならない女の性(さが)なんだろうか?

最後の場面はちょっとありえないだろうという設定とコーラスではなくそれぞれの声を重ねる聖歌隊の声、それが会場内にどんどん広がっていくところで終了する。最近、ヨガクラスの最後に寝転がって「あ~~~~~、う~~~~~~、ん~~~~~」と声を出して終了するクラスがあるんだけど、これがとっても気持ちがいい。もちろん自分の声だけではないんだけれど、寝転がって発声することで、お腹から声がでていることを感じられるし、頭蓋骨に響いているのを感じる。このラストシーンも自分の声と周りの声を重ねることで癒されているのが感じられる。ラストは悲しい場面でもあるのだが、この声ですがすがしい気持ちで不思議と涙が流せる。