ばらと心

気持ちの良い晴れた日。
四季咲きの我が家のバラたちがたくさん咲いていることを
ようやく目に留められ、慌ててカメラに収めました。
栄養も決して充分ではないはずなのに、
温暖な秋のせいか手の行き届かない我が家のバラも
今年は例年になくこの時期のバラにしてはたくさんの花をつけています。

我が家のバラの中でも私の一番のお気に入リです。
けれど名前はわかりません。

美しく咲くバラを目にしているにも関わらず、
頭は仕事でいっぱいで、見えていない不思議。
見えるはずなのに見えない・・・

ふと我に返って振り向くと、
そこには精一杯、美しく咲き誇る花々・・・
大地の栄養を吸収し、
（特に我が家のバラたちは必至だったに違いありません。）
せっせとこの時期を待ちながら開花の準備を進めて
いるのだから、何事も一長一短に出来ることなんてないのです。

いつものように足早にバラの間を駆け抜けた時のこと、
目には美しく咲くバラの花々が写り、
上品な芳しい香りを嗅ぎ、
太陽の光とぬくもりを肌で感じた瞬間がありました。
何も特別なことではないのに、
その一瞬は時間が止まったようで、
ああ今日も私は生きている、私は生かされている
と実感するのでした。

凛とした美しさを漂わせ、その上力強さを兼ね備えたバラに
パワーをもらい今日も私は元気に頑張れます。

＊写真はすべて同種のバラです。いろんな表情を見て頂きたくて別の角度から。

　
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