つれづれすけっち

ワタシらしく。 ワタシなりに。

書籍版 文・堺雅人 (その2)

2009-08-30 23:10:25 | 堺雅人さん
前回は「文・堺雅人」を手に入れるまでの話に終始してしまったので、
今回は本そのものについて。

価格が1500円とのことだったので、ハードカバーなのかな?と思いましたが
新書よりは大きくしっかりしていて、ハードカバーよりは軽く小さめサイズでした。
本を常に持って歩く人間にとっては、軽いのはとても嬉しいことです。
多読な堺さんならではの心遣いなんでしょうか?

あと、気になったのは表紙。どんな表紙になるのだろう?とかなり期待していました。
私が勝手に想像していたものとは少し違いましたが(もっとカッチリしているかな?と思っていました)
しかし、面白い作りです!
というのも、この表紙をご覧ください。



表紙に堺さんの写真は見あたりません。
タレント本って、本人の顔がデカデカと出ていて閉口してしまうんですよね。
オレンジの帯が付いていて、そこに何やらイラストが…
帯を外すと



異国のカフェで飲み物を飲む堺さんが出てくるという仕組みなのです。
堺さんの写真をわざと帯で隠すなんて、よくそんなことを考えたなと。
そのアイデアに思わず唸りました。
そして、イラストは写真をざっと縁取ったものだということが分かるのです。

隠れていた写真も面白い!
堺さんの肩の抜け具合といったら。もう最高です。
表情からしても、素に近いのではないでしょうか。
カフェにいる周りの外国人客に完全に溶け込んでいて、の~んびりとした不思議な空気が伝わってきます。
写真も、堺さんだけに焦点が当たっているのではなく、
全体的にぼんやりした感じで撮影されていて素敵です。
例えて言うなら、映画「かもめ食堂」のような雰囲気でしょうか。

そして、表紙カバーを外すと…また楽しいことになっています。
どうなっているのかは、あえて伏せておきます。買った時のお楽しみということで(笑)
裏表紙の色が私の好きな緑色(抹茶色)なのも、
落ち着いた雰囲気を醸し出していてこれまた良い感じです。
他にも小ネタ的な面白さがありますが、それは本を手に取った時に見つけてください♪

本文中に掲載されている関連写真が白黒なのが残念。
白黒写真になると、少々見辛いなぁと。
本の中盤に挟まっている外国で撮影されらしい写真と(これが撮り立て写真?)
過去の「文・堺雅人」掲載写真をセレクトしたものはカラーなのですが、
贅沢を言えば写真に関してはオールカラーが良かった。
となるとやはり値が張ってしまうのかな?
そして、もう一つ意見を言わせてもらえば、
巻末にある掲載写真「顔」はセレクトでなく全て載せて欲しかった!!
堺さんファンなら誰しもそう思うでしょう。

本文はまだ読んでいません。(ちらりと見ましたが)
どちらかというと速読の傾向がある私なのですが、
堺さんの文章はゆっくり、じっくり読みたいなと思っています。
美味しい日本酒をちびちびと、じっくり味わって飲むように…

書籍版 文・堺雅人

2009-08-30 01:24:31 | 堺雅人さん
28日に発売された「文・堺雅人」。
29日にようやく手に入れました。
発売翌日なのに、気分としてはようやく…なのです。
何せ、5軒目でやっとこさゲットできたのですから。

昨日は休みだったので、家でのんびりしていました。
午前中は「明日、仕事の際に紀伊国屋に寄って買おう」と思っていたのですが、
午後になると、いてもたってもいられなくなり自然と体が本屋へ向かってしまったのです。

一軒目。近所の本屋は案の定なし。
これは想定していたことでしたが、このままではなんとなく悔しくて
次にTSUTAYAのブックコーナーへ。残念ながらここもなし。
「次は本命!」と、地元で最大書籍数を誇る書店まで行ったのに、そこにもない!!(泣)
3軒ともないとは…やっぱり田舎はアカンわ!とガックリ肩を落としたのでした。

そして今日。
出発時間を30分前倒しして、紀伊国屋に向かいました。
開店と同時に入ってあちこち探しましたが、どこにも置いてないではありませんか!!
天下の紀伊国屋書店にない!これはショックでしたね。
所詮タレント本(と言っては失礼ですが)だし、世間で話題騒然の本でもないからかなぁ…
なんて思いながら(もちろん堺さんファンの間では話題騒然ですが)
悔しい気持ちを胸に、泣く泣く職場へ向かったのでした。

もう諦めて、ネットで買おうかなとも思ったのですが、
諦めきれずもう一軒だけ!と、仕事帰りにヒルトンにあるジュンク堂へ足を運びました。ダメ元で。
すると、何と、何とあるじゃないですか!!!しかも4冊ほど!!
大げさかもしれませんが、最初は目の前に実物があること自体が夢のようで、信じられませんでした。
5軒目でやっとですからね。

というのが、手に入れるまでの経緯。
まだまだ語り足りないので(汗)、本そのものに関しては、また日を改めて。

VARIATIONS

2009-08-28 00:44:29 | 感激!観劇!
「55ステップス」で使われていた楽曲「ヴァリエーションズ」。
以前のブログで音源が欲しい・・・とつぶやいておりましたが、amazon経由で手に入れました!
amazon初利用だったのですが、納品がものすごく早かったのには驚き!
金曜日に支払って、月曜の朝にはポストに届いたんです。

アンドリュー・ロイド=ウェバーの「ソング&ダンス」で使用されている、という解説が付いていたので
これに間違いないだろう、とは思いながらも
違っていたら・・・とドキドキしましたが、見事にアタリ。
おぉ、探していたのはまさしくこれ!!と狂喜乱舞し、早速ウォークマンに落としました。

この楽曲の元はニコロ・パガニーニの「24の奇想曲」のNO.24なんですね。
勉強不足でパガニーニも良く知らなかった私。
最初、パニーニ?って思ったぐらいですから。
それは食べ物だろっ!と自分のボケに自分で突っ込む始末で(苦笑)
で、ウィキペディアで調べてみました。
興味のある方はどうぞ。↓
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%91%E3%82%AC%E3%83%8B%E3%83%BC%E3%83%8B

パガニーニは様々なアーティストに影響を与えた偉大なヴァイオリニスト兼作曲家でしたが、
その洗練された楽曲からはイメージできない私生活があったようですね。
ま、人間ですものね。

先ほどウォークマンに落とした、と書きましたが
「55ステップス」のあの感動が忘れられず、自分で55ナンバーのプレイリストを作ってしまいました。
少しでもあの感動を蘇らせることができたら、との思いから作ったのですが、
完全に作ることは絶対不可能ですね。

楽曲順に整理してみると、
※ ● →納得してないが、音源あり  ◎ →音源あり の意味です。
【一幕】
●オーバチュア ・・音源がないので「35ステップス」の音源で我慢。
×ようこそ劇場へ ・・音源なし。
●アプローズ ・・35ステップスバージョンはありますが、今回は「35~」より
 ハイテンポなナンバーに仕上がっているため違和感を持ちながらも代わりに使用。
◎愛の物語 ・・CDあり。OK。
◎勝利ほほえむ ・・上記に同じ。
◎星のさだめ ・・上記に同じ。
◎シャドーランド ・・これも「ライオンキング」CDあり。
 アイーダから濱田めぐみさんの歌が続いており、かなり満足!
◎早く王様になりたい ・・これもOK。
×最新ニュースのジャバ ・・音源なし。「55~」では歌詞も変わっているからなくてもいいかな、と。
×僕の願い ・・CD持っておらず。
×トプシー・ターヴィー ・・上記に同じ。
×ゴッド・ヘルプ ・・上記に同じ。
×チム・チム・チェリー ・・ま、これはなくても良いかなぁ。
◎明日があるから ・・CDあり。ただし英語。
◎手をすり抜けて ・・上記に同じ。
×ドレミの歌 ・・音源なし。これもなくて良いかと。
×パート・オブ・ユア・ワールド ・・音源なし。
◎ビー アワ ゲスト(おもてなし) ・・CDあり。

【二幕】
◎夢を配る ・・CDあり。
×夢を続けて ・・CDは出ているが、手持ちなしのため音源なし。
×見果てぬ夢 ・・上記に同じ。
×アレキサンダーズ・ラグタイムバンド ・・DVDはこの前買ったのだけど・・・
×名も知らぬ人 ・・これも上記に同じ。
◎二つの祖国 ・・CDあり。
×炎の祈り ・・DVDはあります。
×バリ舞踊 ・・上記に同じ(泣)
×祖国 ・・上記に同じ。
×ピラトの夢 ・・音源なし。
◎ラム・タム・タガー ~つっぱり猫 ・・CDあり。山口タガーです。
◎メモリー ・・「キャッツ」か「35~」CDどちらを使用するか迷いましたが、
 35バージョンにしました。
◎ミュージック・オブ・ザ・ナイト ・・CDあり。いきなりこのナンバーだと唐突すぎるので、
 その前にオペラ座のオーバチュアをつけました。「35~」では短縮バージョンでしたが。
×飛躍に向かって ・・CD持っておらず。
●ブエノスアイレス ・・「35~」バージョンCDを使用。短いバージョン。
 しかも「スーパースター」とのメドレーになっているため、曲順が狂ってしまう。
 でも実は、この流れが大好きです♪
×スターライト・エクスプレス ・・音源なし。
◎ヴァリエーションズ ・・CD入手!
●スーパースター ・・曲順が入れ替わってしまいました。でも沢木さんのユダいいですね!
◎アイ・ガット・リズム ・・「55~」ではマーチングバンドですが、まぁいいかな。
◎恋のウォータールー ・・「55~」は歌なしですが、同じカーテンコール使用なので良しとします。
◎魔法使いと私 ・・CDあり。

と、こんな感じですが、何とまぁ欠けている楽曲の多いこと。
ちなみに、二つの祖国~ラム・タム・タガーの間の楽曲がないため、この順でリストを作ると
とんでもないことになりました。
「二つの祖国」でしんみりした直後にこのナンバーはあまりにも無理があって。
ゆえに、タガーとメモリーを逆にしました。そうするとまだましかな。

CDレンタルされているものは借りてきて、もう少し良い状態にしたいなと考えています。

きっと、私と同じようなことを全国の色んな方がやっているんだろうな・・・

「美女と野獣」新キャスト登場

2009-08-27 12:11:49 | 感激!観劇!
今、京都に向かっています。
目的はもちろん、「美女と野獣」観劇!

情報によると、何やらベルに新キャスト(鳥原如未さん)が登場したようですね!
今回の観劇では坂本ベルで観られたらなぁと思いながらキャストチェックしていたら
先週、坂本さんのお名前がアップされたので「やった!」と喜んだのもつかの間、
次の日に鳥原さんがベルとしてデビューされました。

なるほど…
新人キャストデビュー前には、新人を指導していたベテランさんが
まず出演されてお手本を見せた後(?)
翌日に新人さんがデビュー、というパターンですね。
状況によっては、ある程度まで新人とベテランが交互に出演することもあるし、
(飯田ビーストと佐野ビーストがそうだったと思います)
「オペラ座~」大阪公演の時のように伊藤クリスティーヌデビューの際に
指導していた沼尾さんが一度だけ出演されたこともありました。
結局、沼尾さんが出演されたのはあれきりでしたよね。幻の沼尾クリスティーヌ…

四季ホームページでも特集されていましたが、近頃新人デビューラッシュらしく、
デビューした方だけでなく、これからデビューする予定者の名前まで
挙げられているという大盤振る舞いな状況でした。
これってオーディションPRなんでしょうか?
四季のオーディションなら、そこまでせずとも人が集まるのでは?と素人目には思うのですが、
内部では色々あるんでしょうね。

何だかんだ書きましたが、鳥原ベル、楽しみです♪
しかもガストンが野中さんというのも非常に嬉しい!
何せ田島ガストンとCDの今井ガストンしか知らないので…
ビーストはベテラン佐野さんのようです。飯田ビーストだったらもう最高なんですが、
新人同士でベルとビーストを組ませるのはまだ早いかな、と個人的に思います。
佐野さんがアンデルセンもしくは名古屋ファントムに入られたら実現するかもしれませんね。

それは神のみぞ知る(笑)

「蛮幽鬼」大阪公演

2009-08-26 19:40:43 | 堺雅人さん
ついに登場しました!
11月に開幕する「蛮幽鬼」大阪公演の広告!
地下鉄御堂筋線、梅田駅ホームで発見しました。
ちなみにこの広告のすぐ左側には劇場四季「ウィキッド」広告が並んでいます。

キャー♪堺さん、ステキ~~っ!と思わずパチリ。
電車が入ってきたらどうしよう…と焦りましたが、
幸運にも電車はすぐには来なかったため、心ゆくまで写真を撮り、そして眺めることができました。

「蛮幽鬼」広告を見るのは初めてではありませんが、見つけるとハッ!とさせられますね。
新感線作品ではありがちな作りですが、人の目を惹き付けるものがあります。
特にキャストのビジュアル。
本公演で必ずしもこうなるとは限りませんが、興味をそそるビジュアルだと思います。
特に堺さん!何ですか!あのカッコヨさは!
予想していたとはいえ、クールなお姿に見とれてしまいます。
見ている者を射抜くような涼やかな眼差しにクラクラ…
もう、期待せずにはいられません!

この作品、聞いたところによると「モンテクリスト伯」のような復讐ものらしいです。
その話を聞くと、上川さんのあの修験者のようないでたちも、少し分かる気が。

実は私、東京公演のチケット取っちゃったのです!大阪公演があるというのに。
家族には「婚活もうまくいってないのに東京だなんて!」と嫌みを言われそうですが
まぁ、何とかなるかな!?

大阪公演初日は、偶然にも私の誕生日なので、
初日チケットが取れるといいなぁ、なんて考えております。

今から楽しみですね♪

新型インフルエンザ流行・・・

2009-08-21 22:35:33 | つれづれ
新型インフルエンザ再流行のニュースが大々的に報道されましたね。

前回は大騒ぎしたものの、弱毒性ということもあり、
日本中に「騒ぎすぎた」感を強く残して一気にフェードアウトしてしまいました。
で、ニュースには取り上げられないけれど、新型インフルエンザに掛かる人は減るどころか
ひそかに増えていたようで、死者が出始めると騒ぎ始めた、という感じですね。

大きく報道される前から「マスク買っておかなきゃ」と思っていたのですが、買い忘れてしまい
「今度こそ買うぞ!」と思った矢先にこのニュース(泣)
何てタイミングの悪い私・・・
今日の帰り、急いで梅田のドラッグストアに走りましたが
一軒目の店はマスク売り切れ、二軒目は何とか売っていましたが「何十枚入り」という
大量パックはもう置いていませんでした。

閑話休題。
劇団四季ホームページでも「インフルエンザ対策について」というニュースがアップされましたね。
【四季ホームページより】
 「新型インフルエンザ流行」の報道を受け、予防の一環として以下の対策を
 とらせていただきますのでお知らせいたします。

 劇場入り口においてアルコール消毒液をご用意いたしますので、手指を消毒の上
 ご入場いただきますようお願い申し上げます。
 また、下記の演目におきましては、カーテンコールにおける
  「客席での歌唱・握手」、ロビー混雑の原因となる「出演者によるお見送り」を
 中止させていただきます。
 
 「ユタと不思議な仲間達」(19日より)
 「55ステップス」(20日より)
 「エルコスの祈り」(20日より)
 「人間になりたがった猫」(21日より)

・・・だそうです。
先日「55ステップス」に行った時は、キャストの方が客席に下りて握手をして回っておられたのが
今はもうなくなってしまったんですね。
ま、「55~」はいいとしても、ファミリーミュージカルの魅力である
「ロビーお見送り」がなくなるのは、非常に残念ですね。
子供にとっては貴重な思い出になりますからね・・・
こういう状況だから仕方がないとは思いますが、早く終息してほしいものです。

以前のように報道ばかりが過熱するのではなく、一人ひとりが予防を心がける必要があると思いますね。
私は、手洗い(消毒用ハンドソープで)とうがい薬でのうがいは欠かしません!
うがいは、以前一度だけ素人役者をした時以来、毎日欠かしたことがありません!
これだけが、唯一の自慢です(笑)

”昭和の歴史 三部作” DVD

2009-08-20 19:05:34 | つれづれ
買っちゃいました。先日の「55ステップス」観劇の際に。
ここ数日、BSで3作連続放送しているらしいですが、
残念ながら我が家では見られないのです(泣)

最初は「李香蘭」だけ買おうかな、と思っていたのですが
(濱田めぐみさんと芝さん目当てで)
「異国の丘」の荒川さんも気になるし、「南十字星」の阿久津さんやバリ舞踊も気になる・・・
え~い!3本セット買ってしまえ!と大盤振る舞いしてしまいました。
特典でポストカードや特典DVD、キーホルダーが付いてくるんですね。知らなかった。
でもこのキーホルダー、かなり大きいです(笑)

今、夏休み中なので(今日までの3連休です)李香蘭、異国の丘と見進めました。
3作品とも劇場で観たのですが、「異国の丘」に関して言うと
「こんなに面白かった?!」と思ったぐらい内容を忘れていました。
当時は石丸幹二さんの九重だったのですが、石丸さんの演技があまり好みでなかったというか
あまりに美形すぎて、それ以上のものが感じ取れなかったんですね。
実は観ている時も少し退屈に感じて、睡魔と闘った記憶があって・・・
今回、改めて観たらかなり面白くてビックリしました。(という言い方は語弊があるかもしれませんが)

若かりし頃のアメリカでの出来事と、シベリアで抑留されている辛い現実が交互に描かれる形で
演じるほうはかなり大変ではないかと思いますが、
許されざる恋、苦悩、和平に燃える一途さや、九重の不屈の精神などがしっかり描かれていました。
この作品は「李香蘭」のように説明じみておらず、
耳に残るナンバーがたくさん盛り込まれていて良い作品ですね。

九重役の石丸さん、下村さんが共に退団されてしまい、
新九重として登場した荒川務さん。
私は「クレイジー・フォー・ユー」で荒川さんに惚れたくちです!
京都劇場での「コンタクト」以来お目にかかれておらず、このDVDで久しぶりの再会となりました。
コメディーがお得意な荒川さんではありますが、シリアスな役を果敢に勤め上げておられたし、
なにより九重のまっすぐな気持ちがしっかりと伝わってきました。
石丸さんで慣れている方は歌に違和感を感じているようですが、
高音気味のお声を意識的に低めに歌おうとしている姿勢は伝わってきたので、私は大満足です♪
ダンスのシーンはさすがにカッコイイですね。
「クレイジー~」のボビーを思い出しました。踊れる方なんだから
もっと踊るシーンを増やしてもいいのでは?と思ったぐらいです。

四季の作品がDVDで観られるというのは、やはり画期的ですね。
「55ステップス」DVD発売してほしいなぁ・・・

「劇団四季ソング&ダンス 55ステップス」観劇記 7/25 ②

2009-08-19 11:10:12 | 感激!観劇!
①からの続きです。ようやく2幕の感想を。

●夢をつづけて~見果てぬ夢(ユタと不思議な仲間達より)
故三木たかしさんのナンバーって、演歌のにおいがしますよね。
「55ステップス」のようにナンバーだけで切り取ると、如実に現われます。
「夢を続けて」では、「あれ?今って何かの歌謡ショーだったかしら?」という
錯覚に陥ってしまいそうでした・・・
それにしても井上さんの切々とした歌声、「見果てぬ夢」での芝さんの美声は
一見(一聴?)の価値がありますね。

●アレキサンダーズ・ラグタイムバンド(ミュージカル異国の丘より)
降りしきる雪の中から男女がスローで駆け出してきて、ダンスが始まるという演出。
歌謡ショーから一転、ダンス!ダンス!ダンス!
素晴らしいですね。もう呆然と見とれてしまいました。

●名も知らぬ人(ミュージカル異国の丘)
李さんと秋さんのコンビ、良かったです!
李さんの少しハスキーな声で切なく歌われると、こちらまで感情移入してしまいます。
それを受ける秋さんのしっとりとした歌声&黒ドレス姿はステキでした。
センチメンタルな旋律が心に残りました。

●二つの祖国(ミュージカル李香蘭より)
野村玲子さんの鈴のような歌声とは正反対の、大地にしっかりと根を下ろしたような
早水さんの歌声には大御所の貫禄さえ感じます。
早水さんの歌を聴くと「幸せ・・・」と感じるのは私だけでしょうか?

●炎の祈り~バリ舞踊(ミュージカル南十字星)
低い銅鑼が鳴り、
「あ~ああ~あああ~~あああああ~~~~」という声とともに舞台は一転。
バリへ様変わりです。
ここまでするって凄いですよね。もう「かくし芸大会」の様相を呈しています。
例えが悪いかもしれませんが、ここまでやるか!?ってぐらい凄いです。
キャストによる演奏&バリ舞踊には脱帽です。

●祖国(ミュージカル南十字星より)
バリ舞踊が終わると、阿久津さんが入れ替わりで歌うナンバー。
背筋が伸びてしまうようなナンバーです。
阿久津さんが切々と歌い上げ、その気持ちが静かに心に染み渡りました。

●ピラトの夢(ジーザス・クライスト=スーパースターより)
芝さんの低音の美声にうっとり。
持ち役はユダなのに、ピラトのナンバーを歌っても全く違和感ないですね。

●ラム・タム・タガー ~つっぱり猫(キャッツより)
李さんのタガー!超セクシーです!
東京で観たときは田中さんのタガーで、物足りなさを感じていたので
今回観た時「そう!これよ、これっ!」と言いたくなるほど良かったです。
踊りもお上手だし、色気はあるし、最高でした。

●メモリー(キャッツより)
待ってました!早水さんオンステージです。
早水さんが登場すると、一気に舞台の空気が変わってしまうほどの存在感がありますよね。
早水さんの声を聴くと、私の涙腺はとたんにONになってしまうんですよね。

●ミュージック・オブ・ザ・ナイト(オペラ座の怪人より)
芝さんのファントム、ありですね!!!!というか、全く違和感なし。
他のキャストとは一味違い、情熱的で人間の血がしっかり通ったファントムで、
大変素晴らしかったです。
「きみは~わたしのもの~~~」の歌詞がこれほど響いてくるとは・・・
芝さんファントム切望!!!
(追記:芝さんって「オペラ座の怪人」ファントムにキャスティングされたそうですね!
知らなかった・・・でも大阪公演の際に実現してほしかったなぁ)

●ブエノスアイレス(エビータより)
井上さんの一つ一つの所作、貫禄ある歌い方はもう持ち役を超えていますね。

●スターライト・エクスプレス(スターライト・エクスプレスより)
ストーリーを知らないので、よく分かりませんが
芝さん=スターライト・エクスプレスなのかな?
神のような存在で李さんには見えていないから、背後で歌うスタイルをとっているんでしょうか?

●ヴァリエーションズ
「55ステップス」のプロモーションでも全面的に使われていた楽曲で、印象的でしたが、
ダンスが圧巻!!!クールで熱いダンスどれだけ見ていても飽きません。
ずっと見ていたいです!(それじゃ、ダンスキャストは死んでしまう・・・)
この楽曲、どこかで手に入らないかなぁ。

●スーパースター(ジーザス・クライスト・スーパースターより)
阿久津さんがメイン。う~ん、芝さんがよかったなぁ。
途中で芝さんが登場したから、「よしっ!ここから芝さんが交代して歌って!」と祈りましたが
祈り届かず(当たり前か)サイドでおとなしく歌われるのみ(悲)
マイクかっさらってでも、場所を奪い取ってでも芝さんメインで歌って欲しかったです。
かなりのお客さんがそう思ったのでは?

●アイ・ガット・リズム(クレイジー・フォー・ユーより)
「かくし芸大会」第二弾です。
バリ舞踊&演奏の次は、カーテンコールでマーチングバンドに挑戦とは!
みなさん、血のにじむような練習されてきたのでしょうね。

各ナンバーをさらっと書き連ねてもこれだけのボリューム!
「ミュージカルの宝石箱」とは言いえて妙です。
約2時間の中で、よくもこれだけ盛り込めたな、というほど濃い内容でした。
観に行った時は、精神的に参っていた時期だったので、この舞台に救われたような感じさえします。
本当に観に行ってよかった・・・心からそう思える素晴らしい舞台でした。

55ステップス観劇記が途中だというのに…

2009-08-18 21:49:17 | 感激!観劇!
また観に行ってしまいました。55ステップス(汗)
前回があまりに良すぎたため、「もう一度観たい!」とつい。
先程、終演しました。
またもや目を腫らしながら帰宅の途についております。

急遽チケットを取ったので席はサイドになってしまいましたが、
偶然にも前の席が空席になっており、視界が遮られず、非常に観やすかったです!
ラッキー♪

キャストは阿久津さんが渡辺正さんに変わり、かなりショックでしたが
李さんが一週間で東京から戻って来られたのが何よりも嬉しかったので、
まぁ良しとしようかな、と。
渡辺さんに関して言いたいことは色々ありますが。

終演の際、李さんに手を振ってもらえた錯覚に陥っており、
今、かなりごきげんさんな私です…
いや~、でも出て来られるたびにこっちに手を振ってくれてた気がしたんですよねぇ。

ま、自分の都合の良いように考えておくことにします(笑)

「劇団四季ソング&ダンス 55ステップス」観劇記 7/25 ①

2009-08-18 11:33:21 | 感激!観劇!
2009年7月25日 13:30開演 大阪四季劇場

<ヴォーカルパート>
阿久津陽一郎  芝 清道  李 涛
井上智恵  早水小夜子  秋 夢子

<ダンスパート>
加藤敬二 岩崎晋也 金久 烈 萩原隆匡 川東優希
徳永義光 成田蔵人 前田順弘 河野駿介

坂田加奈子 柴田桃子 高倉恵美 杏奈 泉 春香
加藤久美子 須田綾乃 斉藤美絵子 駅田郁美 木許由梨

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
昨年の東京公演以来、9ヶ月ぶりの「55ステップス」!
期間も開いているので、新鮮な気持ちで観られたし
何よりヴォーカルパートが以前から結構入れ替わっていて、
歌う人が違うとこれほど感じ方も違うのかと思わせられた作品でした。

ちなみに、昨年観た時のヴォーカルパートは
福井晶一 高井 治 田中彰孝
井上智恵  早水小夜子  花田えりか

この6人でした。
女性陣は花田さん→秋さんのみの入れ替わりですが、男性陣が全く違う!!
私としては今回、阿久津さんと芝さんが入られているだけで「やった~!」と
こぶしを振り上げたい気持ちで一杯でした!
特に芝さん!
芝さんは、昨年東京公演で観劇前日までずっと出演されていたのに
当日に福井さんに代わってしまい、ガックリと肩を落とした記憶があるのです。
福井さんも情熱溢れたヴォーカルでとってもよかったのですが
やはり芝さんのパワー全開の歌が聴きたかった・・・

今回は「ウィキッド」フィエロを好演している李さんまで登場とは!
私にとっては最高の男性ヴォーカル陣でした。

それでは、気になるナンバーごとの感想を。
●オーバチュア~ようこそ劇場へ~アプローズ
東京公演では生バンド演奏で贅沢極まりない状態でしたが、
大阪公演はやはり録音・・・分かってはいましたが、ガッカリ感は否めません。
ミラーボールがかなり眩しかったです。
でも、「アプローズ」では見ごたえあるダンスに心奪われてしまいます。
この時点で「観に来てよかった!」と感じてしまうんですよね。
それと、阿久津さんの満面の笑顔がステキでした。

●愛の物語(アイーダより)
本公演では絶対観られない早水さんのアムネリス。
早水さん、ちょっと早いテンポの歌は苦手?と思うところもありますが、聞きごたえ十分です。
背後でのダンスしながらキャーキャー叫んでいる声がちと耳障りな感じが。
あの場面では叫び声は不要では?

●勝利ほほえむ(アイーダより)
持ち役の阿久津さんで観たいのが本音ですが、李さんもカッコよかった!
大変お似合いだったしラダメスの雰囲気を十分持っていて満足でした♪

●星のさだめ(アイーダより)
阿久津さん&井上さんの持ち役コンビでの「星のさだめ」最高でした!
井上さん、アイーダの歌い方に幅が出られたというか、本公演の時よりも
お上手になっているような感じがしました。
ラストの消え方がとても切なくて、涙が・・・

●シャドーランド(ライオンキングより)
秋さんを拝見するのは、初でした。とってもキレイな方ですね~。
スラリとしたスタイルから醸し出されるエキゾチックな魅力が光っていました。
歌もお上手でしたが、ちょっと気が抜けるところ(?)の音が揺らぎがちだったのが
少し残念。

●僕の願い~トプシー・ターヴィー~ゴッド・ヘルプ(ノートルダムの鐘より)
この作品はよく分からないのですが、観ていてとても悲しくなるナンバーでした。
特に「トプシー・ターヴィー」は・・・
正直言うと、このナンバーは好きになれません。主人公(カジモドでしたっけ?)の首に
縄をかけ、皆狂気乱舞している様はあまり正視したくないんですよね。
「いじめ」の構図がありありと表現されているなか、「ダンスが素晴らしい」とか
感動に浸る気分にはなれません。
東京公演でも同じ気分でした。どうしてこのナンバーを採用するのか?と疑問に思いましたが、
この場面があるからこそ次の「ゴッド・ヘルプ」が生きてくるのだろうし、
(「ゴッド・ヘルプ」は素晴らしいナンバーだと思います)
でも、う~~ん、と考えさせられてしまいます。

●チム・チム・チェリー(メリー・ポピンズより)
とても短いナンバーでしたが、芝さんの寸劇?最高でした!
煙突掃除の道具(何て言うんでしょう?)を体に巻きつけて「ううっ・・!」と
苦しんだり、クスッと笑わせる技量はさすがです。

●手をすり抜けて(マンマ・ミーア!より)
ドナを持ち役とする早水さんがこのナンバーを歌われると、いつも自然と涙がこぼれます。
早水さんの声には不思議な哀愁が宿っているというか、私弱いんですよねぇ。

●ドレミの歌(サウンド・オブ・ミュージックより)
2列目だったので、ゆったりした気分で観られました(笑)
舞台に上げられる方は1列目からランダムに選ばれていて、中には拒否される方もいました。
あと、呼ばれる前にステージにあがろうとしている方がいて
キャストから「まだまだ!」と制止される場面も(笑)

●パート・オブ・ユア・ワールド(リトル・マーメイドより)
広がる未来への希望を歌い上げるナンバーで、若手女性ボーカルの方が担当されます。
東京で観た花田さんもステキでしたが、秋さんもいい味出していました。
歌っている姿がキラキラしているんですよね。見ていてとても清清しい気持ちになれます。

●ビー アワ ゲスト おもてなし(美女と野獣より)
1幕最後はタキシードをビシッと着て、ステッキを手にキャストが美しく踊ります。
みなさん、よく揃っていて圧巻です!
四季の「ダンスの巨匠」加藤敬二さんが出演されていることもあるのでしょうか、
いつもにも増して張り詰めた空気が感じられ、精度が上がっていたように感じました。
加藤さんがキャスティングされていることが分かった時も、こぶしを振り上げたくなりました。
(東京公演では拝見できなかったので)
それにしても加藤さんって、誰よりも楽しそうにダンスを踊られますよね。
プログラムにも載っていますが、あの笑顔はすごいです。

ここまででようやく1幕の感想。
2幕の感想はまた改めて。(いつになるのやら・・・汗)

懐かしの場所へ 2

2009-08-13 23:18:18 | つれづれ
またまた久しぶりの更新です。
怒涛のような慣れない業務が一区切りした後は、息つく暇もなく
経理処理に明け暮れ・・・何とか終了。
今ようやく、息が付けた感じがします。
「55ステップス」観劇記にも手をつけられていないのですが、これは近日中に。

昨日は、半日休日出勤をした際の振替休日を消化し、
4時間働いたあと、昔住んでいた石橋周辺と大阪空港に足を運んでみました。

なぜ、石橋?と聞かれると自分でもよく分からないのですが
ことあるごとに訪れています。
小学校3年~5年までの約2年間を過ごしただけの土地なのですが
不思議なまでにノスタルジックな気持ちにさせてくれるところなのです。
そして大阪空港は、父の勤務先だった関係で空港から歩いて数分のところに住んでいたこともあり
空港に行くと、とても懐かしい気分になれるのです。
特に展望デッキで行き交う飛行機をボーっと見ているだけで、落ち着きます。
川の流れを見ていると飽きないように、飛行機を見ていると時間が経つのを忘れてしまいます。

以前から行きたい、行きたい・・・と思いながらなかなか行けず
今回ようやく念願叶いました。

梅田から阪急電車に乗って、石橋へ。
石橋商店街を歩いてみました。
商店街に降り立つと、もっと広い道幅だったといつも感じるのですが、
私が大人になって大きくなったので狭く感じるのでしょう。
雰囲気は昔と変わらず賑わっており、昔から続いている(と思われる)お店も多いです。
携帯ショップや金券ショップ、TSUTAYAなどはありませんでしたが。

同級生のお母さんが働いている(という記憶)お店があるのですが、
今も続いていました。(足を運ぶたびにチェックしてしまうのです)
そして、そのお母さんと思われる女性もお店にいらして、お元気な姿にホッとしました。
いつも声を掛けてみたいな・・・と思うのですが、今回も恥ずかしくてできず。
でも、お年を取られたなとしみじみ感じました。

石橋商店街を抜け、通っていた小学校を通りました。
昔とちっとも変わっていない校舎、遊具。ひまわりやジャガイモを育てた場所も健在でした。



小学校から家までの通学路を歩きました。暑い、暑い・・・
昔とほぼ変わらない町並み。昔より寂しい雰囲気が漂います。
もう住んでいない民家もちらほらありましたが、
同級生が住んでいたハイツが健在だったのには驚きました。
あ、この角を曲がると○○さんの家があったな、なんて今まで思い出すことなど
なかった記憶がふっとよみがえってくるんですね。
つくづく記憶の引き出しって不思議だなぁと。

当時、通学路のところにラブホテルが建設されようとしていて
住民が建設反対を訴えていたのですが、その甲斐もなく建設されていました。
完成したのは、私が引越ししてから後のことではありましたが
通学路にあるのは、やっぱりいい気はしませんね。
(写真の右側にちらりと映っているのがその建物。ちなみに左側にはお墓が・・・)



だんだんパンの香りがしてきました。
私の住んでいた家の近所にある第一パン工場が見えてきました。
昔からのまんまでした。そこの寮を通り、住んでいた団地へ。
自分が住んでいたところを懐かしく見しながら、空港へ向かいました。

久しぶりに空港へ行って感じたのは、空港の周りの看板が少なくなっていたこと。
この不況で広告を出す企業が撤退したのでしょうか。寂しい雰囲気でした。
早速展望デッキへ。
昔とは打って変わり、おしゃれなウッドデッキになっています。
デッキと同フロアにはインテリアショップのアクタスやレストランもあります。
夏休みのためか、思っていた以上にデッキに来ているお客さんが多かったのにはビックリ。
友達連れや家族連れが多く、会社帰り丸分かりの私はちょっと浮いていたかもしれません。
ベンチを確保し、ただただ飛行機を眺めていました。



太陽が沈んでいくなか、飛行機は行き交います。
辺りも暗くなり、滑走路には照明が点り始めました。
暮れなずむ空港も良いものですね。
なかなか立ち去ることができず気が付けば1時間ほど佇んでいました。



いつもここへ遊びに来ると、空港の売店で珍味を買って帰るのが我が家の習慣で
(父も時々来ては同じことをしているのです)
今回は小鯛の笹漬けと塩辛を買って帰りました。

私は幼少の頃より各地を転々としていたため、お盆に帰省するような故郷はないけれども、
ここは私にとってかけがえのない「心のふるさと」のひとつなのです。