チョコな奴

チョコはチョコでも卵巣チョコレート嚢胞から命名。すっかり体調も戻りブログに趣味のことなど書きたくなってきた今日この頃…

表銀座 大天井岳 2007年7月23日(2日目)

2007-08-04 21:12:59 | 
なかなか更新できなかったが、山行2日目を記録。

いつものことだが、山の朝は早い。4時ごろからがさごそガサゴソ。ご来光を見に行く人が準備。どうやら写真の愛好家の集まりらしく、三脚を持ってでかけたようだ。残念ながら、外は霧。雨も降り出したようだ。私も雨がやんだ時にそなえ、5時からの朝食のため、食堂の列に並び、ヨーイドンで食べ始める。あっという間に食べ終わり、流れ作業でお手洗い。

残念ながら、雨がひどくなってきて、すっかりやる気をなくし、また寝ることにする。いつまでたっても雨がやまないので、しかたがなく8時に出発。昨年は歩くにつれ晴れてきたが、今回は残念ながらその気配はない。ただ、山道の脇にはコマクサの群集が現れて、励ましてくれる。他にもたくさんの花々が咲いている。う~ん、名前が覚えられない。

どんどん歩いていくけれども、このガスの彼方にはきっとアルプスの山並みが見えるんだろうなぁ~と想像しながら歩く。蛙岩(げえろいわと読むらしい)あたりでは大きな岩の集団があるけれど、ガスのせいかどれが蛙岩かわからない。

どんどん進むとさらにコマクサの群生地が続く。今年はよく咲いていると言われた、前夜、燕山荘のオーナーの話を実感。天気が悪いので道を間違えているわけではないのだが、なんとなく同じ道をぐるぐる回っているような錯覚に陥る。やっとやっと喜作レリーフを発見。大天荘までもうすぐかも~と地図を見ずに勝手に思い込み、その後の急な登りでゼ~ゼ~になる。高度もどんどん上がっているためにちょっと行っては休み、ぜ~ぜ~。こんなに時間かかるんだっけ~。雨もひどくなり、風もひどくなり、軽い頭痛でへろへろになる。そう思ったところで念願の大天荘が見えてきた。

本来の予定では、ここで昼食後、常念小屋まで行くのだが、どうせ雨だし景色見えないし、疲れたし、ということで、まだ午前中にもかかわらず、宿泊決定。チェックインして、昼食にありつく。有名なカレーとナン。4種類のカレーから選ぶことからきっとレトルトなんだろうけど、なかなかおいしい。ナン、ライス、チャイもついていて山小屋の食事とは思えないおしゃれなランチ。

部屋の中はストーブをたいているんだけど、ちょっと暑いので窓を開けて外の景色を見ながらのんびりと過ごす。雨もやみ、外でテントを張っている人、酒盛りしている人、読書している人など思い思いに過ごす人々。お昼寝したり、山の雑誌を見たりして過ごす。

5時、夕食の時間。ここはチェックインの際に夕食のメニューを魚か肉と選べる。魚はさんまのあんかけ、肉は鶏肉のあんかけ、ということで別々のメニューを頼み両方味見。昨日に引き続きとてもおいしい。大天荘も燕山荘が経営参加しているため、食事に力を入れて、特色を出しているのだろう。

夕食後も山の漫画などを読んでいると、小屋の人が「槍が見えてきたよ」と教えてくれたので、あわてて外にでる。雲が流れていて、槍から穂高連峰まで上部が見えるが、下は雲海。別の方角では後立山連峰、白馬連邦などなど見渡せる。やっと自分が2900mの山にいることを実感。写真をとりまくる。到着したときに食堂に飾ってある写真をみて、こんなに近くに槍が見えるなんてうそみたいとつぶやいていたが、事実だと感激。

けっこう寒くなったので、戻ってさらに漫画を読む。尚、今回読んだ漫画は石塚真一の「岳」1巻、2巻。その後、おとなしく就寝。

写真は槍ヶ岳(右)から穂高連峰(左)

続く