社長の品格  成功への羅針盤

二十年ぶりの封印を解き、今再び俳優業に復帰した女社長ブログです。

傲慢な生き物

2008-01-09 12:30:36 | 日記
1時間ほどの仮眠をとった。
寝ているはずなのにこの研ぎ澄まされた繊細な感情はいったいなんなのか。

夢をみた。
まるで短編小説でも書けそうな、じっくりと凝縮されたリアルな映像だった。
目が覚めるとすすり泣いている自分。体を起こさずにしばらく泣くことにした。


魚をもて遊んでいる大人。食べてしまうからどうせ死んでしまう魚をその前に
なにかの賭けでもしているのか大人たちはそれらを投げつけている。
魚は叩きつけられた痛さと水のない恐怖心で、何かを悟ってしまったような
うつろな目をしてバチバチと体を横たえ跳びはね、くねらせている。

金魚鉢をひっくり返して慌てて金魚をつかんで戻す時のように
私も死にそうな魚を必死でつかんで桶の水に入れようとしている。
ぬるぬるとしていて今に死んでいくそれがとても気持ちが悪くて
それでも必死につかもうとしている。
一匹一匹を手にとりながら魚達に泣きながら謝っている。
「ごめんね。本当にごめんね。大切に大切に頂きます。有難う。
そんなふうに言いながらしゃくりあげて泣いている。

妙な夢だった。

人間というのはなんて傲慢な生き物なのだろうか。
いろいろな植物や生き物のおかげでこの体が作られている。
自分ひとりで悩んだり悲しんだりすることがひどくばからしくなった。
そんなことしたら生き物達に申し訳なく思った。
私は今までどれだけの生き物を頂いたことだろうか。
恩返しする対象がまた一つあったことに気付く。


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