社長の品格  成功への羅針盤

二十年ぶりの封印を解き、今再び俳優業に復帰した女社長ブログです。

広島旅行 尾道ラーメンと歴史と文学の巻き 6日目

2009-09-02 22:34:39 | 家族
さて、いよいよ翌日にはここを発つので、
このあたりを観光する最後の日となりました。
この日は府中市と上下町へ出掛けました。


府中でまず訪れたのは、「三郎の滝」です。
おっとちゃんが子供の時に一度連れてきてもらったことがある場所で、
私もそういえば以前テレビで紹介されているのを見たことがあります。
一郎、二郎、三郎の滝と、美しく三段の滝になっていて、
それも滑り台のように見事に浸食されている岩なので、
小学生くらいの子供たちは親に連れられおおはしゃぎで滑っているのです。
天然のウォータースライダーです。
私の子供がそのくらいだったら、
きっと子供より私のほうが大はしゃぎしてしまいそうです。
とても楽しそう。面白そう。涼しそう。いいなあ。。。
こんなところならお弁当でも持って、思いっきり遊びながら、
自然の中でおにぎりでも頬張りたいです。
けれど子供らはすっかり大きくなりました。


上下町ではまず、少し遅いお昼を摂ることにしました。
なんだか美味しそうなラーメン屋さんを発見して、
駐車場に車を入れていると、人のよさそうなおじさんが、
「今、閉めたところだったけれど、せっかくに来て下さったのだから開けましょう。」と優しい笑顔。
鍵を開け、電気つけ、白衣をはおり、
休憩時間を削って再び営業開始してくれました。
人柄が味にも出ているのか、とても美味しいラーメンでした。
(私が注文したのは辛いつけ麺。)
娘からもらった一口の尾道ラーメンはさらに格別です。
本場尾道でずっとラーメン屋さんを経営していたというおじさんの
そのラーメンは大当たりでした。今まで食べた尾道ラーメンの中ではぴか一です。
私たちが食べ終わり、おじさんはこれで休憩がとれます。

私たちが店を出たところで、入れ替わりに別のお客さんが入って行きました。
「今、しめるところだったのですが、やりましょう!・・・・」
あらら。。。ごめんなさい、思わず笑ってしまいました。
(次のお客さんが入ってゆくところ)
おじさんは、お客さんのために結局この日、休憩をすることなく働き続けたのでした。
(この後、観光して再びお店の前を通ると、休憩でひとあし先に帰っていた奥さんの車も置かれていたので、
営業時間が始まった様子。)
旅行中に巡り会ったおしいラーメン屋さんに心まで満足させたもらった、ちょっとあったか~いエピソード。




腹ごしらえした後は、車を止めて、上下の白壁の町を散歩です。
かつて幕府の天領と栄え、いち早く中央の文化が伝わった歴史ある場所。。。
上下歴史文化資料館ではこの町のことをとても丁寧に教えてくださり、
気持ちよかったです。歴史や昔の建築物にも関心がありましたが、
中でもこの資料館はそもそも「蒲団」のヒロインモデルでもあり、
それをを書いた、田山花袋の弟子でもある岡田美知代の生家でもあるため、
文学の香りがぷんぷんする、居心地の良い場所でした。
自然主義文学はあまり触れることがなかったので、
これを機に願わくば読みあさりた~い・・・(優先順位に問題ありき?!)

この日、新たに文学や歴史や街並に出会え、
また少し賢くなったかな?わが家族。(自分も含め)
            


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