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2021.12.23 『天狗山』(栗山・330m)  原風景の中で四季を通じて楽しむ

 

 今朝も除雪から始まった。

今朝起きると20cmほどの新たな降雪。

除雪車が来ていないところを見ると、

除雪車出動を判断する時刻を、

過ぎてから降り出したものか?

いずれにしても、

この除雪から一日がスタートすると、

山へのモチベーションがガタ落ちになる。

まあどっちみち近場の里山で遊ぶつもりだが・・・

 除雪をしっかりと終えて家を出た。

長沼町経由で栗山町へ車を走らせる。

するといつもは降らないこちら方面も、

しっかりと降り積もっており、

車道の除雪がされずに、

放置したままになっている。

従って、車の通りが少ない道路は、

雪がモッサリと降り積もったままだ。

栗山町南角田から、

「不動の沢林道」に入るのだが、

雪が深くて入ることができないんじゃないか、

と心配しながら向かった。

結果、多少腹を擦る程度で、

林道入り口まで入ることができた。

そしていつもと同じところに駐車。

 9時25分、ツボ足でスタート。

スノーシューでもいいんだが、

柔らかい雪にスノーシューが地面まで潜るので、

ツボ足とさほど差異はない。

 はじめは車のワダチがあったので、

そのあとをたどって歩く。

何もない部分を歩くより、

いくらかでも浅くて楽だ。

しかしそんなワダチも長くは続かず、

間もなく消えてしまった。

あとは雪をラッセルするように進む。

ただ、針葉樹林帯の中の林道は、

降った雪が木の枝に積もって、

地上にはわずかしか落ちてこないので、

かなり楽に歩ける。

 雪が降った直後は、

木々に雪が降り積もり、

そこに太陽光線が当たると、

実に美しい景観を見せてくれる。

トドマツなぞは皆、

天然のクリスマスツリーだ。

 やがて現れた「不動の沢林道」ゲートを過ぎると、

また古いワダチが現れた。

積雪は高度が増すほどに、

若干深くなっていく。

しかし相変わらずフカフカ状態なので、

歩行は決してつらくない。

 「不動の沢林道」が「天狗山林道」と出合い、

そろそろ「伊藤の沢林道」に変わろうとする、

Co.230で右手に送電線の、

保守管理用の作業道が現れる。

これにのって高度を上げる。

送電線の下は樹木が刈り払われているので、

急に見通しが良くなって気持ちがいい。

ただこのころになって雪が降り出し、

送電線作業道の上部で、

「天狗山林道」と出合うと、

風も強くなって吹雪きだした。

そんな中で「天狗山」頂上部の基部に取り付き、

藪に入っていく。

距離の短い藪漕ぎはすぐに終わり、

11時05分、四等三角点「天狗山」

どなたかが付けられた小さな私製標識がある。

それには「栗山天狗岳」と書かれているが、

この優しい里山に「岳」は大げさだろう。

いつもと同じく簡単な昼食とした。

今年は山で常にこのパターンだ。

以前は必ずインスタントラーメンを煮て食べていたが、

ポットに熱湯を入れて持参し、

それでカップ麺を食べるようにしたところ、

もう煮炊きなぞ面倒でかなわない。

歳とともになんでも面倒になる。

 下山は「天狗山林道」に下り、

それを歩いて一段下の、

「不動の沢林道」にのった。

このころになってようやく青空が見え始め、

太陽光も降り注ぐようになった。

その後は登路のトレースを使って楽に歩き、

林道ゲートの500mほど手前で、

針葉樹林帯に入って「多良津川」に下った。

この針葉樹林はトドマツの幹に、

やたら数多くの爪痕が残されていた。

ヒグマの影が濃いようだ。

 「多良津川」を渡渉し、

エゾシカ防護柵の扉に当てた。

あとは直線的な林道を歩いて、

12時25分、駐車地。

今日も楽しかったねえ!

 今年はこの「天狗山」に何度か登り、

随分楽しませてもらった。

春先にはギョウジャニンニクを採ったこと、

夏には汗を流しながらやっと登ったこと、

そして秋には素晴らしい紅葉が楽しめたこと。

それら全てが次から次へと思い出される。

我が原風景の中の素晴らしい一座は、

四季を通して楽しませてくれる。

ありがとう、

我が原風景の中の山たちよ!

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