つれづれすけっち

ワタシらしく。 ワタシなりに。

「アイーダ」観劇記(ネタバレあり)

2005-01-30 21:46:50 | 感激!観劇!
観劇日1月28日 大阪MBS劇場 18:30~
アイーダ:濱田めぐみ  ラダメス:福井晶一  アムネリス:森川美穂
メレブ:有賀光一  ゾーザー:大塚俊  アモナスロ:川原洋一郎
ファラオ:岩下浩  ネヘブカ:今井美範
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劇団四季観劇第2弾!
「美女と野獣」と同様テーマとして「愛」を扱っているのだが愛の激しさが違う。
「美女~」が雄大な人類愛とすると、
「アイーダ」ではより人間的な愛、息も詰まりそうな男女の愛が展開された。
以前観劇した「ロミオとジュリエット」のような若々しい愛とはまた違う、
酸いも甘いもかみ分けた大人の恋愛。

報われぬ恋というのは、どうしてこれほど燃え上がり、苦しいものなのだろうか・・・?
観劇直後、こう感じた。
古代エジプトの話ではあったが、男女の愛の形は古代も現代も全く変わりはない。
舞台全体を通して愛の激しさが私の心にストレートに飛び込んできた。

濱田めぐみさんの歌唱力はス・ゴ・イ!!脱帽ものだ!
完璧で力強い歌唱力、伸びやかな声、低音の響きも素晴らしい。
まさにアイーダそのもの。濱田さんの声からはアイーダの背負う運命、意志まで感じる。
聡明で、どんな時も理知的にポジティブに行動するアイーダをしっかり演じていた。
最後までヌビアの王女という姿勢を崩さない演技、歌い方であったが
ラダメスとのラストのシーンの歌声を聞いた時、心が苦しくなった。
今まで低音を響き渡らせていた歌声とは一変、とても美しい高音でささやくように歌ったのだ。
この時、アイーダがヌビアの王女ではなく「一人の女性」になれた瞬間なのだ。

福井晶一さんの歌も伸びやかでステキだった。
聞いていて「野獣の役もいけそうだなぁ」なんて思っていたのだが
後でパンフレットを見てみたら、「美女と野獣」にも出演されたことがあるようだ。なるほど。
とても誠実なラダメスを演じておられて好演だった!
もう一人のキャスト、阿久津陽一郎さんの声もCDで聴いたのだが
私個人としては福井さんの声の方が好き・・・
ラストの「100回生まれ変わってもきっと見つけ出してみせる」というセリフが忘れられない。

森川美穂さん!この名前を聞いた時、ものすご~く懐かしくなった。
かなり昔、まだ中?高校生の時にラジオで何度かお声を聞いたことがあり
当時から歌の上手い方だった。
そして何と言ってもトークが結構面白い。歌っている時とのギャップがこれまた面白い方なのだ。
かなりお笑い系のノリのいける方だったことを覚えている。
歌はもう難なく歌いこなしておられた。昔聞いた時と同じ声。本当に懐かしかった~!
ただ、ミュージカルというよりやはりポップス系の声ではあったが
安定感があり、高音もそれほど無理せず出しておられたのはさすがだ。
カーテンコールの時、衣装をわざとヒラヒラさせながら袖に引けようとした森川さん、
お笑い系(?)は健在!和ませてもらいました。

他のキャストの方も素晴らしく、ゾーザーを中心に踊る場面は圧巻!
ヌビア人たちの歌声も良かったし、アムネリスのファッションショーも楽しかったし
本当に心の底から揺り動かされるような舞台だった。
ただ、素晴らしい曲ばかりなのだがかなり難しくて一回では頭に残らない。これが残念。
でも聴けば聴くほどいい曲ではある。さすがエルトン・ジョン。
もうちょっと簡単で終演後鼻歌が歌える感じだと良かったのだが・・・

現代の博物館から始まり、博物館で終わる演出。
「オープニングが現代の場面とは!」と最初はビックリしたが、
最後の博物館の場面になって、ラストにつぶやくラダメスの言葉の意味が分かる。
つらいラストの中にも一つの救いが。

「アイーダ」は2月の千秋楽を迎えた後、5月から京都に場所をかえアンコール上演する。
京都劇場にもまた足を運んでみようかな。


「アイーダ」観てきました!

2005-01-28 23:49:07 | 感激!観劇!
今日「アイーダ」ソワレ公演を観てきた。
大阪城公園に行くのはかなり久しぶりだった。
開場してすぐの6時ごろ駅に到着。
まず目に飛び込んできたのは巨大なホテルニューオータニ。
そしてその横に夕闇の中、ライトアップされた大阪MBS劇場が浮かんで見えた。
あぁ、観劇後ニューオータニで宿泊できたらどんなにいいだろう・・・もちろん一人ではなく!
なんて贅沢な!でも一度は味わってみたい贅沢。

マチネとソワレとでは客層が違う。
いつもはマチネ観劇が多いので、すごくそう感じた。
特に今日は金曜のソワレだからだろうか?
20~30代のOLらしき女性グループとカップル連れが多かった。
私の座った席は左右、そして前は全てカップルだった。
そんな中に挟まれた私。ちょっと寂しかったが。ま、仕方がない。

それにしてもデートで観劇に行けるなんて、羨ましい!
私がこれまで付き合ってきた人は観劇なんて一緒に観てくれるような人ではなかった。
舞台には全く興味がなかったし、私が行きたいと話しても
「ふ~ん」という答えだけで全然乗ってこなかったし
映画さえラブストーリーは嫌がったりする人だった。
終演後、劇場を後にしようとしていたら
あるカップルが「良かったね~」なんて言いながら歩いているのを目にした。
私にとっては理想の光景!
次の(まだ見ぬ)彼氏に期待しよう。

「アイーダ」はいい作品だった!色々考えさせられた。
CDを買ったので今聴きながらこのblogを書いている。
観劇記はまだ後日。




負け犬VS勝ち犬

2005-01-27 23:34:12 | つれづれ
先日、学生時代の友人2人と久しぶりに梅田で会った。
2人とも既婚で友人Aちゃんは子持ち、もう一人のBちゃんはまだ子供はいない。
子持ちの友人Aはこの4月で2歳になる女の子を連れてきた。

昼前に梅田で待ち合わせをして「さて、どこに行こうか?」ということに。
阪急百貨店にある「キッズスプーン」という店に行くことにした。
ここは、子供連れでも気兼ねせず食事が楽しめるお店なのだ。
事前に調べておいて良かった・・・
お店は思ったより小さめ。ファミレスのような感じだったが、
おもちゃやぬいぐるみ、絵本が色々置いてあって
食事用の前掛け(紙とプラスチックの2種類ある)が用意されていたり
子供用のメニューも豊富に用意されているし、おしめを換えるスペースがあったりと至れり尽せり。
何よりも、子供がどれだけ騒いでも他の一般客から白い目で見られずに済むことが
一番いいところかもしれない。

友人Aの子供はレストランに入るやいなや、一杯あるおもちゃに釘付け!
食事はそっちのけで、床に這いつくばって遊ぶことに夢中。
そして店の中を走り回り、係りのお姉さんの手を取って遊ぼうとする・・・
かなり興奮していて、母親であるAが止めようとしても止まらない。
お行儀が悪いというわけでなく、こういう場に来るのが初めてだったので楽しかったようだ。
そんな子供を気にしながら、私達3人はお互いの近況を報告しあった。

近況、と言ってもこの年齢になるとやはり昔の会話とは違ってくる。
友人AとBの会話。
A:「Bちゃん、子供は?」
B:「そろそろ欲しくて、これから本格的に考えようかなぁと思ってるんよ。Aちゃん2人目は?」
A:「う~ん、欲しいんだけどなかなか出来なくて~。」
B:「2人目が出来たら、私に遠慮せずに教えてね」
A:「うん」
私:「・・・」
つい「いや~、子供かぁ。私は子供より前に父親になる人を探さなきゃ~~」なんて
自虐的ネタに走りそうになるが、自分自身悲しくなるのでここは黙って聞いておくことにした。

未婚の私には「子作り」話は全く未知の世界だ。
今の私にとってはそういうこと(!)=子作りとは考えられない。
好きな相手と仲良くした結果として子供が出来るという流れは理解できるが
それはあくまでも「結果」なのだ。
だた、既婚友人達はまず「子供を作る」という目的が第一にあるのだ。
今の私にはそういう考えは理解出来ない・・・違う意味でオトナの会話だ。
これが既婚者(勝ち犬)と未婚者(負け犬)との間にある壁なのだろうか??

彼女達にはきっと「子供」について周りからのプレッシャーがあるのだろう。
私に「結婚」のプレッシャーがあるのと同じように。

友人2人からは「仕事は順調か?」「両親は元気か?」など聞かれたが
「彼氏は出来たか」等、恋愛系の質問はされなかった。
私から発せられていた「恋愛方面には触れないでっ!」オーラを感じ取ってのことなのか
それとも、自分達のことで精一杯だから聞かれなかったのかは不明だが
正直なところホッとした。

こうやって子供を交えて会うと、子供中心になりなかなか落ち着いて話も出来なくなってきた。
昔は何でも話せてしょうもないことでゲラゲラ笑い合った仲だったが
先日の3人は何かが違った。
今、それそれが違う立場にいるために歩み寄れなくなっているのだろうか?
ちょっと寂しい気分にもなったがこれも致し方のないことなのだろう。
「時の流れ」というべきか。

風邪ひきました・・・

2005-01-24 23:07:43 | つれづれ
これまで何度かひきそうになりながらも、何とか回避してきたのだが・・・
ついにひいてしまいました。風邪。
ここのところ、仕事が少し忙しくてちょっとヘトヘトになっていた私。
「明日はようやく休み!」と喜んだのも束の間
休日だった昨日の朝起きたら、鼻の奥がヘン。風邪っぽい。
こう感じたら99%以上、風邪に間違いない。
あぁ、ついにひいてしまった。
自分自身かなり悔しい!!

年に3~4回風邪をひいてしまうなんて全く自慢にもならない!
こんな自分がすごく嫌。
風邪をひくタイミングも自分自身分かっている。
だいたい体力的、精神的に疲れてきて
ピーんと張った糸がプチッと切れる瞬間、休日が落とし穴。
別に体が弱いわけではないし、
単に自己管理が出来てないということだ・・・
最近はすごく気をつけて風邪をひかないように頑張って(?)いたのだが。

だからblogもちょっとお休みしてしまった。
色々書きたいことがあるのだけれど。
明日は休みなのだが、友人と会う約束を入れているので早く寝なければ。
今更ドタキャンできないし。
お願い!鼻水止まって~~!!

みなさまも風邪にはご注意を。

「オペラ座の怪人」

2005-01-21 23:30:26 | 映画・ドラマ
見たい!見たい!ものすご~く見たい!!
映画「オペラ座の怪人」!
近頃テレビや新聞などで大々的に宣伝している。
今月の29日からいよいよ公開となるからだ。
作曲者のアンドリュー・ロイド=ウェバーがこの映画の製作にも関わっていることが
一番の目玉ではないだろうか。
原作に忠実に描かれているようであり、そして映画の中では
出演している俳優自らがミュージカルナンバーを歌っているというのも興味深い。

実は私は、ミュージカル「オペラ座の怪人」を見たことがないのだ・・・
何年か前には京都劇場でロングラン公演を行っていたのに
いつか観に行こう、と思っているうちに終わってしまった。
今となっては本当に悔やまれる。

山口祐一郎さんのファンになってから初めて買った山口さん関連グッズ(?)が
劇団四季の「オペラ座の怪人」CDだった。
私はこのCDで初めて山口さんの歌声を聞いたのだが、
あまりに完璧で驚異的な歌唱力に圧倒されて、最初聞いた時は何も言えなかった。
でも今に比べたらやはり若さ溢れる(!)感じ。
12年以上前の歌声なのだからそれはそうだろう。
今の山口さんだったら、さらに深みのあるファントムが聞けるんだろうなぁ、
なんて叶わぬことを考えてしまう。

話がそれたが、私は「オペラ座~」のことは良く知らないのだ。
だから有名と言われるシャンデリアのシーンなどもどんな感じなのか全く分からない。
やはりCDを聞くだけでは限界がある。
これはもう見るしかない!
しかもラッキーなことに公開初日29日は偶然休みなので、
都合が付けば映画館に足を運んでみよう!

ちなみに四季の「オペラ座~」の冒頭、競売人のセリフ
「落札!」がかなりお気に入りな私・・・

「ルームシェアの女」

2005-01-20 23:32:15 | 映画・ドラマ
結構いいんじゃないだろううか?「ルームシェアの女」
スタートしてから2週目だが気が付けば欠かさず見ている。
これは「女神の恋」以来だ・・・

正直言って、1週目の感想は「う~ん、どうかな」って感じだった。
どうしても「女神の恋」と比べてしまっての意見になるのだが
(というよりあのドラマが基準となってしまっている部分がある)
佐々木蔵之介さん、中島知子さんの演技が思っていたほど
盛り上がらなかったので、少し残念に思っていたのだ。
だが、2週目になってそんなテンポにも慣れてきたのか(?)
悪くないな、いや結構面白くなってきたなぁ、と思えてきた。
あえてベタな展開には目をつむるとして。

それにしてもこのドラマを見ていると、どうしても「女神の恋」を思い出してしまう。
双方のストーリー設定があまりにも似ているのだ。
共通点をいくつか挙げてみる。
1.見知らぬ男女が一つ屋根の下で暮らすことになる。
 「女神」では宿泊先のコテージがダブルブッキング。「ルームシェア」ではタイトルの如く。
  まぁ偶然と必然の違いはあるものの・・・
2.主人公がバツイチ、そして子持ちという設定。
 「女神」は龍之介(山口祐一郎さん)がバツイチ、子持ちの設定だった。
 「ルームシェア」は修平(佐々木さん)が離婚一歩手前で別居中、
 うさ子(中島さん)がバツイチ、子持ち。
3.二人の共同生活の場に、子供が登場する。
 「女神」では妻に引き取られていた龍之介の息子、倫伝がやってくる。
 「ルームシェア」は今週から実家に預けていたうさ子の息子、太郎が登場。
 一緒に住むことになる。
4.男性主人公の職業が芸術(?)系
 「女神」は龍之介が売れないSF作家、「ルームシェア」はイラストレーター。
 修平もそれほど売れているイラストレーターではないようだ。
5.主人公の元夫、もしくは元妻が登場する。
 こういう設定ではそうなっても仕方がないか・・・?
 「女神」では龍之介の別れた妻が登場した。
 「ルームシェア」 第2週では修平の別居中の妻、そしてうさ子の元夫が登場!
6.主人公には演劇出身の男性俳優、とお笑い出身の女優が起用されている。
 これは以前「佐々木蔵之介さん」の記事でも書いたのだが
 「女神」は山口祐一郎さんと松本明子さん
 「ルームシェア」では佐々木蔵之介さんと中島知子さんが演じている。
 松本明子さんは元々はアイドルだが「バラドル」だったということで。

これだけ共通点があると、どうしても「女神の恋」の二番煎じ??と思えてしまう。
というより思うしかない。
さてどうなのだろう?単なる偶然?
そしてこのドラマも恋愛の方向に発展していくのだろうか?
浮気をした男性と、浮気が原因で離婚した女性の話だからその展開はないかな?
どちらにせよどうか「二番煎じ」にとどまりませんように。
来週の新たな展開に期待しよう。

余談だが、うさ子の弟役で出ている俳優さん・・・
昔むかし(私が小?中学生のころ)NHKで「銀河テレビ小説」という夜ドラマ枠があり、
そこで「たけしくんハイ!」というドラマがあったのだが
(ビートたけしの少年時代を描いた話で、かなり面白かった!)
そこでたけし役を演じていた方ではないか!
「たけしくん」も大人になったんだなぁ。
当時の面影がしっかり残っていたのでものすごく懐かしくなってしまった・・・




「ROMEO AND JULIET」観劇記(ネタばれあり)

2005-01-18 22:39:24 | 感激!観劇!
観劇日1月18日 シアタードラマシティ 13:00~
ロミオ・藤原竜也  ジュリエット・鈴木杏
キャピュレット・壌晴彦  僧ロレンス・瑳川哲朗  キャピュレット夫人・立石凉子
乳母・梅沢昌代  マキューシオ・鈴木豊  モンタギュー・妹尾正文
ティボルト・横田栄司  パリス・月川勇気 他
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平日なのに満員。おまけに補助席まで出ていた。
チケット発売日当日に売り切れたとは聞いていたが・・・藤原竜也さん効果だろうか?
私の席は後ろから数えた方が早い席だったが、ど真ん中。
舞台全体が良く見える。
今回は開演まで舞台装置を隠しておくためか、舞台から客席に向けて
ライトが照らされており、その光で装置が見えないようになっていた。

舞台装置は3層構造になっており、舞台の床(1階)は台形、
2~3階は柵のないバルコニーがコの字型に張り出している、と言ったらよいのだろうか?
1~3階をつなぐ階段は上手下手の両端にあるだけ。
(壁を登るための足置きのようなものがある部分に見えないように付いていて
バルコニーの場面はそれを使って登っていくのだ)
そして一番度肝を抜かれたのは舞台装置前面全てに
色んな人の顔写真がびっしりと貼りつけられていること。
蜷川さんいわく「愛に死んでいった若者達の遺影」なのだそうだ。
開幕時にはその写真に照明があてられ、まるで霊魂のさまよっている
不思議な世界に引きずり込まれる感覚に陥った。

ロミオの藤原さん、ジュリエットの鈴木さんの若さが前面に押し出された舞台だった。
1幕は互いに恋焦がれている状況を体一杯に表現していて
若さゆえのストレートさというか、周りが何も見えず突っ走っていく様子がよく描かれていた。
ロミオが恋の喜びに耐えかねて(?)足をジタバタさせて転げまわったり
ヘラヘラ喜んでいるさまにはビックリしたが、若者の心を表現したらこうなるのだろう。
鈴木さんのジュリエットは「美しい」というより、可愛く健康的なジュリエット。
印象としてはロミオより芯の強い女性のように思えた。
有名なバルコニーのシーンは、かなり良かったと思う。
「ああ、ロミオ・・・」のセリフも心の吐露と言う感じで自然に感じた。
二人が愛をささやく場面では、これでもかというぐらい幸せ一杯、ラブラブモード。
若いっていいわね~、ここまで相手のことしか見えない恋愛にドップリ浸かれるとは。
私はそんな感覚忘れてしまったわ・・・なんて少し寂しくなる。

2幕はロミオが追放されることを聞き、ジュリエットが泣き叫びながら
セリフを言うところはすさまじい迫力。思考力というより感情だけが口からほとばしり
喉から搾り出すような低い声には、鬼気迫るものがあった。

こうやって書いていくと色々見所はあったのだが、
私の個人的意見としては、全体的に少しぼやけた感じがしてしまった。
残念ながら「とてもよかった」とまで思えなかった・・・
シェークスピア独特の長セリフが早口でまくしたてられ、セリフが聞き取りづらく
私自身消化不良になっているのか
ロミオの友人であるマキューシオ達の下品さに閉口してしまったからか
よく分からないのだが、何だかモヤモヤしたものが残った。
「ロミオとジュリエット」はあまりにも有名だから話の結末はもちろん承知していた。
だが、分かっているからこそ二人が死に至る流れに説得力が感じられず
違和感を覚えてしまったのかもしれない。
キャピュレット家とモンタギュー家の確執というのは描かれているものの
何だかさらっと描かれすぎている感じがしたのだ。
もっと両家に流れる「憎しみ」というものがしっかりと描かれていたら
説得力のある舞台になったのかもしれない。

前述した3層構造の舞台装置を「縦」として使い、バルコニーのある2階、3階の部分を
「横」として使い視覚的に面白いものとなっていただけに、少し残念。

俳優さんでは瑳川哲朗さんと、壌晴彦さんの演技が印象に残った。
特に瑳川さんはセリフ回しがとてもお上手だ。
ただまくし立てられるのではなく、一つ一つの言葉が生きており、きちんと聞こえてくる。
「ペリクリーズ」でも拝見したが、重厚な演技のできる俳優さんだと思う。

終演後はスタンディングオベーション。
大多数の観客が絶賛し、拍手が鳴り止むことはなかった・・・
そんな中でも一人冷静な私だった。


「不機嫌なジーン」~内野さん漬けの一日~

2005-01-17 23:17:18 | 映画・ドラマ
今日はお休み。ちなみに明日も・・・
今日の職場はあるイベント開催でかなり忙しく、多くの人員が必要となるため
わがチーム内で今日休めるのは限定一人。その一人として休んだ私・・・
年末年始は他の人より多く仕事したのだから、たまにはいいのだ!

さてさて、今日はお待ちかねの「不機嫌なジーン」スタートの日!
内野さんはフジテレビの他番組を番宣行脚する一日だったようだ。
お昼には「いいとも」にご出演、その後は関東限定(?)の番組にも出られたようだが
関西では「いいとも」しか見られず残念。
今日の内野さんは黒のジャケットに、茶のシャツといういでたち。
竹内結子さんとともにご登場。
この間の「いいともスペシャル」でのスリッパ卓球空振り(!)のような
衝撃シーンもなく、ごくごく普通だった。面白い内野さんも見たかった~!
ただ、汗っかきの内野さん。登場中盤以降、茶色のシャツにはもう汗が・・・

「不機嫌なジーン」第一回目、終了。リアルタイムで見られました♪
内野さん、可愛すぎます!そしてカッコよすぎ!!
こんなコミカルな役も難なくこなせてしまうのは、さすが!
ちょっと演劇かかったしゃべり方(あえてそうしてるのだろう)もこのドラマにはピッタリだと思う。
子供が捕まえた蝶を、大人気ない手を使って何としてでも奪おうとするシーン、
タキシード姿で踊るシーン、珍しいメガネをかけた顔、どれをとってもステキだし
内野ファンにとってはもう願ってもないものばかりだ。
内野さんの顔がついたDNAがぎっしり登場するCG映像は笑ってしまった!
(鷹を呼び戻す時の叫び声は・・・・だったが)
カッコいいというだけでなく、ただたたずんでいるだけのシーンでも
とても厚みのある演技を見せてくれる。
本当にいい俳優さんになられたなと改めて感じた。

ストーリー自体は以前あった「動物のお医者さん」+恋愛モノという感じ。
いつもの月9に比べたら小粒なストーリーだが、私は結構いいのではないかと。
竹内結子さんも結構役にはまってていいと思う。
仁子(竹内さん)は、南原(内野さん)の浮気が原因ですっぱり別れたはずなのだが
彼女の中にはまだ未練のようなものがしこりとして残っているのも事実。
南原にも彼女に対する未練がかなり残っており、いまだに
仁子は自分のものだと思っている。(かなり自己中心的考え)
この二人の展開はどうなるのか?そして周りのキャラクターはどうからんでくるのか?
かなり楽しみ!!来週が待ち遠しい。

そして大ニュース!
何と「内野聖陽ファンクラブ」が発足するらしい!
「不機嫌なジーン」スタートに合わせて発足させるとは、
このドラマ効果でのファン増大を予測してのことなのだろうか??
具体的な内容は全く分からないが、案内だけでも送ってもらおうかしら?



「SHIROH」ライブCD

2005-01-16 22:31:06 | 感激!観劇!
今「SHIROH」CDを聴き込んでいる。かなりいい!
1幕終了直後、「これは買っておこう!」とCD購入。
ハイライト版なのが少し残念だが逆にハイライトだからいいのかもしれない。
観劇中は展開が早く、一つ一つの音楽をしっかり堪能する余裕がなかったが
こうして何度かCDを聴いているうちに、頭の中で曲が反芻され
すごくいい曲、面白い曲が多かったことを改めて感じた。

好きな曲は1幕最初、シローが初登場する場面の「人のツバサ」。
シローとゼンザ達が凧を飛ばしながら歌うのだ。
これは観劇中からすごくいい!と思っていた曲。
とても爽やかな曲で一番のお気に入りになった。
中川晃教さんのピュアで魅力的な部分が余すところなく生かされている。
この曲で初めて中川さんの歌声を聞いたから、余計印象に残っているのかもしれない。

それと江守徹さん扮する松平伊豆守信綱が歌う「ROCK’Nイズノカミ」
ロックンロール香り漂う曲に乗せて、
この幕府を影で動かしてるのはこのオレ様さ!と歌う。
踊りだしてしまいそうなぐらい、楽しいナンバー。
観劇の際は、江守さんの歌詞がほとんど聴き取れなかったのだが
CDで聴いたら「あ~こんなこと歌ってたんだ」とようやく分かった・・・
分かると余計面白い。歌と歌の間に入る江守さんや吉野圭吾さんたちのセリフも面白い。

キリシタン討伐総大将の板倉重昌(吉野圭吾さん)が
「死ぬ覚悟はできてるが、死なない程度にがんばろう~♪」と歌った直後
銃で撃たれて「あうっ!」と叫んで死んでしまう、
笑いと悲哀(?)漂う「板倉重昌A GoGo!」も面白すぎる。

中川晃教さん、とにかく上手い!クセのない歌い方で大好きになった。
子音をものすごくしっかり発音されているから、歌詞がとても聞き取りやすいのだ。
このミュージカルが成功したのは、
きちんと歌える俳優、ミュージカル俳優を起用したことと
そしてしっかりしたアンサンブル陣を配置したことにあるのではないだろうか?
アンサンブルの歌がこの舞台の基礎となり、しいては他のキャストの歌が引き立ち、
舞台全体が崩れることなく成り立ったのだと思う。

そしてこれは贅沢な話だが、
1回聴いただけでも印象に残るようなナンバーが多いともっと良かったのかもしれない。
新作だし、ロックだから難しい話だとは思うが。
いいミュージカルの条件というのは、
「終演後ナンバーを口ずさみながら帰れること」ではないかと、私は思う。



本田美奈子さん

2005-01-14 22:51:30 | 感激!観劇!
デビュー20周年に…本田美奈子「白血病」
突然のニュースに驚いた。「急性骨髄性白血病」。
今年の「レ・ミゼラブル」ファンティーヌ役が決まり
稽古にも入っていたことだろう。
そんな矢先の発病。
「どうして私が?ただの風邪だと思ったのに・・・」
きっとそう思われたのではないだろうか?
病名を聞いた時、号泣したという。
彼女だけでなく、その立場になったら誰でもそうなるだろう。

このニュースを見ても私には「お気の毒に」とは思えない。
人ごとではなく、自分の身にも起きることなのかもしれないのだ。
いつ起きてもおかしくない、のだ。
もしその立場になったら、私はどうするだろう?どうなるだろう?
私なら絶望の淵に立ち自暴自棄になって壊れてしまうかもしれない。

近頃芸能人の方が白血病を発症されたニュースをよく耳にする。
少し前に復帰された市川団十郎さん、カンニングの中島さん・・・
発症率が上がっているのだろうか??
今や白血病は不治の病ではないようだが、まだ世間の認識は追いついていない。
もっとこの病気について正しい知識を持たなければいけないのではないか。

本田さん、今はゆっくり休んでください。
降板したことは辛いことだと思うけど、健康な体を取り戻すことが第一です。
あせらず、しっかり病気を治して、そして万全な体制で
ミュージカル界に復活されることを祈ります!


「SHIROH」観劇記(ネタばれあり)

2005-01-13 22:10:39 | 感激!観劇!
観劇日1月13日 梅田コマ劇場 13:00~

シロー・中川晃教  益田四郎時貞・上川隆也  
山田寿庵・高橋由美子  レシーナお福・杏子  リオ・大塚ちひろ
お紅・高田聖子  柳生十兵衛・橋本じゅん  益田甚兵衛・植本潤
三宅蔵人・粟根まこと  板倉重昌・吉野圭吾  ゼンザ・泉見洋平
津屋崎主水・池田成志  お蜜・秋山菜津子
松平伊豆守信綱・江守徹

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観て来ました!「SHIROH」
以前もこのblogに書いたが、観に行くまでにかなり悩んでいた私だが
行って良かった!思った以上に素晴らしかった!

まず劇場に入ると、舞台の真ん中ぐらいから垂れ下がる
リオと思われる少女が描かれた幕が目に飛び込んでくる。
舞台上の左右の壁には四郎とシローの絵がでかでかと描かれ
これを見ただけで、これから始まるミュージカルに期待感が高まった。

開演ギリギリまで客電が付いており、消えたと思ったら即スタートだったので
最初は雰囲気に追いつくことができず、しかも歌詞が聴き取りにくかった。
(3階席だからだろうか?)それも最初だけで、ロックの音楽と
アンサンブルの歌声で一気に「SHIROH」の世界へと引きずり込まれていった。

一番楽しみにしていた、中川晃教さん!私は好きですね~!あの歌声。
ハイトーンでスコーンと抜ける声・・・歌で人を操るシローを地でいける声!
あの声を聴くとそんな設定にも納得してしまう。
どうしてあそこまで美しく爽やかに歌えるのだろうか!

上川隆也さん。色んなblogでも思った以上にいい歌声だと評価されていたが
上手い!作曲の際に歌いやすいキーにしていることもあると思うが
素敵な声を殺すことなく、逆に生かしながら歌っているからなおさらいい歌声なのだ!
これが初ミュージカルだとは思えない。

高橋由美子さんは、CDなどでは何度も聞いているのだが
舞台で観るのは初めて。「20世紀最後のアイドル(だったかな)」と
言われた彼女もすっかり舞台人。澄み切った歌声で安定感がある。
彼女は男っぽい役のほうが似合うのかなぁなんて感じてしまった。

秋山菜津子さんを拝見するのは内野聖陽さんとの衝撃の(!)二人舞台
「ブルールーム」以来だったが、相変わらずセクシーでしかも歌が
とてもお上手。ちょっと夏木マリさんを思い起こさせる役柄、歌声だった。

吉野圭吾さん、かなりお茶目な役。ものすごく可愛かった。
踊りも上手いし美しいし、もうちょっと出番があったらもっと良かったのに・・・
右近健一さんとの「かっちゃん&しげちゃん」面白かった~!

江守徹さんは、歌はさておき(笑)さすが貫禄十分!渋い。
舞台全体を引き締めていた。ネコをなでなでしているところが印象的。

他のキャストのことももっと色々書きたいのだが、ここまでにしておこう。
この「SHIROH」は「なんちゃって」ミュージカルではなく、
まさしく「新しい」ミュージカルだった。

舞台造りがかなり面白かった。
舞台上には大小いくつものモニター(テレビ)が数ヶ所に置いてあり
場面によっては歌詞(強調したい言葉)を流したり、場面を補う映像を流したりと
とても効果的に使われていた。これには驚いたが、すごく斬新!
場面展開の際は舞台前面に設置した照明を下から上に照らすことで
照明の「幕」を作り、暗転にすることなく場面転換をするという工夫が見られた。

舞台は2段のひな壇舞台で上下は数段の階段でつながっている。
階段の奥ではバンドが生演奏を繰り広げる。これはまさに歌舞伎の黒御簾だ!
階段は開閉自由で、左右で演奏しているバンドの間からキャストが
登場できるよう通路となっている。
キャストが登場する出入り口は6ヶ所ほどあり、上下段の舞台を動き回る!
もう一時も目が離せない。

約3時間の長丁場、かなり中身の濃いものだった。
私としては2幕の途中で少しだけダレてしまったところがあったが、面白かった!
再演があったら是非もう一度観たいし、DVDが出るならほしいなぁ。
劇団新感線苦手病を克服できるかも。

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長く、長くなってしまったが、一つだけ苦言を。
3階席一列目の方、お願いですから前のめりにならないでください!!
今日、私の前列の方、その右側、左側の方が代わる代わる前のめりになるのだ。
特に前の方が前のめりになると舞台の真ん中の大部分が頭で見えなくなる!
3階席の手すりに注意書きが書いてあっても効力なし。
悪気はないのだろうが、せっかくの舞台なのに・・・(泣)
1階席ではここまでひどいのはなかったのでちょっと残念。
どうにかしてほしいものだ・・・

「笑っていいとも 2005新春祭」内野さんご出演

2005-01-11 23:38:40 | つれづれ
昨日、テレビを付けたら
ちょうど「笑っていいとも 2005新春祭」が映っていた。
他の番組見ようかな、とチャンネルを変えようとした瞬間、思い出した!
この番組には内野聖陽さんがご出演されているんだった!!

そして内野さん発見。
白いジャケット、で中は黒のシャツを着て竹内結子さんの隣に座っておられた・・・
う~ん爽やか!
片腕をテーブルに置きながら座っている様も、キマってる。

フジテレビ系の新番組キャストが多数出演されていたから
内野さんはなかなか画面に映らない。
ちらっ、ちらっと映るのを目を皿のようにしてチェックしていた。
ちょっと映るだけなのに、いつも素敵!
内野さんは年齢を重ねるごとにどんどん素敵になっていく気がする。
昔は真面目青年、という感じだったが今ではすっかり色気の漂うオトナの男だ。

それにしてもこの「笑っていいとも」の特番は見ていてかなりダレた。
一体何度チャンネルを変えたことだろう。そして内野さん見たさにもう一度
チャンネルを戻す、ということを繰り返していた。
生放送だから番組全体がダレたのだろうか?
いや、新番組対抗のゲーム内容がかなりしょうもなかったような気がする。
(いいとも好きの方、ゴメンなさい!)

チームの中の一人が指定された歌を「ニャー」だけで歌い、その曲名を
他のメンバーが当てるゲームがあった。
おっ、内野さんの歌が聴ける!と喜んだが、
1順目は平井堅の「瞳を閉じて」が歌えずパス。
2順目は映画「ロッキーのテーマ」。
歌われたが、美声を聴かせる感じではなくごく普通な感じだった。残念。
ま、そりゃそうかな。

最近はとんと「笑っていいとも」を見る機会もなくなったが
昔お昼に見ていた頃はとても面白かったんだけどなぁ・・・昨日はあんまりだった。
ちょっと一休み、のお昼に見るからいいのだろうか。

何はともあれ内野さん、お疲れ様でした。

「マンマ・ミーア!」開幕

2005-01-10 22:02:14 | 感激!観劇!
「マンマ・ミーア!」が初日を迎えた。
まだまだ先のことだと思っていたら・・・時が過ぎるのは何て早いのだろう。
今日の朝刊に写真付きでデカデカと載っていた。
こんなに大きく掲載されるとは!
東京以外に「四季」の名前のついた専用劇場ができるのは初めてのことらしい。

FM802でも何週間も前から「マンマ・ミーア!」のコーナーが組まれていて
劇団四季の力の入れようには以前から驚いていたが
なるほど、これでいつも以上に力が入っている理由が分かった。

先ほど劇団四季のホームページを見ていたのだが
「今週のキャスト」ところを見て驚いたことがある。
「マンマ・ミーア!」でソフィ役(主人公の娘役)をつとめる樋口麻美さん。
樋口さんと言えば「アイーダ」や「南十字星」に出演されている方のようだが
彼女は9日、大阪四季劇場で「マンマ・ミーア!」初日に出演し、
翌日10日は東京の四季劇場で「南十字星」千秋楽に出演されたようだ・・・
何というスケジュール!
きっとすてきな俳優さんなんだろうな。
劇団四季は初日、千秋楽には目玉になる俳優さんを配置させる傾向にあるようだ。
だからファンは初日や千秋楽チケットをこぞって取ろうとするのだ。

四季以外の演劇、ミュージカルでも初日や特に千秋楽のチケットは
取りにくいものだが、四季はまだ違った感じだ。
それに四季の舞台は1週間(?)ぐらい前にならないと配役が発表にならない。
俳優を観るためでなくストーリー自体を楽しんでもらうためにこのような
システムを取っているようだが、キャストを事前に発表してしまうと
どうしてもキャストによってチケットの売れ具合にむらが出来るからなのだろう。
そうでないとロングラン公演は続けられないのではないか。
だから「○○さんを観たい!」となると発表後にチケットを入手するしかないようだ。

それにしても「マンマ・ミーア!」チケットは5月分までの
S席はかなりの売れ行きで残席わずかの日が多いらしい。
6月以降の公演延長も決定したが、元々決まっていたのを小出しにしているだけなのだろう。

さて、私はいつ観に行こうかな?


「タイガー&ドラゴン」

2005-01-09 23:39:23 | 映画・ドラマ
当初、昨日見た「負け犬の遠吠え」について書こうと思っていたが
変更!

「タイガー&ドラゴン」!
私、宮藤官九郎のドラマってかな~り好き!
「マンハッタンラブストーリー」にはまって以来大好きなのだ。
今日は仕事だったのでリアルタイムで見れず
実は今、録画していたビデオを見ている途中なのだが、
そんな状態でblogに書き込んでいる私って・・・

クドカンのドラマは、頭を空っぽにして思う存分楽しめるのがいい!
無理がありすぎるストーリー展開も、ツッコミを入れることなく
「これもありかも♪」とヘンに納得して楽しんでしまえるのはどうしてだろう??
出演者も見ているだけで面白い。
クドカン作品には欠かせない阿部サダヲさん(今回は林家ペーもどきだし!)をはじめ、
岡田准一くん、長瀬智也さん、塚本高史くんなど過去の作品に
出演した面々も出演してるし、面白くないわけがない。
何より「マンハッタン~」で新境地を開いた(?)尾美としのりさんが
出ていたことが嬉しかった!

それにしても落語の話がベースになるとは・・・
こんなドラマこれまで見たことなかった。

それと岡田准一くんの働きっぷりには感心させられる。
「大化の改新」「冬の運動会」(←これもなかなか面白かった)そして「タイガー&ドラゴン」
と新春ドラマだけで3本も出演。
しかももうすぐ映画まで封切られる・・・

ひさびさに「マンハッタンラブストーリー」と「僕の魔法使い」
レンタルで借りて見たくなってしまった。
頭を空っぽにして思いっきり笑いたい!

佐々木蔵之介さん

2005-01-07 22:59:04 | 映画・ドラマ
最近、というか少し前から気になっている俳優さんだ。
新年から彼の登場するCMも頻繁に放映されている。
彼のどこが好きなのだろう?顔!?・・・
もしかすると佐々木さんの体格や顔の骨格が昔の彼を彷彿とさせるのかも。
ひょろっとしていて、少し骨ばった顔。
だから目が離せないのだろうか?あぁ、何て不純な動機!!
何年か前のドラマ「あなたの人生お運びします(だったかな?)」で見せた
3枚目な演技がとても印象に残って以来、気になる俳優さんの一人になった。

来週10日からスタートのNHKの夜ドラマに出演されるらしい。
ルームシェアの女

相手役はオセロの中島知子さん。
離婚した女性と、妻と別居中の男性がルームシェアという形で共同生活をする話らしい。
ラブストーリーではなさそうだが、私はおととし放映された
「女神の恋」をどうしても思い出してしまうのだ。
「女神の恋」というのは山口祐一郎さんと松本明子さん主演で
30代以上の(?)女性に絶大なる支持を得たドラマで、
何を隠そう私が山口さんファンになるきっかけになった記念すべきドラマなのだ。

共通点は、主演俳優に
「お笑い系の女性タレントと舞台出身の男性俳優」を起用しているということ。
私にはこのキャスト設定が「女神の恋」と似ているような気がしてならない。
だからこのドラマに大きな期待を抱いてしまう。

佐々木蔵之介さんは元々劇団「惑星ピスタチオ」出身の方だ。
残念ながらピスタチオは観たことがないのだが
同じ劇団出身の腹筋善之助さんの舞台は何度か観たことがある。
あの「パワーマイム」を初めて観た時はかなり驚いてしまった。
今までこんなもの観たことない!と唖然としてしまった記憶がある。
なかなか言葉に出来ないのだが、かなり面白い!
佐々木さんもその流れを汲んでいて、
腹筋さん同様のパフォーマンスをされていたようだ。

G2プロデュース「12人の入りたい奴ら」というDVDを持っているのだが
佐々木さんのパワーマイムが観られる貴重な映像となっている。
そこで彼は「一人デビルマン」を披露している・・・
ドラマなどではさらっとした演技が多いので
舞台で「一人デビルマン」を熱演している姿を観ると、ギャップというか
この二人が同一人物か?とさえ感じてしまう。でもそれがたまらなくいい!
やっぱり腹筋さんと同じ劇団だけあるわ、と納得してしまう。

このドラマを機にさらなる飛躍を期待してます!佐々木さん!