チョコな奴

チョコはチョコでも卵巣チョコレート嚢胞から命名。すっかり体調も戻りブログに趣味のことなど書きたくなってきた今日この頃…

花見-小田原日帰りの旅

2007-03-31 21:48:00 | 旅行
やっとやっと桜が咲いたようなので、ちょっと遠出して小田原の桜を見に行ってきた。

小田急ロマンスカーは箱根湯本行きの9時から10時発のロマンスカーは1週間前でも満席だった。新宿から来る友人に頼んで「さがみ号」小田原行きを予約してもらった。私は途中から合流。案の定、「さがみ号」も満席だった。

小田原の駅は数年前に改装されてとてもきれいになった。駅から人の波についていくとお城に到着できた。桜は5分から6分咲きだったが、車は渋滞し、人はたくさんいた。友人は花より団子と言っていたので、城の中にある報徳会館の飲茶レストラン「樹麻」を予約しておいた。今は桜の時期ということで特別メニューの3500円からのコースになる。レストランの中は木をふんだんに使ったとても気持ちのよいレストランですべてのテーブルに予約の札がついていた。

メニューは
◆前菜◆
前菜盛合せ 水菜と烏賊、クラゲのあえ物

◆自家製点心4品◆
桜入りふかひれ餃子 鮑焼賣 叉焼パイ 大根もち

◆スープ◆
ぷりぷり海老の水餃子スープ

◆料理◆
湯葉とホウレン草の干し貝柱あん

◆食事1品◆(お好きな1品をチョイス)
しゃきしゃきレタスと鮭の炒飯  チャーハンをチョイス
雪菜と鶏肉のビーフン

◆デザート◆
KONOMA特製デザートトリオ 暖かい焼き菓子、苺のプリン、杏仁豆腐タピオカとマンゴのせ

◆中国茶◆ (皆様で1種類をお選びください)
烏龍茶 ジャスミン茶 プーアール茶-ジャスミン茶をチョイス

どれもあっさりしているけれど、しっかりと味がつけられている。量が少ないかと感じるかもしれないが、食べ終わるころにはおなかいっぱい。とくにデザートがおいしいので満足度が高い。桜の季節以外は1500円からのランチがあるので、また訪ねてみたい。

満腹なので少し歩こうと城の天守閣に登ることにする。大人400円を支払い、近代的な城の中を散策。思ったよりも広く階段も昇りやすく展示品などを見ながら4階ほど昇り、やっと展望室へ。少し雲がかかっていたが、箱根の山も見えた。

城の桜を見たあとに名物の象を見に行く。ところがわれわれが近づくとなぜか象は部屋の中に入ってしまった・・・やっぱり嫌われているのか知らん。しかたがないので猿を見て、それから城を後にする。

混雑しそうな湯本はやめて今日は湯河原の温泉にだけることにする。JRにて湯河原駅、バスに乗り換え奥湯河原の町営日帰り湯「こごめの湯」に行く。バス停から急な坂道を登り、ぜいぜいしながら入場。ひとり1000円。お風呂は露天もありなかなかのんびりとできてよい。汗がだらだらと流れるまではいる。休憩室でちょっと休み、またバスで駅へ。駅隣のコーヒーショップにておいしいスイスコーヒーを頂く。駅逆側隣の金沢で有名な和菓子店「村上」の和菓子を購入。またJRにて小田原に戻る。とりあえず帰りのロマンスカーを予約してから、いつもいただいているすし屋へ。小田原といえば鯵寿司。ここは7かん、980円で新鮮な生の鯵寿司が食べられる。

その後もいつものお土産やさんの鯵の干物を購入、最後に駄目押しで駅の売店でいつもの大雄山名物、天狗葉団扇せんべい(落花生入りの甘いおせんべい)を購入して大満足で帰路につく。

今回は箱根ではなく湯河原の温泉に行ってみたが、温泉街の雰囲気がなかなかよかった。今回は忙しくて温泉しか回れなかったので、またこんどのんびりと行ってみたいと思った。

いつものことながら私たちの旅はやはり花より団子であった。

ドリームガールズ

2007-03-18 23:42:35 | 映画
先週の平日の夜、いつもの場末のシネコンでアカデミー賞で話題の「ドリームガールズ」を観にいってきた。観客は約10名。

言わずと知れたダイアナロス率いるシュープリームスをモデルとしたブロードウェーミュージカルの映画化。舞台を見たことがなかったので舞台との差はわからないが、音楽としての質の高さとは裏腹にストーリー展開がとってもありふれていて、なんだかな~という感じ。

ストーリーとしては、利潤追求型のジェイミーフォックス演ずるプロデューサー役が最後に悪者になり、ハリウッド的、とてもわかりやすいのだが、個人的にはショービジネスの醜さが描かれているのが、後味が悪い。単純に音楽を楽しむにはよい映画。

ビヨンセのスタイルのよさと美しさはピカイチ。一方、助演女優賞総なめのジェニファーハドソンの歌は主演のビヨンセよりよほど幅を利かせていて、まあ、助演女優賞をとってもしかたがないかな。個人的には少し彼女のソロパートが多すぎでうんざりしていたのだけれど・・・

ダイアナロスにはかねてから、悪いうわさが多かったし、その高慢チキぶりは相当に有名だったので、今回の映画のディーナ(ビヨンセ)の役柄は相当によく解釈、あるいは別物と考えたほうがよさそうだ。

今、auのCMで「恋はあせらず」が流れている。他にもシュープリームス時代のヒット曲、ダイアナロスがソロになってからの数々のヒット曲は聴くととても懐かしい気持ちになる。だけど、ドリームガールズのヒットで半分引退状態のダイアナロスが世界ツアーなんてことにならないことを祈るのみ・・・


5 佐藤正午

2007-03-10 01:03:01 | 読書
佐藤正午の新刊「5」がない。アマゾンにもない、セブンアンドワイにもない。あったあった、池袋ジュンク堂書店の在庫とイーブック。

どうやら朝日新聞の書評欄で絶賛されたらしい。中高年の恋愛を描くのは何も渡辺淳一先生ばかりではないのだ。まだ読んでいないので、なんともいえないが、アマゾンに在庫がなくなるほど売れているなんて、すごいすごい。

岩波書店からでた「小説の読み書き」佐藤正午は先日読んでみた。教科書に出てくるような有名な小説を小説家の視点で読むだけではなく、書くという視点からも書かれている。へ~、こんな小説だったけ、というようなお話が多く、いかに自分の記憶力がないか実感。佐藤正午の文章はなにしろ読みやすい。読者にわかりやすく書いている意思が見える。わざわざ難解にしているんじゃないの、という作家も多い中、佐藤正午を読むとなんとなく安心。

明日、神保町に出かけるので「5」を探してみよう。

マンモグラフィー検査

2007-03-04 20:04:52 | 雑感
市のがん検査でマンモグラフィーが1500円で受信できるということから、先週の水曜に市立病院に行ってきた。

乳がんは近年、30才から64歳の女性のがんの死亡第一位になっているとのこと。年齢的には40代後半での罹患率がもっとも高く、その後50代から横ばいである。今まで人間ドックとのセットで超音波での検査は行っていたが、初めてマンモグラフィーをやってみることにした。

ピンクリボンという活動があり、マンモグラフィー検査を受けましょうということなのだが、年齢により、だれもがマンモグラフィー検査が適切とはいえないようだ。マンモグラフィー検査は器具により乳房を2枚の板で挟み、できるだけ薄くしてそこにX線をあてて画像を見るという検査。若いときは乳腺が活発なためにこの2枚の板で挟むのが難しくまた痛みを伴うため、超音波検査のほうが向いているようだ。このたび、私も40代後半になったために、マンモグラフィーをやってみる気になった。

私が訪れた市立病院は昔から知ってはいたものの、訪れる機会はなかった。行ってみて驚いた。外見はともかく、中もものすごく古く、汚いイメージ(あくまでもイメージ)なのだ。これはひとえに照明と壁の色が影響しているのだろう。そして例えば検査室の表示の照明も昭和初期かと思わせるようなものが今だにテープで無理やり修理されてかろうじて付いているという感じ。トイレなどは40年前に通っていた小学校のトイレを思い出させる。

ちなみに私の住んでいる市は政令指定都市であり、人口も100万人以上はいると思われる。市立病院は3つ。うち1つは最近できたものであり、某大学病院に委託されているらしい。もう1つはすでに改装が済んでおり、比較的新しくなっている。ところが今回訪れた病院のみが、どうやら取り残されてしまったらしい。市でも先月まで病院に対する意見を求めていたようだ。

この病院はなにしろ場所が悪い。どちらかというとお隣の市の駅のほうが近いのだ(バスでおおよそ6-7分)。市営バスは各所に出ているが時間が1時間に1本から2本、無料のバスは1時間に1本で市の真ん中あたりまで20分もかかる。

さて、検査である。おばけが出そうな病院でまずは看護婦さんが歩きながら説明してくれる。その後、X線室(だだっぴろい)のつい立の後ろで上半身裸になり、検査器具の前に立ち、乳房を挟まれる。友人からなにしろ痛いと聞いていたので、ここは我慢。右側はあっという間に終了。ところが左側が挟み方が上手くいかないらしく、何度も挟まれやっと終了。その後、外科に移動して、男性医師の触診。ベットに寝かされ、指で挟まれながら細かくチェック。以前は立って乳房のひきつりなども見たようだがここではそれはなかった。やっぱり男性医師より女性医師のほうがよいなぁ。

会計をして終了。映像の結果は専門の医師と市がもつ協議会にかけられるので、画像診断ミスは少ないようにしているとのこと。10日ぐらい後に郵送にて結果が知らされるそうだ。

前述したとうり、検査はともかくこの病院をなんとかしましょうよというのが、今回一番感じたこと。残念ながら市役所のこの病院に対する意見収集は先月で終わっていたので、メールでは意見を言うことはできなかった。道路ばかりほじくっていないで、もっと病院にお金を使ってくださいよ~、A市長さん。

日光湯元雪まつり

2007-03-03 23:03:27 | 
先週末2月24日から25日、奥日光湯元の雪まつり、雪上探検ツアーに参加するために日光を訪れた。

JRと東武のコラボ電車、朝7時12分発の新宿発日光1号に乗って、まずはJRの線路をひた走る。その後、栗橋の駅は停車駅ではないものの停車。JRから東武の線路に入るため、運転手、車掌の交代がある。あっという間に東武日光駅へ。朝9時8分に到着。普段なら仕事の始まる時刻。最初の計画では戦場ヶ原で軽くスノーシューの予定だったのだが、疲れていたために急遽電車の中でみた「明智ミステリーツアー」の参加に変更。

冬の日光は温泉だけではなくたくさんのイベントが行われている。この「明智ミステリーツアー」も時期限定のツアーであるが、ガイド料は旅館組合がサポートしているらしく、東照宮の入場料1300円のみで、とってもリーズナブル。まずは輪王寺三仏堂前に集合。みのもんた似のガイドさん登場でツアーの概要を説明してくれる。近年の研究により、明智光秀は農民の竹やりによって死亡していたというのがどうも不自然で、生き延びたのではないか、そして天台宗とかかわりの深かった光秀は僧侶となって、その後、徳川家の陰陽師として活躍したのではないかという説を探っていくというもの。ガイドさんはひとつの説、ミステリーであるということを強調していた。天海のことばかりでなく、東照宮の数々の不思議を説明してくれた名物ガイドさん、覚えきれないほどたくさん説明してくれ、10時半から1時過ぎまで寒さのなかではあったが、とても楽しいツアーであった。東照宮は何度も訪れているが、今までで一番勉強になった。

さて、1時過ぎにツアーが終わったので、神橋まで戻り、昼食後バスに乗車、湯元温泉へ。予想に反し、バスはわずかな空席を残しいっぱい。なんとか座れたが、もっと先のバス停から乗った人は補助席になった。日光市内には雪はまったくみられず、いろは坂もほとんどなし。中禅寺湖に来てやっと雪が少しある程度。戦場ヶ原に雪はあるものの道路にはまったく雪はなかった。終点、湯元でも道路には除雪されているためか、雪はなかった。ちょうど宿のバスが迎えにきていたため、すんなり旅館へ。

今回は休暇村。湯の湖を望むリーズナブルで大人気な公共の宿。チェックイン後、温泉い入るが白濁のとってもいいお湯。露天風呂は外が寒いためかお湯の温度も低くてとても長くはいれてグッド。

雪まつりの一環として、夕方から週末のみ灯ろうが飾られているということで、夕方前に散歩をしたが、路面が凍っていてけっこう怖かった。早めに出かけたせいか人は少なかった。夜になると気温が下がり、路面は凍りけっこうたいへんなお散歩。そそくさと宿に戻り、夕食をいただく。野菜中心のとってもヘルシーな夕食だった。季節はずれの鮎の塩焼きは???だけどまあ許しましょう。別料金で湯葉懐石にも変更できるようだ。そちらは一転、豪華らしい。早めの就寝。

翌日の朝食はバイキング。和洋折衷で種類も多くて大満足。いよいよお待ちかねの雪上探検ツアー。まずは湯の湖レストハウスで受付を済ませる。レンタルスノーシューとストックを借りて待機。どうやら東京新聞、東京中日スポーツがスポンサーについているらしく、旗がはためいていた。9時15分から開会式、栃木弁の開花宣言を聞いて各グループのガイドさんの簡単な説明を聞く。今回は石楠花平コースに参加。ガイドは日光自然博物館のスタッフで奥日光の自然のエキスパートのおにいさん、お姉さんたちだ。

鳥の鳴声から鳥を限定し、木の皮の削り跡から動物を特定し、足跡からは動物名と状況まで特定するという、私たち素人からみたら神業のような説明がとても楽しかった。自分たちだけで出かけていたら、ただ、景色が綺麗とみているだけで、後はガシガシと汗を掻きながら歩いてしまうところだった。ガイドさんのおかげで、説明を聞きながら、のんびりと歩く。心にも体にも、とてもやさしいスノーシューツアー。説明がきちんと聞けるように15人前後をひとグループとしてくれているところも、とても好感がもてた。

頂上の石楠花平は金精道路(冬季閉鎖)の上にあるのだが、通常ガードレールなど見えないほど雪が積もるらしいが、今年は雪が少なくガードレールの頭が少し見えている。気温もマイナスにはなっていなかったような。そんなわけで昼食休憩の石楠花平でも思い思いに持参した昼食でみなのんびりとピクニックを楽しんでいた。帰路は金精道路を下り、湯畑で滑り台をして下っていった。終点の湯の湖レストハウスでは、温かな豚汁と甘酒、お汁粉の接待。まったくいたれりつくせりである。これで、参加料500円(湯元宿泊者)スノーシューレンタル500円。たったの1000円である。なんだか申し訳ない気持ちでいっぱいになる。帰りがけにはたくさんのボランティアと思える方々が「また来年もお越しください」と声をかけてくれた。

帰路のバスの時間もあることから宿に戻り、そそくさと温泉で体を温め、あわててバス停へ。バスはやはりけっこうな人。暖かな空気の中、日光駅へと戻る。当然爆睡。

この時間なら余裕で都心に戻れると思ったら、が~ん、なんと東武特急は夜7時台まで満席だ。特急は全席指定のため1時間に1本の快速しか利用できない。それも直前に出たばっかり。しかたがないので、JR日光駅へ。徒歩5分ぐらいなのだけど、JRの駅は驚くほど閑散としていた。宇都宮で乗り換え、新幹線には乗らずに快速ラビット号で帰宅。

冬の日光はイベントがたくさんあり、予想以上に活気のある観光地になっていた。ミステリーツアー、雪上探検ツアーと盛りだくさん。とても楽しい休日だった。