中山功太単独ライブ@baseよしもと 11.26

2006年11月27日 | 中山功太単独ライブレポート
※印象に残った点を幾つか。

○コント「デスノートのパロディ」
功太はライト(字が分かりません)役、死神も居ましたが、彼にしか見えません。ある日「デスノート」を使い過ぎて書くところが無くなったので、死神にもう1冊ノートが欲しいと頼むが、与えられるのは「デス定規」「デスティッシュ」「デスクトップ」など変なものばかり。様々な「デス」の付く小物のオンパレードで、かなり面白かったのです。旬なネタのため、おそらく今しか見られないであろうと思うと残念。

紙に二人の名前を書き「デスボンド(接着剤)」でくっ付けると、その二人は合体してしまう。ライト「そうだ!スピリチュアルカウンセラー江原啓之と美輪明弘を合体させてみよう!」まさかの「江原」発言に、分かった人は爆笑。

○ブリッジ映像「中山功太が観たことのない映画を、DVDのパッケージだけで解説」
前々回の単独ライブでも爆笑を誘った「中山功太が観たことのないジブリ映画をイメージだけで解説」の、ジブリ以外の映画版です。かなりメジャーな映画がずらりと並んでましたが、全部観た事ないんですね~。人の事言えませんが。私も映像で紹介された映画は分からない派なんですが、これって知っている方がもっと面白いんでしょうか。「セブンイヤーズインチベット」のブラピの写真を見て「え~・・、俳優さんが・・・ちょっと分からないですけれども・・」が可笑し過ぎた。
田中邦衛が出演している映画のパッケージを見て「たぶん『北の国から』と同じ演技をしている。(中略)役者としての器は大きいが、引き出しが少ない」

3本目のブリッジでは、観たことのないアニメを解説。懐かしの「晴れときどきブタ」を「日記に『晴れ時々ブタ』と書くと本当にブタが降ってくる、ノートに書いたことが現実になる・・えー、元祖デスノート」と解説。爆笑。

○コント「CR機企画会議」
新しいCR機のプレゼン風景。「101回目のプロポーズ」「ドラえもん」や「ドラゴンボール」「美味しんぼ」等のドラマやアニメとCR機のコラボ、あるいは「野良犬」「水」などシンプルなものも。最終的に自分の波乱万丈な半生をテーマにしてみてはどうかと提案し、今まで犯してきた様々な犯罪を暴露する。そして最後の犯罪をその場で犯す。オチが怖過ぎた。しかし最後のセリフを噛んでしまったのが惜しかった~

○コント「祭準備の立て込み」
祭を仕切る男(功太)が祭の準備をしているところに、テレビ局が取材に来たので、取材陣に祭の様々な催しを紹介していく。「デスノート」同様、速いテンポで次から次へと小道具を出し、かなり面白かったです。何となく漂う胡散臭さも抜群でした。
だるまにカラコンを付け「おお!このだるまハンサムやな~、『ハンサムだるま』や。2年目の若手みたいやな~」笑
なまはげのお面にサンタの帽子を被せた「なまはげクロース」。子供のいる家に入って「泣く子にメリークリスマス!」と言うらしい。こういうの好き~

○コント「独房」
暇過ぎる余り、独房で一人遊びや脱獄を考える、何故か異様にテンションの高い謎の青年。しかしオチでその意味が分かる、ちょっとコワいコント。一人遊びや脱獄を考え、自分でツッコんでいた辺りはどれも可笑しかったです。
「脱獄したらアーティストになろう。(中略)それで突然辞めて、下衆いシルバーアクセサリー作って下衆い値段でファンに売ろう・・ああ、もうそれ藤井フ○ヤやってるわ~!」

○コント「いやらしい展示場」(?)
下ネタではなく、人間のいやらしい部分を展示・紹介していく。功太は白髪の付け眉・付け髭、紫のベロアショートジャケットに薄めのグラサン・杖というおじいさん役。
「(ラジカセを再生し)・・男の笑い声だよ・・いやらしい、いやらしいだろう?ボケの前フリで笑ってるんだよ・・。『ここでも笑いますよ』って(略)」
「(CDラックを見せ)倉木麻衣、矢井田瞳、ヒルテリックブルー・・、いやらしいだろう?二匹目のドジョウだぜ?」
「(手紙を見せ)これは椎名林檎ファンの女が書いた、漢字ばっかりの手紙だぜ?いやらしいだろう・・。今まで丸字だったのに急に明朝体になりだした・・」
もう、大好き!!しかし人事のように笑ってばかりはいられないオチが待っているんです。功太の不気味な嘲笑に、客席からも「ひゃ~」という声が・・。
途中で付け眉も髭も取れてしまい、グラサンとニット帽、ベロアジャケット姿になってしまった功太は妙に色気がありました。しかも「いやらしい・・いやらしいだろう?」と、いやらしい口調で連呼(笑)。

○エンディング映像
今回のライブを観た学生が、自分のブログでコントひとつひとつを辛口批評するもの。映像はブログ画面。「コント『いやらしい展示場』では、下ネタと見せかけ、実は人間のいやらしい部分を見せるというもので、こんな設定は僕が10年前から考えていた」みたいな。。ご丁寧に、全部のコントを皮肉っていました。私も人のこと言えませんが。

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コント5本、ブリッジ映像3(4?)本、トータル1時間30分。コントも勿論ですが、ブリッジまでとても面白く、内容の濃いライブでした。彼のひと言ひと言がいちいちツボにはまります。大好きです。しかしオチが怖い(笑)。そうでないのも有りますが、「いやらしい展示場」の最後のセリフ&嘲笑が・・・何となく心に引っかかりました。さすが。
功太サン今回はかなりカミカミでしたが(映像でも)、一人で1時間半も喋り続けるとそりゃ噛みますよね・・。お疲れ様です。そしてコント5本とはいえ一人で1時間半も続けていると中だるみが出そうですが、どのコントも映像も内容が濃くてお腹いっぱいです。全体的にオチが捻ってあるせいか奥が深くて、お芝居を観ているような、大げさに言ってみると、その世界に引き込まれる感覚です。DVDにならないかしら。

ちなみに・・12月の単独ライブのタイトルが今回と同じだと勘違いしていた私は、12月公演のチケットは取っていなかったんですが・・今回のライブのエンディング映像で「グランド」が付いていることに気づき、慌ててライブ終了後にローソンへチケットを買いに走りました。しかし席が微妙・・。端っこです。
こんなことなら前回ガンガンライブ終了後、チケット手売りしていた功太サンに直接買いに行けば良かった~!!と大後悔。
「あーー!、功太さん手売りしてはる・・・買いに行きたいけど、もう11月のチケット持ってるし・・12月は多分同じ内容やし・・(←違う!)」と、素通りしてしまった。。
馬鹿。

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