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トラクターの世界史

2017年10月05日 | ノンフィクション
「トラクターの世界史 藤原辰史 中公新書」を読んでいましたら、
最終章でディーゼル機関を発明したルドルフ・ディーゼルの息子が、
戦後にヤンマーへ招かれて本社で講演をした話が載っていました。

曰く、
「中小型の蒸気機関が大型蒸気機関と同じくらいの効率をあげていたなら、
 小企業も倒産せずに大企業と同じくらいの経済恩恵を受けられ、
 共産党宣言もいまのようなかたちでは書かれなかったと考える」

え、そうなの?
小さな蒸気機関が発達していたら、共産主義は存在していなかったってこと?(極論ですが)

おお、これはスチームパンク改変歴史SFのネタにそのままなるじゃないですか。
露西亜に革命がおきずに日露戦争は引き分けぐらいになり、
ロシア帝国はあるいは立憲君主国として存在し続けるかもしれません。
当然中国は、軍閥の群雄割拠の後国民党が支配するとか…
誰か、この時間線のハナシを書いてくれませんか。


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