読む価値無し

2008年12月28日 | 日記
先日、上司に初めて”スナック”的な所へ連れてってもらいまして。
雑居ビルの一室、窓のないその部屋は間接照明だけで薄暗く、カウンター席とソファーとローテブルが3セット。
ソファーに腰掛けると、若くて綺麗な女の子が2人私たちのテーブルに付いてくれた。上司たちにはお酒を、お酒の飲めない私には冷たいお茶を注いでくれた。皆で乾杯し、上司は私のことを「今度入社した子だよ」と、店の女の子たちに紹介した。上司たちは店の女の子やママから「〇〇ちん」や「〇〇ぽん」というニックネームで呼ばれていた。初めて見る上司たちの姿に、なんだかこっちが恥ずかしくなった。
カラオケがあったので、皆で唄いまくった。ママも結構唄っていた。ビブラートを効かせて、上手かった。ただ、少し厚かましいぐらい唄う回数が多かった。
私も結構唄った。曲を予約する度にママや女の子たちは「あ~!すっごい良い曲ですよね~!」と持ち上げ、唄い終わったら終わったで「すご~い!感動した~!」とヨイショしてくれた。今日の日記のようにしょうもない話をしても「え~!!」とか言ってリアクションがすごい。金を取るだけあって、気分が良かった。
上司が私に「歳はいくつだったっけ?」と尋ねた。私は「26です」と答えた。今までヨイショしてくれていた女の子たちのリアクションが楽しみだった。「え~!わかーい!」とか言ってくれるのかな。しかし女の子たちは「あー……」としか言わなかった。自分はお世辞も言えないくらい年相応な外見をしているんだと身に染みた。
52歳の上司(男性)は倖田來未の最新曲を唄っていた。私はその曲を全く知らなかった。倖田來未の曲はキューティハニーのやつしか知らない。向かいに座っていたもう一人の上司は、私が”いきものがかり”のヴォーカルの女の子に似ていると言った。すると、また別の上司が「ほんまや似てる!」と言った。私は彼女の顔を知らないので、ピンと来なかった。すると、さっき倖田來未を唄っていた上司が、いきものがかりの♪帰りたーくなーったよー、って曲を予約した。私はCMで使われているサビの一部しか知らないのに、デュエットすることになった。私はサビの一部だけ唄い、結局大方上司が一人で唄っていた。もう一回言うが、52歳男性です。すごいな。
結局そのスナックには3時間居た。私だけしらふだったが、カラオケもあったので、普通に楽しんだ。何度も上司は「しんどくない?大丈夫?」と尋ねてくれたが、私は空気を読んで「平気です」と答え続けた。しかし解散した後で、一緒に行っていた女性の先輩から「なんで早く”帰ります”って行ってくれなかったの?私帰りたかったのに」と言われた。歌では散々♪帰りたくなったよー、って言いまくってたんですけどね、残念。
後日、雑誌で”いきものがかり”のヴォーカルの女の子の顔をチェックしたのは言うまでもない。

スナックは結構楽しかった。男性が高い飲み代払ってまで通ってしまう理由が少しわかった気がする。