つれづれすけっち

ワタシらしく。 ワタシなりに。

サラリーマンNEO シーズン4

2009-07-03 13:38:56 | 映画・ドラマ
この番組はシーズン1から欠かさず観ています。
世にコント番組は数々あれど、サラリーマンだけをテーマとしたコント番組など
これまでなく、しかも、それをNHKが作っているという斬新さ、意外性が受けて
コアなファンを獲得している「サラリーマンNEO」!

今シーズンはこれまでに比べ、面白さが格段にパワーアップしています。
私が面白い!と思ったコントは
●第1位「よく見る風景 ~受付~」

訪問先の会社受付でのやりとりを描いたものですが、
社員検索システムを使って絞り込んでいくものの、
該当者が多いことから生まれる受付嬢と訪問者の丁々発止のバトルが凄まじい!
訪問相手のことを良く知らない訪問者と、それを冷ややかに見下す受付嬢。
受付嬢の態度にキレていく訪問者と、そんな彼をさらにバカにする受付嬢という
対比が笑えます。

実際私も窓口でお客様対応することがあり、社員検索システムで確認する際
同じ苗字の者が数名いること、あるんですよね。
取引相手の担当部署を知らないという非常識な人もいて、呆れてしまったことがありますが、
(コントでは担当部署は分かったものの、それでも該当者が多く絞りこめなかったのですが)
このコントがあまりにリアルで「わかる!わかる!」と、見ていて胸がスカッとしました(笑)

●第2位「電車にて」
夜、通勤帰りの電車の中。
途中の駅から乗ってきた女性がカレーを食べ始めます。しかもガッツリと!
向かい側に座って見ているいるサラリーマン達がそれをみて、
「こんなところでカレーなんて・・」等々それぞれ心で色々つぶやくのですが

オチは心の声が全員一致して
「帰ったら、カレーだな」。
空腹の仕事帰りに見ちゃったら、そりゃそうでしょうね!
作品の構成から、テンポ、オチ、間合い、全て良かったです。
しかも番組のオープニングに持ってくるというセンスも良かったかなと。

●第3位「退職までにしたい5つのこと」
映画で「死ぬまでにしたい10のこと」(だったかな?)のパロディ。
退職を目の前にした男性が、退職までにしたい5つのことを手帳に書きとめ
それをひとつひとつ実行していくのですが、いつもとんでもないことになって終わり。
以前には「新しい取引先を開拓する」目的で飛び込み営業したつもりが
実は自分の会社の子会社だったという
情けないオチで終わったものもありました(苦笑)
今回は「意中の女子社員に告白する」。

予想通り無残に砕け散り(というかほとんど相手にもされぬ間に)
ズボンのチャックが開いていることを指摘され、終了。
古典的なオチでした。
この作品に流れるBGMが切なくて、たまりません・・・

他にも面白いコントが盛りだくさん!
「今日の料理」をパロディ化した「今日の経理」や
極道の妻たちのパロディ「実録 社宅の妻(おんな)たち」
コント以外にも「世界の社食から」「はたらくおじさん」等々。
とても充実した番組です。

最近は、この番組を録画しSDカードに落として
仕事の休憩中携帯で観ていますが、よい気分転換になります。
でもこの番組、「面白い!」と共感してくれる人は30代以上のようです(汗)
20代の若手スタッフに話してみたら「観たことないです・・・」と言われました。
ちょっと悲しかったなぁ。

俺のとは違うな~・・・ 「臨場」最終回

2009-06-29 20:53:22 | 映画・ドラマ
「臨場」終わりましたね・・・(泣)
忙しい中、このドラマだけは録画見終えました!!
内野さんファン歴の長い私ですが、いやぁ、これまでの出演作の中で
かなりいい作品だったと思います。
ドラマ、舞台問わず、どの作品でも内野さんは期待を裏切らないんですが、
今回は、最近のドラマの中で一番はまっていた役ではないでしょうか?

大河「風林火山」以来、無骨者の役が多くなっている内野さん。
「臨場」の倉石もまさにその系統なんですが、見ごたえ十分でしたね。
「ゴンゾウ」の時よりコミカルな演技は抑え気味で、
ストイックに「死体の声を根こそぎ拾う」検視官という「オン」の顔、
植物が好きで、草花や家庭菜園の野菜たちに話しかける「オフ」の顔を持っていて、
このギャップがかわいいかった。
野菜に向かって「食べてほしいのだ~れだっ?」と語りかける姿はとても微笑ましいけれど、
その裏には誰にも踏み込めない闇を抱えている倉吉。
それをコミカルな演技の中で見せていく、内野さんの巧みな演技。
内野さん、いつの間にやら重厚な役者さんになりましたね。

「風林火山」「ゴンゾウ」「臨場」で演じた役の共通点。
それはどの役も「愛する者を失っている」ということ。
このパターンは偶然なのか、「無骨者」キャラゆえなのか?
それとも愛する者を失ったからこそ、無骨者の道を歩むことになったのか・・・?
愛する者を失った者こそ、純粋な愛を胸に秘めている。
無骨者にピュアな部分を持たせるための設定、となるとこうなるのでしょうか?

内野さんのよさもさることながら、共演者も良かったですね。
一番良かったのは、立原管理官の高嶋政伸さん。
日ごろは良い人キャラを演じることが多い高嶋(弟)さんですが、
「ジェネラル・ルージュの凱旋」から引き続き、敵役(?)でした。
刃のような鋭い目に、キャリアの威圧感、育ちの良さを併せ持つ役を
どっしりとした演技で見せてくださいました。
倉石と同期でありながら、ライバル視しつつ、でもやはり同期・・・という
複雑な男同士の関係が、お二人の白熱した演技合戦を通して
非常にリアルに描かれており、
見ている側は、ぐいぐい引き込まれていきました。
立原は要所要所での登場でしたが、いやいや、それを忘れさせるほどの存在感で
素直になりきれない屈折した男を見事に演じきられました。

検視官心得 一瀬を演じた渡辺大さん。(渡辺謙さんの息子さん)
目鼻立ちはお父さん譲りの端正な顔立ちで、何やらいつも眉間に皺を寄せている
憂い顔の多いナイーブな雰囲気漂う青年を演じていました。
役者としてはこれからの若手です。
一瀬が倉石の元で検視修行をするごとく、内野さんと共演することで
色々勉強になったのでは?と思います。
役柄と実際の関係がダブって見えたのも、非常に面白かったです。
一瀬をありがちな「熱血若手キャラ」に仕立てなかったところも、
このドラマの面白さにつながったかもしれません。
一瀬は、「検視修行」のためとは言え、管理官立原と通じており
立原側のスパイ的役割が見え隠れする、半ダークな役柄なんですね。
最終的には倉石の仕事ぶりを目の当たりにし、知らず知らずのうちに影響を受けていく、という
お決まりの展開になりますが、一瀬自身は自覚していないのです。
その設定もまた面白い。

「警察もの」は下手をすると、薄っぺらく描かれがちですが
この「臨場」は重厚でしたね。見ごたえ十分でした。
確かに「検視官が捜査に介入し、事件を解決していく」というありえない設定ですが、
捜査を「事故」と扱うか「事件」として捜査本部を設置するかは検視官の見立て次第で変わるという
非常に重要な役割を担っているわけで、
それを分かりやすく描いたのが、この作品なのかなと感じました。

あぁ、もう内野さんの「俺のとは違うな~」が聞けないのは寂しいです。
実際は「俺のたぁ違うな~」という感じでしたが(笑)
シリーズ化、希望!!!!
その前に「臨場」スペシャル、やってくれないかな・・・

映画「マンマ・ミーア!」鑑賞記

2009-03-06 12:26:10 | 映画・ドラマ
前々から観にいきたい!と思っていた映画「マンマ・ミーア!」ようやく見てまいりました。
今日は平日&レディースデーでもないので、観客はたったの6人(汗)
大変贅沢な環境での鑑賞となりました。

ミュージカルの雰囲気をどれだけ壊さずに描けているか気になりましたが、
キャストが芸達者な俳優さん達で、(特にメリル・ストリープが巧かった!さすがです)
かつしっかりとナンバーを歌いこなしていたので、
違和感なく観ることが出来ました。
全体的に舞台版よりかなりテンション高かったですね。

それにしても・・・ドナ、ターニャ、ロージー達の年齢、高くないですか?
3人の実年齢は50代後半(というか60歳に極めて近い)ですよね。
きっとドナ役のメリル・ストリープの年齢に合わせて
ターニャ、ロージーをキャスティングしたのだろうけど、
ドナはいいとしても、ターニャとロージーはちょっと年を取り過ぎな気がするんですが。
特にターニャ。ペッパーと・・・になるにしては、う~ん。
若さみなぎるペッパーがあのターニャを見て、本当に魅力的に思ったのか?
ちょっと疑問に感じるキャスティングでした。
ターニャ役の方、昔「シカゴ」で見かけたことあるな、と思ったら当たりでした。
新聞記者役で(歌も披露されていた)出演されていた方でした。

あと、気になったのはハリー役のコリン・ファース!
私の中ではコリン・ファース=「ブリジット・ジョーンズ」のマーク・ダーシーの図式ができているので、
ハリーにキャスティングされたことに驚きを隠せませんでしたが、結構ハマってましたね。
舞台版では、ハリーがゲイであることはラスト付近の台詞で語られるだけですが、
映画では台詞でのカミングアウト以外に
結婚式後のシーンで男性と抱き合う(!)シーンが盛り込まれていて生々しかったですね。

ナンバーも一部削除や、移動などありました。
私が分かったところでは、
・「Thank You For The Music」のシーンのナンバーが「Our Last Summer」に替えられていた
・「Thank You~」がエンドクレジットで流れていた
・「Knowing Me,Knowing You」が削られていた
・「Take A Chance On Me」が「I Do!I Do!I Do!I Do!I Do!」の後にきていた
・「I Do!I Do!I Do!I Do!I Do!」の後にミュージカルには盛り込まれていない曲が1曲入っていた
こんなところでしょうか。
ですが全体的には雰囲気を損なわずストーリーが展開されたので、良かったのではないでしょうか。

それと、嬉しかったこと!
エンドロールで、舞台版よろしく「Mamma Mia!」と「Waterloo」が流れたんですよね。
しかも主要キャストがあのおなじみの格好をして歌うという!
ピアース・ブロスナンまであの格好で出てくれるとは(笑)本当ビックリ。
初めて観られた方は??と思われたかもしれませんが、
舞台版に慣れ親しんでいる者にとっては、心憎いサービスでしたね。
映画版でカーテンコールが観られるとは思ってませんでしたし、
「Waterloo」が聴けるなんて夢にも思ってませんでしたから。

思った以上に楽しめました♪

完敗!

2008-10-11 22:53:01 | 映画・ドラマ
「安楽椅子探偵と忘却の岬」解決編観ました。
う~~ん!犯人は日向亜沙子でしたか!
色々観て回ったブログで日向亜沙子率が高かったんですが、
みなさんすごいですね!
私は考えすぎたというか、単純というか、全然でしたね!!

それにしても解決編は出題編とはガラッと変わって、キャストの皆さん
楽しんでた感がいっぱいでしたね。観ていて楽しかったです。
で、最後にはロマンチック・ミステリーということで、しっとりと終わり・・・
すてきな余韻でしたね。
佐多真紀が急激に卓也を好きになっているところに違和感を感じましたが、
いいラストではなかったでしょうか。

あぁ。この数日の寝不足がたたってか、ついに風邪を引いてしまいました(泣)
鼻がグスグスです・・・
推理にいれあげてしまいました。

安楽椅子探偵 犯人予想

2008-10-09 01:42:14 | 映画・ドラマ
先日の「謎はすべてとけた?!?!」では興奮しておりましたが、
日が経つにつれて自信がなくなってきました。

ひとまず「解決編」オンエア前に私なりの推理をアップしておこうと思います。
長文になりますが、我慢してご覧ください。

【犯人】宗谷正太郎
【推理のプロセス】
卓也の生活状況を把握し、彼の部屋に花とカードを置くことが可能で、
23日夕刻に卓也の外出を知り得て、かつ、殺人犯行時刻に
一番不明瞭なアリバイを持つ人物は宗谷正太郎。
しかし足が不自由なため犯行は不可能なように見えるが、以下の点において歩くことが可能と判断し、
犯人と断定しました。
①宗谷邸の物置の中、ソファーの奥にあるストーブの存在を正太郎が知っていたこと。
車椅子の目線ではソファーより低い位置にあるストーブを目にすることは不可能であり、
ゆえに立ち上がり、歩くことが可能であると判断しました。

②立石を探しに行ったシーンで映った車椅子の車輪跡。
正太郎は卓也より先(11:38)に忘却の座に行ったはずなのに、卓也の足跡の上に車輪の跡があったこと。
これにより卓也の後(17:35以降)に再度忘却の座を訪れたことが証明される。
ゆえに、犯人は宗谷正太郎である。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

私が思うに、犯人はもともと立石を殺すために忘却の座に行ったのではなく
卓也の後を追って行ったのだと考えました。
岬に向かう途中で卓也は花の撮影に行っていた立石とすれ違います。
立石はエリから聞いていた「招かれざる客」であることに気づき、
スクープを売り込むために写真に撮り、かつ発見者としての地位を獲得するため
無意識のうちに携帯に110番をする。
しかし携帯が通じないことに気づいた立石は、
そのまま卓也を追っていったのではないかと思うのです。

そこに車椅子に乗った宗谷正太郎が卓也の後を追っていく。
正太郎は卓也を抹殺する目的で後を追い、その姿を立石に目撃され
恐らく写真にも撮られていたのではないかと思います。
卓也を殺そうとするところを立石に見られてしまったために、立石を殺すことになってしまった正太郎。
あるいは海馬岬事件についての真相を掴みかけていた立石に
正太郎が脅されて殺したのかもしれません。
立石が宗谷邸に行ったシーンで、妻の泰江を見て
「確か、この家の奥さんでしたよね」と言っています。
確か、というのは以前にも正太郎とともに会ったことがある、という意味にとれます。

リウマチで歩けないと口では言っていましたが、ある程度は立ち上がり
歩くことも出来たのではないかと考えました。
岬までは車椅子で移動しているので、歩くのは忘却の座の周りだけ。
腕力はあると言っていたので、殺人は難なく出来たのではないかと。
もしかすると、死体の移動も車椅子で行ったのかもしれません。
そうすると死後硬直の件も筋が通ります。

正太郎が歩けると断定した根拠は、上記、推理のプロセスをご覧いただきたいのですが、
私は「ストーブ」ネタが3回も飛び出したことが妙にひっかかったのです。
1回目は最初のほうにあった物置のシーン。
家政婦の日向が物置のソファーに座りながら、横にあるストーブに触れています。
そして2回目は正太郎が立ち上がれることをほのめかしながら
「卓也が外出する」ことを知る人物を絞り込ませようとするためのシーン。
3回目は妻もよく知らない物置の奥にあるストーブの場所を彼が知っていることを
強調させるためのシーンだったのだと思います。

卓也殺害の予定を変更し、卓也を立石殺しの犯人にしたてあげることにした正太郎は
意識を失った卓也をそのままにして岬を後にします。

というのが、私の考えた立石殺害に関するシナリオです。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

卓也が海馬地区に戻ってきた理由は「父を殺されたことに対する復讐」なのかもしれません。
ヒントは、冒頭の宗谷邸での朝食のシーンで流れるTVドラマ。
登場人物が「復讐さ。あんなやつ死んで当然なんだ」と言っています。

卓也の母方のおじが資産家だったという話もちらりと出てきますが、
卓也の父の殺害(もしかすると、おじの資産も強奪したかもしれない)に関して
海馬地区の住人が絡んでいるのではないかと思います。
「招かれざる客」としてやってきた卓也の記憶喪失を逆手に取り
あたかも時効前であるかのように偽装し、父殺害の汚名を着せ
自殺、もしくは抹殺し、卓也とともに事件を葬り去ろうと考えたのではないでしょうか。

その先頭を切って行動したのが地区のリーダーである宗谷正太郎で
リーダーとしての責任を全うするため、卓也殺害(未遂)も自らの手で行ったのではないか、
そう思います。

ドラマの中で正太郎の妻、泰江が町にいる正彦のところに移りたいと
愚痴をこぼすシーンで、正太郎が「もう少しの辛抱だ」と言っています。
事件や卓也の件を片付けるまでの辛抱だ、と言っているのではないでしょうか。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

宗谷正太郎が犯人、というのはあまりにもベタな回答だなと思って
最初は対象外として扱っていました。
他の登場人物をあたってみたのですが、どうしてもしっくりこず、
もう一度冷静に考えてみると、正太郎はどうしてもグレーゾーンに位置してしまうんです。
「歩ければ」カードも置けただろうし、「歩ければ」立石殺害も十分可能。
で、たどりついた(と私は考える)正太郎が歩ける証拠。(上記プロセス)
そして証拠、とは言いがたいですが、卓也の泊まっていた部屋のカレンダーの言葉。
これにメッセージ性を感じました。

「歩いてゆこう 歩いてゆこう 何故歩くのかと聞かれたら
答えりゃいいさ だって歩くんだもん」

「犯人を当てるのは痛くもかゆくもない。その根拠まで解けなければ」と
有栖川さんと綾辻さんはおっしゃっています。
すべてはドラマの中に隠れているということで、ドラマの中のものを使って
推理してみたのですが・・・
どうでしょうか??

以上、謎解き終わり。

謎はすべて解けた!?

2008-10-08 01:49:37 | 映画・ドラマ
前回、このブログにも書き込んだ「安楽椅子探偵と忘却の岬」ですが
ブログ書き込み後、出題編のある部分を再度見直していたら、
何と決定的な証拠が映ったシーンを発見してしまいました!!

見つけた時は、目の前がぱ~っと開けたというか、電流が走ったというか
何だかビビビッときてしまったのです。
で、そのままとりつかれたように回答フォームに推理を書き込み、
送信してしまいました。
有栖川さんもおっしゃっていましたが、決定的な証拠のシーンは
分からないときはあっさり見逃してましたが、一度見つけるともうこちらのものなんですね。
よくある「女性の顔」にも見え、「老婆の顔」にも見える絵みたいな感じです。
今までは老婆にしか見えなかった絵が、見方を転換することで
これまで見えなかった女性の顔が見えてくる・・・
今まで老婆にしか見えなかったのが嘘のよう、という感じです。

金田一少年のように「謎はすべて解けた!」と叫びたいところですが、
私が解けた!と思っているのは全くの思い違いで、ドラマ「33分探偵」のように
トンチンカンな推理をしているだけではないかという気持ちも正直、拭いきれません。
私が分かったのなら、気づいた方は他にもたくさんいるんじゃないかという
ネガティブな考えが頭の中をぐるぐるしていて。
推理のプロセスも、私の中では筋が通っていると思っているのですが、一抹の不安がよぎります。

もう、伏線だらけなんですよ!このドラマ。
だから最初は、あの人や、また別のあの人が犯人だと思い込んでました。
が、そうするとどうしても無理してる感が否めないんですよね。
それだけ見ごたえのあるドラマに仕上がっているということですね。

「解決編」まで、まだ数日ありますね。
何だかテスト返却をドキドキしながら待っている学生のような気分です。

安楽椅子探偵と忘却の岬 ~出題編~

2008-10-06 23:19:05 | 映画・ドラマ
ビデオにとっていた「安楽椅子探偵と忘却の岬」を
おとといの夜と、昨日の2日にかけて観たんですが・・・
・・・難しい!!!!!!
ドラマを観ながらメモを取り、気になるところは巻き戻したり、
さらにもう一度最初から見直したりしましたが、
観れば観るほど謎の糸はこんがらがっていき、さらに分からなくなるという
悪循環を起こしております。

それにしてもひとつのドラマをこんなに見直すなんて初めてですね。
いろんなところに複線やワナ?!が仕込まれていて、
それを考えていくとすべての登場人物が怪しく見えてしまいます。

今回のドラマは「ロマンチックミステリー」を目指したようで
結構面白い作りになっています。
記憶喪失の男:潮野卓也を演じる津田寛治さんもいい役者さんですね。
この役者さんをこんなに長いこと見るのも初めてかもしれません。
不思議で独特なお声にちょっと惹かれました。

本当はブログを書くより謎解きしたいんですが(!)
やっぱりブログにも書き込みたいと思って・・・
書き込みたい、と言っても私の推理の結果ではありません。
だっていまだに結論出せないままですから(泣)

このドラマは「岬」と銘打っているだけに、登場人物の名前が
日本の岬にちなんでるんですよね。
宗谷岬、佐多岬、潮岬、都井岬・・・面白いですね。
あと、登場人物のそばにスポンサーがらみなのかコーラやお茶が頻繁に出てきて
そのわざとらしさに苦笑したり。
謎解き以外のところでかなり楽しんでます。

おっと。今日の書き込みはこのぐらいにしておいて
もうちょっと謎解き、がんばってみます。
さて「エレガントな推理のプロセス」にたどり着けるかどうか?!?!

安楽椅子探偵と忘却の岬

2008-09-25 21:16:00 | 映画・ドラマ
懸賞付き推理ドラマ「安楽椅子探偵」シリーズ最新作
「安楽椅子探偵と忘却の岬」が10月にオンエアされるそうです。

ご存じない方へ簡単に説明すると・・・
「出題編」と「解決編」の二夜、二週に渡る番組で
視聴者は「出題編」の放送後の解答締め切りまでに犯人と推理のプロセスを投稿し
もっともエレガンスな解答した視聴者1名に栄誉と賞金が贈られるという
「視聴者参加型・懸賞金付きミステリードラマ」なのです。
(ABC安楽椅子探偵HPより引用)
今回で第7弾になるようですが、私は5、6弾から観始めました。
といっても、実は少し前まで第5弾しか観ていないと思っていたのですが、
第6弾も観ていたことに先ほど気づきました・・・(汗)

ドラマ自体は関西らしく?結構ベタな感じなのですが
犯人探しはかなり難しいですね~。本当、全く分からない!
最初は意気込んで番組を観るんですが、すべての登場人物が何かしら怪しい点を持っており、
もう、こんなんじゃ分からない!と推理を放棄してしまい
翌週の「解決編」を心待ちにする、というのが私のいつもの流れです。

「出題編」は10月 3日(金)深夜0:24~2:19
「解決編」は10月10日(金)深夜1:59~3:54
(関西地区の場合です。他地区では放送されない場合や
放送時間が異なる場合があります。ご注意ください)
私は4日、11日とも仕事なのでリアルタイムでは観られません(泣)
ビデオに撮って翌日観ることになりそうです。

ところで
この番組の第2弾「安楽椅子探偵、再び」に
何と若き日の?堺雅人さんがご出演されていたのです!!!
ってファンの方ならご存知の話かもしれませんが。
「安楽椅子探偵最新作オンエア記念」?ということで
「安楽椅子探偵、再び」のDVDを買ってきてしまいました♪
実は、以前に紀伊國屋のDVDコーナーに行ったとき、ちらりと視界に入った
記憶が残っていまして、記憶の赴くままに行ってみると・・・
何と、あるではないですかっ!!!
私の記憶も捨てたもんじゃありませんね。

このドラマのキャストって、有名どころの俳優さん(が少し)と
小劇場系の俳優さんや駆け出しの俳優さんで編成されているんですよね。
で、「安楽椅子探偵、再び」に出演されていたキャストをざっと見てみると
堺雅人さん、山口紗弥加さん、橋本さとしさん、犬山イヌコさん(当時犬子さん)、
入江雅人さん、村杉蝉之介さんと
今ではよくお名前を拝見する方ばかり!
「噂の男」で共演した堺さんと橋本さとしさんがこんなところでも共演していたとは!
そういう目で見ると、さらに面白いのではないかと思います。

さて、犯人を当てることが出来るのだろうか・・・
とりあえずDVDで練習してみることにします♪

「グーグーだって猫である」鑑賞記

2008-09-19 23:10:47 | 映画・ドラマ
※少しネタバレぎみです。ご注意を!
観て来ました。
猫を取り上げた映画だからなのでしょうか、幅広い年齢層の方が観に来られていました。
中にはかなりお年を召した方もいらしてました。

少女漫画家麻子と飼い猫グーグー、そしてその周りの仲間たちを描いた映画でしたが、
全体的にやさしい雰囲気かというとそうでもないんですね。
どちらかというと「無常観」を感じさせる作品だったのには意外でした。
以前の飼い猫サバの死、麻子の病気、永遠ではない男女の仲、仲間との別れ・・・
そういう人間の中に潜む無常観がしっかり描かれていましたね。
だから、手放しで「面白い!」と言える映画ではなく
観終わった後、心のなかにしっとりと余韻を残していく、そんな映画でした。
涙なしでは見られませんでしたが、そういう映画ってすてきなだと思います。

小泉今日子さん演じる麻子がとてもいじらしかったです。
漫画家として第一線で活躍しているけれども、どこか距離感を持って見つめている自分がいて
人間としては真面目で不器用な人なんだなぁと。
加瀬亮さん演じる青年医師との関係も・・・でしたし。
ちょっと私に似ていて、何とも言えませんでした。
あ、私は仕事も第一線で活躍してるわけではないんですが(汗)

麻子のアシスタントの森三中の3人と上野樹里さん。よかったです。
森三中の3人はお気楽なキャラでこの映画のムードメーカーとしての役割を
しっかり勤めておられたなぁと思いました。
あの3人の演技が他の俳優さんで、もっと真面目な(?)演技だったら
この作品の雰囲気はガラリと変わり、もっと深刻な感じになっていたかもしれません。
上野樹里さん。
この映画、「ラストフレンズ」と同じロケ地(井の頭公園)だったから
ちょっと混乱してしまいました。
これって長澤まさみさんとか瑛太さんとか出てこないんだよねって(笑)
今回はさらりと演技されていたようで、どちらかというと普通、という感じでした。
役柄を反映しているせいもあると思うのですが、
今まで観たドラマの印象があまりにも強かったんでしょうね。

この作品でちょっと気になったのは、説明が多いところ。
説明があることで大変分かりやすかったですが、上野樹里さんのナレーションも入るし
英語教師の外人さん(あの方有名なギタリスト?でしたよね)の
ナレーションも入るしで、一体誰目線で描かれているのか分からなかったです。
あと、急に麻子の子供時代に戻ったり、漫画の世界になったりして
色んな場面に飛ぶことが多かったので年代の高い方には
分かりにくかったかも知れませんね。
うちの両親はバラエティー番組ですら「コロコロ変わって意味分からん」と言ってますから。

それと、これはちょっとクレーム(!)ですが、スポンサーの広告が劇中入りすぎ!
劇中だけにとどまらず、ストーリーが入る前にも花王の猫用トイレの商品名が出るのは
いただけませんね!
だって、映画が始まるワクワク感をいっぱいなときに
「ニャンともトイレ・・・」とか出されたら、何かげっそりしてしまいます。
「花王」ぐらいなら出してもいいですが、商品名まで。商品名はエンドロールでいいのでは?
いくら猫好きが観に行っているとは言え、雰囲気ぶち壊しです。
それと、この広告はペットショップの場面でもあちらこちらに商品や商品名が出てきて
もう、やめて~~!!と言いたくなりました。
あと、某不動産会社の広告が入ったトラックの前をわざとらしく
登場人物に行ったり来たりさせる場面もやめてほしいですね。
かなり興ざめです。

スポンサーあっての映画だとは分かってますが、
それがなければもっといい作品だったのに、と思えてなりません。

健闘!「氷の華」

2008-09-11 19:55:20 | 映画・ドラマ
今朝の新聞に出た「週間TV視聴率ランキング(関西)」を見たところ、
「氷の華」、かなり健闘してましたね!
第一夜は18.8%でしたが、第二夜が20.5%の数字をたたき出し、
ドラマとしては大河「篤姫」25.1%に次ぐ第2位となっています。
5%の違いは大きいとはいえ、いい数字じゃないですか?
普段はそれほど視聴率に関心がないのですが、今回は何となく気になってしまって。

第一夜は様子見感があってあの数字にとどまったのでしょうか?
第二夜が高視聴率になったのは、盛り上がった第一夜に後押しされたことと
第一夜を見逃した人がこぞって第二夜を見たことが要因?
数字というものは、視聴者の心理があからさまに表現されますからね・・・

いやいや!それにしても、好きな俳優さんが出演している番組が
よい視聴率をたたき出すというのは結構嬉しいものですね!
高視聴率の原因は米倉さん&堺さん&彗星のごとく登場した原作者という
この話題性のある3人が融合した結果なのでしょうか?
あくまで私個人の意見ですが。

ドラマ放送から4日ほど経ちましたが、
怪しいとされていた恭子の周りの3人の女性について改めて考えてみました。
【滝沢加代】
隆之の愛人ダミー1号であるとともに、
「舞台女優」と設定することで、恭子に谷和歌子=高橋康子である
ことを知らしめるためだけの、単なる高橋康子との橋渡し役だった。

舞台女優としての劇中劇での演技には、残念ながら首をかしげてしまうレベルで
どうして劇中劇ってあんなにお粗末な作りなんでしょうね?
第二夜で、隆之と会っていた加代がキスする場面も、かなりわざとらしかったですね。
「なりゆきで」キスするのは男性ならありえるかもしれませんが、女性では・・・?
ないことはないですが、白昼堂々と(苦笑)スゴイですね!

【浜村ゆかり】
彼女にストーカーまがいの行動をとらせることで
恭子(と視聴者)に対し恐怖感をあおりながら、怪しい人物として設定されていました。
隆之の愛人ダミー2号として成立していたのかは少々疑問でしたが。

彼女を、色んな情報を掴んでいるストーカーに設定することによって、
ストーリーに動きを出そうという作家の意図を感じましたね。

【高橋康子】
隆之の愛人だったのは彼女なのですが、愛人ダミーとしては成立していたのでしょうか?
恭子の周りには、きっとまだまだ女性の知り合いがいるはずなのに
単に雑誌の取材で知り合って友人となった康子を登場させること自体が、怪しいですよね。
友人といっても恭子の前では隆之との接点は全く見あたらなかったでしょうから。
加代や康子のように怪しまれる動機がない彼女こそまさにダークホースなんですね。
よくよく考えたら分かりやすかったですね。

いたずら電話でのあの口調は、康子であると言っているようなものでしたよね?
ボイスチェンジャーを使っているのに、かすかに地声が聞こえていたし・・・
口調を変えるとか、確実に声色を変えるとかしてくれないと面白くありません。
種明かし寸前の、別荘でのシーンは
もったいぶるかのように愛人の足元しか写さず、セリフも抑えたものだっただけに
最初のほうでも、そうしておいてもらえたら良かったのに!と思えて仕方ありませんでした。

愛人候補の女性たち3人を挙げて「愛人は誰?」といいながらも、
よくよく見てみると大してそれほど怪しくないんですよね。
3人の女性がらみでもっと怪しいエピソードが満載だったら、もっと面白かった
かもしれませんね。

何やら熱く語ってしまい・・・失礼しました!
熱く語るほど、見ごたえがあったドラマだったということで。

次に観たいのはこの映画!

2008-09-05 20:15:14 | 映画・ドラマ
「アフタースクール」や「ジャージの二人」を観に行ったときに
予告編として流れていた「グーグーだって猫である」。
観たいんですよねぇ~。この映画!
もう、何てったって猫グーグーのかわいさ!!
見ているだけで目じりが下がります。
予告編で見た、伊勢丹の紙袋からゴソゴソっと顔を出して、
また紙袋にもぐりこむグーグー。
もう、たまらなくかわいいのです!

キャストを見ても
小泉今日子さん、加瀬亮さん、上野樹里さんや森三中の3人組・・・
いいキャスティングじゃないでしょうか。
素敵な作品に仕上がっているようです。
今日の夕刊に載っていた映画評を見ても、好感触のコメントだったので
観る価値アリのようです。これは見逃せません!

公開は明日からで、
この映画が上映されるために「ジャージの二人」の上映回数が
減ってしまうのは、ちょっと悲しい・・・仕方ありませんね。
初日先着100名にはメイキングDVDのプレゼントがあるらしいのですが、
私は予定が入っているので無理です。残念。

私、先週「ジャージの二人」を観に行ったとき
梅田ガーデンシネマの会員「ガーデンシネマクラブ」の会員になったんです。
映画によってはいつでも1,000円で観られたり、
一部割引になったり、結構お得なんです。
年会費2,000円必要ですが、何回か行ったら元は取れるかと。
「グーグー~」はいつ観に行っても1,000円で観られる作品なんです♪

会員募集は今月末までだったと思うので、関西在住の方は是非。

早くグーグーに会いたいなぁ。


佐々木蔵之介さんドラマ初主演 決定!

2008-08-29 11:18:09 | 映画・ドラマ
昨日、職場の同僚に
「mocoさん、今朝TVの芸能ニュース見ました?佐々木蔵之介さんが・・・」
と声を掛けられました。
その時思わず「もしや”結婚”?!(怒)」と
鼻息が荒くなってしまったのですが、
なんと、ドラマ初主演が決定!!したそうなのです!!!

おめでとうございます~~~~~!!!

今まで延々とドラマにご出演され、いつお休みを取られているのか
不安に思うほどの売れっ子ではありましたが、
いつも脇を固める役ばっかりだったので、感慨はひとしおです。
ようやく日の目を見ましたね(涙)

で、一体何の役?と思ったら、これが・・・
ホストの役らしいのです。
「佐々木蔵之介」さんと「ホスト」。全く結びつきません。
もしかして、なんちゃってホストじゃないの?!とまで
思ってしまったほどです。
例えば、「鈍獣」の江田みたいな。

それが、そうでもないようで。

原作は漫画のようです。アマゾンで検索してみたら
コミックの画像を発見。
タイトルは「ギラギラ」なのですが、
副題が「~六本木不死鳥ホスト伝説~」とあります。
濃いタイトルですね。
主人公(=佐々木さん)の絵はパッと見「ホスト」には見えませんね。
ネクタイが派手だな、と思う以外は。

あらすじは
伝説の元ホストがリストラをきっかけに、家族を養うために
六本木のホストに復活する話(アマゾンカスタマーレビューより)
なんだそうですが、
リストラってことは一度会社員だったということなんでしょうか?
だから、いかにもホストっぽくない佐々木さんが主役でも
おかしくないのかもしれませんね。

細かいストーリーは、
ドラマスタートまで楽しみにとっておくとして、
もし佐々木蔵之介さんが所属しているホストクラブがあったとしたら、
同僚ホストは誰がいいかな??なんて妄想してしまいました。

そうですねぇ。
オーナーは山口祐一郎さん。
元カリスマホストだったのだが、今は経営者として後進を育てつつ
たまにお客の前にやってきては、強力なインパクトを残していくのです。
ナンバーワンホストは内野聖陽さんかな?
お客をその気にさせるセクシー&ワイルドキャラで
ダントツ人気ナンバーワン。
佐々木さんは、私の中ではナンバーツーぐらいの位置かな?
関西弁でお客をなごませながらも、心をつかんだらはなさない
お笑い系ホストということで。
で、後輩ホストに堺雅人さん!
彼はナンバーワン争いには加わらない、一風変わったホスト。
マイペースに癒し系ホストの道を歩んでいくのです。
「論語」をネタにお客さんと会話する奇妙なホストということで(笑)
こういう人が、いつの間にやら人気ナンバーワンになっていたり
するんですよね。

いわゆる「ホストクラブ」には全く興味のない私ですが、
こんなホストクラブがあったら、絶対通いつめますね。

とにもかくにも、悲願の初主演おめでとうございます!
次は堺雅人さんの初主演ドラマ実現を!!!!

キサラギ

2008-08-14 23:51:25 | 映画・ドラマ
今日、TVで放映してましたね。
私、この作品が映画館上映していた時から
ずっと観に行きたいと思っていたんですが、
結局都合が合わず観に行けず、上映終了(涙)。
次はレンタルだ!ということで
これまでTSUTAYAに足しげく通っていたのですが
いーっつも「貸出中」で(しかも2本しかない!)
このままでは私は永遠に「キサラギ」が観られないのではないか
なんてネガティブな気持ちにまで陥っていたのです。

それが、何とTVで放映されることを昨日知って、
もう狂喜乱舞しましたよ!!
ビデオ録画しながら、途中からリアルタイムで観ていたのですが
・・・CMの挟まる間隔が短いよっ!!
確かにこまめに状況が展開していくから、その手前で切って
CMを挟んでいるという状況だったのですが、
ブチブチ切れてしまって、ちょっと興ざめでしたね。

途中から観ていたので、最初は??でしたが、
だんだん状況が分かってくると面白かったですね。
途中から観ても面白いと思うこと自体、ビックリです。

「アフタースクール」ほどの大どんでん返しはないものの
どんでん返しが至るところに設定されることで、状況がコロコロ変わり、
場面展開がないことによる退屈さを感じさせないようになっているんですよね。
そして時間の経過とともに本来の形が見えてくる。
しかし、その「本来の形」も所詮主観であって
本当のところは・・・?という含みを持った、というか
持たせすぎて観客が置いてけぼりにされる真のラストは
想像を超えてましたね!!
で、あのラストは一体なに?

この作品ってほとんど一室で展開されるから
舞台で上演されても、全く違和感ないですね。
舞台化されないかしら?
私としては、小栗旬さんが演じられていた役(家元?)を
是非堺雅人さんに演じてもらいたい!
そして、最後に如月ミキの歌に合わせて踊ってもらいたい、
なんて妄想がふくらんでしまいます・・・

壁男

2008-07-14 23:09:19 | 映画・ドラマ
上様が薨去された悲しみから逃れるため?!
堺雅人さんご出演の映画をいくつか借りてきました。
・・・というか、堺さんの素晴らしさに全く気づかずに過ごした
これまでの空白の期間を埋めるため、怒涛のような勢いで観ています。

最初に観たのが「壁男」。
堺さん初主演の作品なんだそうです。

最初のシーンが、何とベッドシーンとは!!!!
思いもよらなかったので、動揺しまくりでした。
何、一人で動揺してるんだ?私!
と言っても、エロいシーンではなく
「ことが終わったあと、まったりする二人」のシーンなんですが、
堺さん、繊細でステキな表情をたくさんされています。
そしてすごくセクシーです。
う~ん、セクシーなんて言葉では表現しきれないほどステキなんですが、
表現力ゼロの自分が悲しい。

その後のストーリーは、ちょっと残念だなぁという感じでした。
堺さんの演技以外のシーンはとても安っぽい感じがしてならなかったのです。
何人かの登場人物の設定も中途半端な気がしたし。
調べてみると、堺さんと恋人役の小野真弓さん以外は、すべて
北海道の方を起用したキャスト設定だったようで、その点で
演技力不足を感じてしまったのかもしれません。
小野さん演じる響子も、あまり興味そそられる人物とは思えなかったなぁ。
だから響子と仁科が恋に落ち、同棲していることに関しても
「なぜ?」という違和感を感じずにはいられませんでした。

堺さんの演技は観ていて、本当に面白いですね。
美少年のような美しさを見せたり、ミステリアスな雰囲気を漂わせたり、
瞳の奥に狂気をはらんだ表情や、感情が振り切れてしまった高笑い、
さまざまな表情をみせてくれます。
しかし、それ以外のシーンとうまくかみ合っていないような
気がしてなりませんでした。もったいない!

ジャンルはホラーになっていますが、どうなんでしょう??
ホラーとしては完全に成立しているように思えなかったし、
ストーリーも・・・正直よく分かりませんでした。
「壁」が人と人との壁や、男女の壁、人間の皮膚等々を
意味していて、深いテーマだとは思いましたが一回では分からず。
不条理なストーリーと言ってしまえば乱暴ですが、
それが一番ぴったりくるかもしれません。

もう一度観たら、また見方が変わるのかも知れませんが
堺さんのシーン以外になったら早送りしてしまいそうです。
決して堺さんだからって贔屓目で見ているわけではないんですが。

せっかく堺さんがいい演技をされているのに、
あまりにもったいない、という気持ちに尽きた映画でした。
堺さんの部分だけ切り取ってくっつけて観たい!と思ったのは
きっと私だけではないはずです。

「篤姫」 ふたつの遺言

2008-07-13 20:53:47 | 映画・ドラマ
とうとう亡くなりましたね・・・上様。
しかも父の島津斉彬まで。
良くないことは重なるといいますが、まさにダブルパンチ。

斉彬死去のシーンとラストは
やはり涙なくしては見られませんでした。

しかし、ここ最近の上様の登場頻度からすると
今回は出番が少なかった!
しかも病床で、篤姫から届けられた碁石を手にしながら
「御台よ、なぜいつかのように会いに来ぬ・・・」と言って
目を閉じた上様から涙がこぼれるシーンは
観ていて、亡くなったということか、ただ目を閉じただけなのか
分からず、悲しいシーンではあるのですが
疑問が残るというか、ある意味気持ちの悪いシーンでした。

結局上様の登場は、そのシーンでおしまい。
えっ・・・!!!

う~ん、あれだけ話題をさらっていった人物なんだから
死去の前後のことにも時間を割いてほしかったですね。
急激なフェードアウトでした。
ちょっと物足りないかなぁと。

ただ、家定薨去を過剰に描かないことで
篤姫と同じ立場で見ることができたかもしれませんね。
いつ亡くなったのか分からず、
亡くなった1ヶ月後にようなく事実を知り、夫との対面も許されず、
既に葬儀の準備が整い、ぽつんと置かれている棺を目にしたとき
篤姫の気持ちはどうだったのでしょうか。
亡くなったと聞かされても実感がわかず、棺を見ても
最初は現実のこととは思えなかったでしょう。
棺を目の前にし、じわじわと夫が亡くなったことを実感していく、
そんな感じだったのだと思います。

まさに煙のように消えていったラストだったので
私も未だ実感が持てずにいます。
まだ、来週も上様がひょっこり登場するんじゃないか、なんて気持ちでいます。

篤姫の中では”上様”が亡くなったというより、それ以上の存在である
自分自身にとって「日本一の男」が亡くなった。
かけがえのない人間が亡くなってしまった悲しさが
こちらにも手に取るように伝わってきて、ついもらい泣きしてしまいました。

あぁ、思っていた以上に切ない。
というか心の隅に何か魚の小骨のようなものが
ひっかかっている感じがします。