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和楽の会民謡(唄、三味線、尺八、太鼓、箏 etc..)

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 日本民謡フェスティバルを1度はご観覧へ

2017-08-27 20:24:01 | 2017NHK日本民謡フェスティバル
 今日、母が日本民謡フェスティバルをテレビにて観て一言つぶやいた


 「やっぱり本物がいい」 


私は本番を観覧席から眺めることは出来なかった  なぜなら、本番に出演しなければならなかったから  だが、それは私の夢であった。 諦めていた夢であった  自分には場違いの、そう、天の上の世界だと思っていたから  私が舞台裏にて伴奏待機していた頃、母は審査員の先生方の後方あたりで本番にて観覧していたのだった 


今日、日本民謡フェスティバル2017がNHK放送で午後3時5分から1時間30分に渡って放映された  がしかし、非常に残念なことだが、本物を観た母にとって、この1時間30分という短い時間の中にて、50組もの日本の中で選ばれた素晴らしい民謡人の全ての中から、上位30組のみ放映されるという事実。 つまり下位20組は、テレビで唄う姿を観ることさえ出来ないという厳しい現実であった 


実は、私は予選は多くの民謡人の唄を観覧席にて聴いていた  ハッキリ伝えたいのですが、下位の中にも、誠に素晴らしい民謡唄を表現された方が何名も存在した。 だが、残念ながら、これは私一人だけの心の審査で述べているに過ぎない  それでも、涙を誘うような素晴らしい心の民謡を表現された方が何名も落選され、テレビで唄を発表出来ないでいた現実が、本当に勿体無くて 

テレビという枠の中での発表であるので、そこは当然、仕方がないのは事実と現実であり、ここで私が何を言おうと関係のないことだとは思います。 ただ、私が述べたいのは、民謡が大好きな人であれば、出来ればですが 


  1度は観覧していただきたい 


 なぜ、こんなことを申すかと述べますと、日本民謡フェスティバルが余りに素晴らしいからなのでございます。 私は知らなかった  こんなに見事な祭典が毎年のように行われていたということ  を・・ ただただ、毎年、テレビで楽しみに観覧していたのですが・・ やはり、この素晴らしき祭典は、テレビではとても本物の迫力、素晴らしさを伝えることなんて、とても出来ません 

これは、東京に行くしかないです  この祭典を観た方が、これからの民謡道を歩むのと、観たことのない方が歩まれるのとでは、それはとてつもない差が生じてゆくことでしょう  そして、私が1番ガッカリしてしまったのは、観客席に空席が多く目立ったことでした 


 こんなに素晴らしいのに なぜ 


私は心の中で叫んだ   あまりに勿体無い  と


 今日、改めてテレビの観覧者として観て感じました。 道南口説節の太鼓(ブルーサファイアさん) 越中おわら節の歌い手さん、小学生日本一の尺八さんとお囃子さん、中学日本一の歌い手さん、津軽三味線日本一のまゆさん、麦や節の三味線さん、越名の舟唄の歌い手さん、嘉徳なべ加那節の弾き語りさん、刈干切唄のナナさん。 35億の中の一人の男のたった一つの心が熱くなりました  誠にありがとうございました 


これは、あくまでテレビとして観て聴いた場合の感想です。 本当は、テレビに映らなかった競技者の中に、とても心を打つ歌い手さんがおられました。 なので、私は本番会場に行くことが出来て本当にラッキーであり、とても良い経験が出来たのです  この日本民謡フェスティバルを観ずして、民謡を行っている方々が人生を終えてゆくなんて、考えますと、誠に勿体無いと感じました。 

私は、これから、自分の出番がなくとも、チャンスを作っては観覧しに東京へ行きたいと感じました。 テレビと本物では、天と地ほどの差があります。 テレビでは、上位30組の放映がございましたが、時間の都合上、見事な歌でありましても、1番のみの放映となっておりました  NHKホールの観覧席ですと、50組全ての唄が全て聴けるのです

私は、これから出会う民謡人に対しまして、好きな方へは特に積極的にオススメさせていただきましてね・・ 出来るならば自分達でツアーを組んで応援しに行きたいと想像しておりますよ  日本民謡フェスティバルは、1度は観ないと損だなと、心の底から感じました。 やはり、本場の体験ってのは、心に大きな良い影響を与えてくれるものなのですね 

私は10月に青森県を目指して参ります。 自分の民謡人生の中に1度は絶対に見たいものを観てくるのです  母は  に浸かり77歳喜寿を祝います  私は、青森に行き、また一味違う自分を育てる種を探すのです  その度に、私の唄や三味線の味はより豊かに成長を遂げてゆくことでしょう  本日もご拝読、誠にありがとうございました 

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 涙の刈り干し切り唄

2017-08-14 13:52:15 | 2017NHK日本民謡フェスティバル
私は本日を持ちまして人生47年を迎えることが出来ました  たった一つのコメントでも、私の誕生日を祝って頂ける方がブログファンの中に一人存在することの嬉しさ幸せさ  誠に素晴らしいコメントを頂け心より感謝申し上げます。 有難うございました  今日は47年の節目の日、私は日本民謡フェスティバル2017のラジオ放送を録音した中の、刈り干し切り唄を聴きながら書いております  この唄は、高橋ななさんが唄われた唄です  なんて心素晴らしき涙を誘う見事な唄なのでしょうか  ななさんは、私と同じ楽屋にいらしたのに  私は勇気もなく、記念写真をお願いすることが出来なかった  だけど私は確かに生で観れたのです 

ななさんは、あの紅白の舞台上にて刈り干し切り唄を唄われておられました。 余りに私に取りまして素晴らしい心の唄であり、特に 


  「稲かろうかよ~」 の、稲(いね)という発音の部分が涙を誘った見事な唄い方、表現であり、あのとてもお若い方が、あれだけの心の篭った素晴らしい表現力に見事な心を備えておられたなんて  私は本当に素晴らしい民謡の聖地に行けた喜びが抜けないのです  嬉しくて、唄を聴く度に涙が出そうになるのです。 民謡なんてね、民謡に興味のない人にとっては、なんでもないものだと想像致します  ですが、生きるか死ぬるかの道を歩んだ私にとって、民謡というものは命の恩人であり、民謡があったからこそ、ここまでなんとか生きてこられたという、まさに民謡のあっての私なのでございます。 私はななさんとは、なんの面識も言葉を交わしたこともありません。 それでも、あのお方が見事な心を備えていることは、唄や姿勢から伝わって参ります  でないと、あのような涙が出る唄なんて、あの若さでは決して唄えませんもの 

私が思うに民謡とは、昔、苦労を重ねてこられ苦労を共にした先人方々が仕事を少しでも楽にするために知恵を絞り考えられた唄であり、詩であります。 よって、人の痛みや苦労が想像できない人に唄え表現ができるはずがないと考えているのです。 私が尊敬する民謡人さんは、皆、レベルが低かろうが高かろうが関係なく、皆に親切で優しく、自らも苦労を重ねており、人の痛みの分かる方だと感じております。 どんなに民謡の練習だけを重ねたところて、人間が出来ていなければ、魅力ある唄になど絶対にならないと感じております。 この間、私の唄には「塩と胡椒がないのだ」と伝えていただきました。 これは、私が下手ということではなく、人間に味がないということだと感じました。 同じ人間がどれだけあがいても、魅力が変わるものではございません。 無理をあがいたって後に後遺症が出るだけで無理は長くは続かないのです。 民謡とは、人生そのものだと考えます。 自分の人生を声に表し発表する。 だから輝きが大小さまざまであり趣があると私は感じております。

私が思うに上級の方の唄などは、勝つことを目的に唄っている方が多いように思います。 私も同じです。 欲がどうしても出るんです。 それは自分の唄をビデオに撮影して後から観るので歴然です。 そのような唄は、あまり良い唄にはなりません。 自分では良い唄には出来ないので、決勝に残れない方の唄を例えとして書かせていただきます。 決勝に残れない方の中で、何名かの方の唄が見事でした  それは欲が感じられない素直さが感じられたからでした。 民謡に欲は必要はない。 それが、ゆうさんの考え方です。 勿論、欲がなければ練習や努力は出来ません。 全国大会が各地にあるからこそ、この民謡という伝統は生きているし、伝承もできるのだと理解しております。 ただ、私にとっての素晴らしい民謡と感じる瞬間といいますのは、決勝に残れない方の中に多いのが事実でございます。

私の民謡がもし、今以上に素晴らしい民謡に少しでも上がれると考えるならば、優勝を意識しないことが実践できた時でしょうか。 だけど、あの決勝の舞台上では、とても出来ません  高橋ななさんの唄から、私は勝ちたいという意識が全く聞こえてきませんでした。 とにかく素直で心が篭っていて、私にとりまして誠に見事な民謡唄だったのです  民謡は本当に奥が深くて素晴らしい  一人一人の人生の中に、それぞれの思いや経験があるのと全く同じで、民謡の感じ方も、それぞれです。 私は辛い経験が出来たからこそ、民謡がそれだけ身に心に染みるのです。 涙なしに民謡を観覧出来ないというのが物語っております  民謡をされていらっしゃる皆様へ、頑張っていつの日か日本民謡フェスティバルにどんな形でも良いので出場してみてくださいませ 

私は日本民謡協会や日本郷土民謡協会に属していないために、大きな立派な大会の経験が持てておりませんでした。 それだけに日本民謡フェスティバルを経験できたということは、誠に素晴らしい経験でした  今、聴いている民謡の音が素晴らしいと感激できる自分で良かった  理解できる人間で本当に幸せです。 ラジオに出演される方々・・ うーん凄すぎますね  これが日本の民謡の世界だったんですね 驚きです   本日もご拝読、誠にありがとうございました 

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日本民謡フェスティバル2017 NHKラジオのFMにて放映中!!

2017-08-13 15:40:00 | 2017NHK日本民謡フェスティバル
ゆうさん、てっきり忘れてしまっておりましたー  夕方4時まで放送してますよー 

ラジオの音は、すごく音質が素晴らしいです  会場で聴くより優れているかもー  会場内での音の跳ね返りが全くないからなんですよ  













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 恐ろしいほどに何かが変わってきている

2017-07-29 22:24:42 | 2017NHK日本民謡フェスティバル
 和楽の会民謡ファンのみなさま 何かが大きく変わろうとしているんです  今までの自分じゃない違うゆうさんが生まれそうなんです  私に変化をもたらしたのは、どう考えても日本民謡フェスティバルでの貴重な経験だと推測しております  全くど素人で師匠を持たない単独の民謡常識すら知らない私が  あんなにも見事で  素晴らしすぎる民謡のトップレベルの世界に足を運び入れたこと  どう考えましても 


    奇跡なんです  あの経験をしてしまった私は、今までの私と何かが大きく変わってきているのです  余りにも素敵すぎる民謡人との数々の出会いが、完全に私の心を動かしているのだと感じているのです  46年生きてきて・・ いや、8月14日が無事に来れば47年間です  こんなに輝かしく夢のような舞台や楽屋に私が過ごせた経験など、考えることすら出来なかった  もう二度と、あの場所には行くことが出来なかったのだと思いますと・・ 私って、どれだけ運の良い男だろうかと恐ろしくもなるのです 


私がお会いしてみたい夢の民謡人さん達が、わんさかお着物を着て存在されておりました。 私は、その光景を生で観れたのです  その方々は、話されてたり、音を出されたり、着物を着替えたりと動いていたんです  本物の民謡を行う、私の憧れの民謡人さんだったのです  そもそも、桜さんだとか、由里さんだとか、夢先生だったり、ゆかりさんだったりって、隠岐しげさ節のプロ級、いやプロ軍団なんですよ  私が隠岐へ初めて渡った時には、雲の上の方々でね、とてもとても話かけることさえ出来ないような、そんな方々だったのです 


そんな方々が、「ゆうさん、お久しぶりですね」なんてお声を掛けてくださるのが、すでに現実離れしているわけでしてね  なんで私のお名前を覚えてくださってるんでしょうか  っていいますか、忘れていないのが不思議なくらいなんですよ  隠岐で上級クラスの唄い手といえば、私に取りましては神様と近いレベルの人達のわけでしてね  更には、楽屋の中には、テレビでしか観たことのない方々が、何名も動いていたんです  その方々にとっては、普通の環境だったのだと想像致しますが、私に取りましては、まるでテレビの中に自分が入り込んでいる、まさに極楽浄土へ参ったような幸せな気持ちに浸っていたのでした 


もう、私があの場所へ、そして同じメンバーと二度と会えないのだと想像すると、ちょっぴり寂しい気持ちもございますが・・   それよりも、何よりも、人生を生きてきて、たった1度でも、こんなに夢のような素敵な民謡空間を肌で感じ取ることが出来て、誠に私は幸せ者でございます  民謡と出会って本当に良かった  民謡が私の人生を救ってくれたんです  私は、これからも民謡と共に人生を共有し、自分の心になるべく沿う形を作ってゆきたいと考えているのです  もちろん将来、どうする、こうするって何も決めてなんかいません。


でもね、簡単なんですよ。 私は、その時、その時の自分の心に問って正直に生きてゆくだけだからなのです。 だから、素直に民謡と生きてゆきたいと思っているんです。 もちろん、民謡だけじゃー生きては行けません  床屋も頑張ります  仕事をして、その暇な時間を使って民謡を楽しんで・・ 時々、お客様に聴いて楽しんでいただければ、それで幸せです  どこまで自分の目指す民謡が形に出来るのかは、わからないのですが、私の民謡は自由なんです。 誰にも止められることなく、全て自分で考え、自由に楽しんでいるんですよ 


皆さんは、どんな民謡を目指してらっしゃるのですか  何を目標に練習されておられますか  私はね、私の心が決めてるんですよ  「ここを、こう唄いなさい」って  「こんな音を目指しなさい」とか、心が呟くんです  素直に従い、今に至っているんです  私にとっての民謡は自由な世界で、自分で全て考え構築されて成長しております  もちろん、私の好みの唄い手さんの唄をヒントにはしております  ですけども、自分らしさで唄いたいので完全にコピーするつもりはありません。 私にとっての民謡は、勝も負けも一切ないんですよ。 心が輝いていれば、どなたが唄った民謡も輝いているのです  初級、中級、上級、日本一、プロとか、私の中では一切関係がないんですよ。


好みは人、それぞれ、NO1なんて、みーんな感じ方が違うところが、また素晴らしいところだと感じておりますよ  私の音戸の舟唄がイイって言ってくださる方も、たまーに存在しますので、それを喜びに、これからも頑張って唄ってゆきたいと考えております  本日もご拝読、誠に有難うございました  おやすみなさいませ 


  
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未だに夢冷めぬ

2017-07-27 20:54:09 | 2017NHK日本民謡フェスティバル
日本民謡フェスティバルに出演できた夢物語が未だに私の心の深くに灯火を輝かせている 
私は本当に今まで数々の素晴らしき民謡人により手を差し伸べていただいてきた  民謡のことを何も知らない時代から私が夢を観ていたのは 

  いつの日か あの決勝の舞台へ僕も上がってみたい 

夢は叶わないから夢というのだと、この間、ある人に言われた  だけど私の夢は本当に叶ったのだ  私が初めて音戸の舟唄全国大会に出場し、緊張で膝をガクガクと震わせていたころ・・ 決勝の舞台上では、若く美しい民謡人が晴れ晴れしく唄われていた  私はあの頃、決勝に進むような輝かしく眩しい人達に話しかけるなど、そんな勇気も思いすらなかった  


    まさに    高嶺の花だった 


なのに 今の私はというと  同じ決勝の舞台に立っているである 
信じられません  音戸のお話はこのくらいに致しまして、もっと信じられないのが  私が・・


  あの夢の  日本民謡フェスティバルに出演できた  ことなのです  


ただ、私が東京の渋谷NHKホールに行って驚いたのは  夢の舞台であるのにも関わらず・・ 選手や伴奏人さんたちが・・ 特に緊張感を表にも出さずに普通にしていたことなのです  ということは、はしゃいでいたのは  ゆうさん一人ぼっち  隠岐の夢先生から 「島本さんはしゃぎすぎてますよっ」  って警告を受けたくらいでしたから 

いや、確かにそうだけども、こんなに素晴らしい環境に初めて参加させてもらえて  あれでも一生懸命に抑えていた方なんですから  そういえば階段のところで音戸の舟唄を吹いていたら  黄門さまが偶然降りてこられましてね  でもビデオ撮影しておりましたので、敢えて真剣な表情で吹いておりましたら・・ 「フフッ」ってささやき声が聞こえちゃいましたからー 

しかし、今年で第30回でしょ  ってことは  30回も、こんなに素晴らしい企画を続けてきたという証なわけでしてね  いやー こんなすごいところに何度も出演されている常連さんって凄すぎますよね  私の黄門さまもそのお一人だったというわけでしてね。 そんな方に要請をしていただけるようになっていたっていうのが、未だに信じられないんですよ 

今、民謡の道を歩み始めて早10年が来ようとしておりますが、本当に民謡ってのは品があり、奥が深くて、やればやるほどに色々なことが少しづつ理解が出来るようになってきましてね。 いや、本当に素晴らしいと思うのです。 民謡の人気という面では、力は弱いと感じてしまっておりますが・・ ですが私の考え方と致しましては、だからこそ、遣り甲斐もあるというもの 

伝承しようと努力を重ねる人間が少ないからこそ、この小さな島である、江田島では、私が頑張ってるんだぞって、私、一人が思っていれば、それでいいのです  これからの私が、一体、どのような民謡を愛し、それを実践し、一体、どなたが私を求めてくださるのか  それを今からとても楽しみに生きてゆきたいと考えているんですよ 

私にもし魅力があり、それを発見できる民謡人がこの世のどこかにいるならば、それは必ず出会いも訪れるはずであると信じて、今日も三味線や篠笛を楽しむ、ゆうさんでございました  皆様、本日もご拝読  誠にありがとうございました  暑いですが、楽しい夏を送ってくださいませね  たまには江田島にも泳ぎにおいでくださいませ  


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