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2021.12.30 『知決辺沢』(ちけっぺざわ・185m)  爽快な締めくくり!

 29日の夕方厚真町桜丘より、

「近悦府川」に沿って伸びる農道に入り、

巨大砂防ダム付近で車中泊とした。

雪が降り出して鬱陶しかったが、

やがて止んでくれたので助かった。

 昨日の朝まだ暗いうちに起き、

最終人家を過ぎた地点を駐車地として、

6時40分、薄暗い中をスタートした。

ここまでに二軒人家を目にしたが、

いずれも廃屋で人の気配はなかった。

つまりこの「近悦府川」沿いの田園地帯には、

もう人が住んでいない。

そんな中をハンターが出入りしたと思われる、

車のワダチを歩いて行く。

思えば11年前に林業従事者が、

ハンターに射殺されたのは、

紛れもなくこの「桜丘地区」だった。

その件は犯人が特定されることなく、

今年2月に時効を迎えてしまった。

そんな事件を思い出すと、

ここを歩いていることに緊張する。

 駐車地から2km近く歩くと、

突然広々とした風景が広がった。

そして胆振東部地震で崩壊した斜面が目の前に!

ここまで歩いて上空を走る送電線と出合った。

ここから送電線の作業道を利用する予定。

幸いにも予想通り作業道が伸びている。

これを快適に登っていく。

最初に現れる鉄塔まで上がると、

一旦沢筋まで下る。

そこから登り返していく過程がいい。

背後に厚真の風景がどんどん広がっていく。

素晴らしい展望だ。

まさか今年最後に登る、

未踏の三角点でこんな光景を目にできるとは、

全く予想していなかった。

山というのはその高さに関わらず、

どこでも登ってみなきゃわからない。

今年はそんな山に数多く登ってきた。

 最後の登りではエゾシカの柵に沿って歩くことになった。

この柵は麓の農業被害をくい止めるものと違い、

どうやら伐採した後に植林した、

苗木をエゾシカから守ろうと、

その回りを広く囲っているようだ。

 柵から一段上がり、

9時ちょうど、三等三角点「知決辺沢」

樹木をちょっと避けると、

ああいい眺め~

今年の締めくくり山行としては最高の気分だ。

コロナ禍に揺れたこの2年。

仕事は休みばかりだった。

そんな時間を無駄にはせず、

昨年は1年間にどれだけ多くの回数を稼げるか、

に挑戦して結果375回登った。

そして今年は1年間に、

どれだけ多くの未踏三角点に立てるか、

ということに挑戦し、

278回の山行で110座の新たな三角点に立った。

しかし今後新たな三角点を求めるには、

だんだん遠隔地に出かけなければならなくなるので、

そうもしてはおられず、

まあ来年は気負わず、

楽しんで気楽に登っていこう。

とにかく私にいくら時間を頂きましても、

決して無駄にダラダラと過ごすことはございませんので・・・

「人生たった一度きり、

日々笑って暮らさなきゃ損!」

これが私の生き方。

そのためには行動あるのみ!

 下山はルートを変えて、

シカ柵に沿って続く作業道を下ってみた。

最後は藪漕ぎで農道に当てればよいという考えで。

ところがこの作業道は下部を走る林道に続き、

その林道からはもう一本の送電線下の、

作業道につなげることができて、

結局楽に農道に下ることができた次第。

そしてのどかな農道を歩いて、

9時ちょうど、駐車地。

いやあ、今年の締めくくりにふさわしい山に巡り合えたことに感謝!

この後納得の思い出を胸に帰途に着いた。

 

今年もとことん楽しませてくれた山々に感謝!

そして今年も1年『I am Amigo!』に、

お付き合い頂いた皆様に感謝申し上げます。

最後はまた1年怪我や病気をすることもなく、

ともに楽しめた相棒に感謝!

Hiromi、ありがとよ!

帰宅後今年最後の「反省会」で、全てを締めくくった。

 私は31~1日を完全休養とし、孫たちと遊びます。

そして2日の朝、Hiromiを連れて活動を開始します。

天候によりますが、次回の更新は1月5日を予定しておりますので、

また来年もよろしくお願い申し上げます。

それでは皆さん、よいお年をお迎えください。

 

 

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