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丹夫人の化粧台

2018年12月01日 | 雑日
解説によると、正史の編集本が角川文庫で出るのは15年ぶりだそうです。
この一文だけで買って読んでしまいました。

戦前の、由利先生ものではない短編、
しかも「鬼火」「面影双紙」「蔵の中」等有名作品以外となると、
読み応えがぐっと落ちる感じは仕方がないか。
どうしても乱歩のエピゴーネン的な見方になってしまうので、
そのあたりで新たな視点で切り込んでくる研究者はいませんかねえ。
水谷準が「雑誌をカラフルにする不思議な才能」と評したのは、
編集者視点で書かれた作品(「新青年」「文芸倶楽部」発表)にあるのかも、
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