そんな土曜日は、台風迫り来る7月9日に開幕した、
『オルセー美術館展』に行ってきました。
混雑が予想されたので、いつもの如く開場間もない10:10頃到着。
どうも、入場待ちの行列が有ったようで
「オルセー美術館展入場の列はこちらです!」
と言う案内の声が聞こえます。
実際には、チケットのモギリの所で一瞬止められましたが、
既に入場待ちの行列は解消していました。
で・す・が、音声ガイドを借りるのにはまだ行列がありました。
音声ガイドは、東出昌大さんがナビゲーターとして出ているので、
だからかなぁ?
それとも、ただ単に、混んでいただけ?
ちなみに、レンタル料は550円。
他では、500円(消費税率5%の時から据え置き)or
520円(消費増税分を転嫁)が多いので、
30円だけですが高め(=強気?)の価格設定でした。
で、展覧会ですが、予想通り大混雑。
オルセー美術館とか、ルーブル美術館展とか、
そう言うビッグネームの展覧会には、日本人弱いですよねぇ。
まぁ、私のその弱い日本人の一人なわけですが。
今回の見所は、何と言っても、マネの《笛を吹く少年》。
今見れば傑作なんですが、描かれた当時は、
当時の描画の作法(遠近法だとか)に従っていなかったので、
非難されたのだとか。
そう言うものなんですかね?
それと、同じくマネの《婦人と団扇》は注目。
ちょうど先週、世田谷美術館で開催中の
『ボストン美術館-華麗なるジャポニスム展』に行ってきたんですが、
ジャポニスムの象徴として、《ラ・ジャポネーズ》の
背景に沢山の団扇が有ったのですが、
こちらの《婦人と団扇》にも、背景には沢山の団扇。
ジャポニスムの影響を感じました。
そして、その《ラ・ジャポネーズ》のモネの《草上の昼食》が日本初公開。
このモネの《草上の昼食》は、マネの《草上の昼食》に触発されて
描かれたらしいのですが、感じはだいぶ違いますね。
もっとも、マネの《草上の昼食》は、元々違うタイトルであったそうなので、
雰囲気が違うのは、もっともなのかもしれませんが。
モネとマネと言う、紛らわしい二人のほか、
モリゾやミレー、ドガとかルノワールなど、
印象派の画家の作品が盛り沢山。
結構お腹いっぱいです。
そうそう、カイユボットの《床に鉋をかける人々》は、
どこかで見た気がするんですけどね?
『カイユボット展』の時に見たかな?
そうそう。
またモネの話に戻りますが、《サン=ラザール駅》が
出店されていたんですが、音声ガイドでは説明なし。
モネの代表的な作品だと思うんですけどね?
今回は印象派の展覧会ですが、ルノワールの作品は少なかったですね。
モネが中心という感じでした。
モネも好きなんでいいんですが、ルノワールが少ないのが残念でした。
名称 | オルセー美術館展 印象派の誕生 ―描くことの自由― http://orsay2014.jp/ |
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会期 | 2014年7月9日(水)~10月20日(月) |
会場 | 国立新美術館 |
当日観覧料 | 一般1600円、大学生1200円、高校生800円、中学生以下無料 |
開館時間 | 10:00 ~ 18:00 ※8月16日(土)以降の毎週土曜日および10月12日(日)以降は毎日20:00まで ※入館は閉館の30分前まで |
休館日 | 毎週火曜日 ※ただし8月12日(火)、9月23日(火・祝)、10月14日(火)は開館、9月24日(水)は休館 |