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2021.12.3 『東阿蘇岩』(ひがしあそいわ・217m)  雨から逃げて正解!

 今週は月~木曜日の4日間出勤し、

今日から日曜まで3連休だ。

来週も月~木曜の4日間出勤となるが、

そのあたりでほぼ落ち着きそうで、

4週目の中あたりから年末休暇に入りそう。

 今朝家を出て安平町に向かおうとした。

ところがそちら方面の空は、

真っ黒な雲に覆われており、

間違いなく雨模様と推察できた。

しかし振り返る西は青空が広がっている。

だったら向かうのは西でしょ!

というわけで、途中で西へ進路を変えた。

そして当別町から青山方面に向かいながら、

「さて、どこに登ろうか?」、

と考えを巡らせていると、

「当別ダム」の手前で、

左前方に「東阿蘇岩」が見えてきた。

「よし、これだ!」と決定。

「東阿蘇岩」には今年暑いときに登っている。

それが初冬の今、木々の葉が落ちてしまった中を登ってみたい。

 道々28号線を走り、

当別川に架かる「青山橋」の手前で左の小道に入った。

間もなく突き当たりとなるので、

そこを駐車地として準備をする。

そばには当別川が流れている。

 駐車地からすぐ藪に入るが、

その入り口には旧農家のつぶれた家屋がある。

離農して放置された建物が、

長い年月を経過して雪に押しつぶされたものだ。

こういう光景はなるべく目にしたくない。

 藪に入るとすぐに小沢を渡渉する。

そして急斜面に取り付いて登っていくと、

古い作業道跡に出る。

これは地形図に記された破線林道だが、

もう一面笹に覆われてしまっている。

そんな作業道跡の風景は、

辺りの笹原と何ら変わることがないため、

単調な風景の中の歩行が続く。

しかしそんな作業道も、

長く続くことはなく、

やがて笹の海に飲まれて判別がつかなくなる。

そこで笹の斜面を登り、

尾根筋に出てこれを詰めて行く。

なにやらピンテが見られるが、

こんなところにも登る人がいることに驚かされる。

 尾根筋は顕著でわかりやすい。

高度を上げていくと、

すぐ西側に「阿蘇岩山」(一等・418m)が見えるようになる。

標高のわりにやけに大きく見えるこの山は、

頂上部に航空自衛隊のレーダー基地があるため、

一切の立ち入りが禁止されている。

そんな基地の建物をズームしてみた。

 最後は藪が薄くなった細尾根を詰めて、

四等三角点「東阿蘇岩」

もうほとんど葉が落ちてしまった広葉樹の間から、

「当別ダム」でせき止められた、

「ふくろう湖」が見えていた。

やはり葉が落ちてしまった時期の山はいい。

 下山はほぼ同ルートを下って作業道跡に出たが、

その後作業道を離れ、

そのまま沢筋に下った。

そしてヒグマの真新しい爪痕が残る、

トドマツの林を抜けて、

対岸の尾根に上がってみた。

しかし期待したほどの風景は望めず、

また沢筋に下って駐車地に戻った。

 今日はいつ降り出すかわからない予報だったのだが、

山行中に降られなかったことに感謝!

そんな雨は帰途に着いて降り出した。

ラッキーっ!!

 

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