ネコのヒトビト

ネコにまつわるヒトビトについてのお話等

橘と戸田とロシア

2022-03-08 01:25:40 | 思ったこと
ワクチンの有害事象などが明らかになって
どうやったら、それを避けられるか、
いろいろな身近な食物などの薬効を調べていました。
そのなかで


柑橘類の果皮が、末梢血管の流れを良くするんだな
と言うことと、
経皮吸収について
塩化マグネシウムのお風呂に入るという情報で知りました。
(具体的には、糖代謝などがよくなるらしい)

だから、
今年は 無農薬栽培のみかんを購入し、せっせと皮を干して
お風呂に入れることを試していました。

風呂上りにクリームが欠かせないという乾燥肌の人が、改善したので
結構効果あるんだな、ということがわかりました。

橘については
柑橘という文字を調べていたら、
橘というのは日本固有の柑橘だということと、
薬効が期待できるということを知り
調べたら橘を専門に扱っているサイトがみつかりました。

ここで、橘の実や、加工品(ジャム・橘の皮を粉末にしたものなど)
を購入しました。

その際、監物知利子さんという代表者の方とお話しする機会を得て
いろいろな思いを聞きました。

ここにも概要が書いてあります。
https://www.hedatachibana.com/aboutstudio

とにかく、小さな果実なので、
これを一つ一つ丁寧に収穫して、製品にしていくのは大変な作業です。

どれだけの情熱や想い

薬効の素晴らしさだけではなく、
非常に貴重な商品だと思いました。

幸運にも、生の橘と冷凍の橘、
そして様々な加工品を購入できたのですが、

その際 監物さんから戸田(へだ)という土地で、
かつてロシア船(ディアナ号という船)転覆したときに、日本の船乗りたちが助けた話を
お聞きすることができました。

(ロシア版、「エルトゥールル号遭難事件」みたいな感じ)

日本人がロシアの船員さんたちを五百人ほど、何日もかけて
救助した、ということがあったそうで


という人のことも知った。
”幕府の全権としてプチャーチンと交渉に当たった外国奉行・川路聖謨は、
アメリカ使節ペリーなどが武力を背景に恫喝的な態度を取っていたのとは
対照的に、

紳士的に日本の国情を尊重して交渉を進めようというプチャーチンの姿勢
に大変好感を持った。
川路はプチャーチンのことを
「軍人としてすばらしい経歴を持ち、自分など到底足元に及ばない真の豪傑である」と敬意をもって評している。
なおプチャーチンも報告書の中で、川路について「鋭敏な思考を持ち、紳士的態度は教養あるヨーロッパ人と変わらない一流の人物」と評している”


”プチャーチン死後の1887年(明治20年)、娘のオリガ・プチャーチナ女伯(1848年 - 1890年)が戸田村を訪ね、プチャーチンの遺言により、当時の村人の好意に感謝して100ルーブルの寄付をしている。その後の歴史の激動の中にも交流は続き、2008年(平成20年)にも日露修好150年を祝っている”

戸田と、ロシアとの交流があるというのも今回初めて知った。

今、ロシアに対する感情というのは
「戦争を起こした国」
という感じなのだろう。そして、様々な制裁がかされ、
ロシア包囲網、という感じに見える。
戦争を起こした国なのだから仕方ない、
ウクライナの人たちがかわいそうだ、
という気持ちもわかるけれど、
こうした戸田の人たちとの交流の話を聞いていると
ロシアという国の文化までも否定しかねない風潮に危機感を覚える。
日本が悪者だ、と決めつけて国旗や日本文化や日本の風習まで
まるで必要のない、あるいは有害な文化としてある意味かき消されてしまってきた日本の歴史と重なるように思える。


戦争が起きるまでの経緯などについては
西側では報じられていないこともかなりあるようだし、
ロシア国内での検閲や弾圧のニュースが強調されて感情を刺激されがちだが、
日本国内だって、実は戦争状態がステルスに起きているようなもので
政府や各種行政機関、マスコミなどによって上手に隠蔽されて
有害な事象を一切報じず。。ということが起きているのだ。
そのこともわからないのに、
他の国で起きていることに感情的になっている場合か、とも思うのだけれど。


ちなみに、監物さんは、
ジャムを紅茶に入れる=ロシアンティー
というロシアの文化を教えてくれた。

貴重な橘のジャムを、ロシアンティーにして飲んでみようと思っている。


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