両国の江戸東京博物館で『徳川の城』展を見た後は、
はるばる六本木に遠征。
大江戸線で一本ですけどね。
サントリー美術館では、『国宝 曜変天目茶碗と日本の美』展です。
不勉強なんですが、藤田美術館とは知りました。
もっと言うと、藤田美術館の元となるコレクションを収集した、
藤田傳三郎他、藤田傳三郎の長男平太郎・次男徳次郎は、
全然知りませんでした。
幕末に長州藩に生まれた人なんですね。
幕末に長州藩からヨーロッパに派遣された、井上馨、遠藤謹助、
山尾庸三、伊藤博文、井上勝の事を長州ファイブと言うらしいのですが、
彼らは政治の世界に生きたのに対し、
藤田は商業(実業)の世界に生きたんですね。
国公立ではなく、財団法人立の美術館ですが、
これほど貴重な美術品があるとは・・・。
国宝もいくつもあるし、重要文化財もいくつもあります。
今回の見どころは、何と言っても、展覧会のタイトルにもなっている
『曜変天目茶碗』ですね。
いやぁ、美しいです。
中国・南宋時代12~13世紀の物で、作られた頃はもちろんそんな概念は
無いと思いますが、模様がまるで宇宙みたいです。
見込みの模様もそうですが、側面の胴の模様がまるで宇宙・・・。
凄いです・・・。
それ以外にも、『白縁油滴天目鉢』も見事。
見込みの油滴様が、なんとも美しいです。
藤田傳三郎凄いな。
福岡市美術館にも巡回。
残念なのは、福岡市美術館でだけ展示する作品が、意外に有る事。
サントリー美術館でも展示して欲しかった。
名称 | 藤田美術館の至宝 国宝 曜変天目茶碗と日本の美 |
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会期 | 2015年8月5日(水)~9月27日(日) |
会場 | サントリー美術館 |
当日観覧料 | 一般1300円、大学生・高校生1000円、中学生以下無料 |
開館時間 | 10:00~18:00 ※金・土、9月20日(日)、21日(月・祝)、22日(火・休)は20:00まで開館 ※いずれも入館は閉館の30分前まで |
休館日 | 火曜日 ※9月22日は20時まで開館 |
巡回展 | [福岡展]10月6日(火)~11月23日(月・祝) 福岡市美術館 |