つれづれすけっち

ワタシらしく。 ワタシなりに。

ブラックバード 観劇記

2009-09-22 13:12:29 | 感激!観劇!
2009年9月4日 シアタードラマシティ 14:00開演

レイ: 内野聖陽 ウーナ: 伊藤 歩

<ストーリー>
15年前に未成年者に対しての、行き過ぎた行為による「事件」で有罪判決を受け、
名前も住む場所も変えて人生をやり直した男レイ。
彼の元へ、ある日突然、一人の女が現れる。
彼女は「事件」の被害者で、その後も同じ町に暮らし、
周囲から好奇と非難の視線にさらされながら生きてきたウーナだった。
来訪の目的がわからず怯えるレイ。
ウーナは「事件」後、自分がどんな歳月を過ごしてきたかを、当時の記憶を辿りながら話し始める。
かみ合わない会話、行き違う感情。
それでも言葉を積み重ねるうちに、少しずつ「事件」のあらましが見え始める。
レイとウーナ、二人の本当の関係とは。
そして「真実」はとこにあるのか・・・
(公演パンフレットより)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
内野さんの舞台は、昨年の「私生活」以来。
二人芝居かと思いきや、正しく言うと「二人芝居+α」でした。
もう一人の登場人物はちらりと出演するだけのなので三人芝居とまでは言えないかな、と。

お芝居には欠かせない音楽は何もなく、
静かな中に幕が上がる音だけが聞こえるという幕開き。
と、そこには無機質な色の蛍光灯が煌々と付いた、とあるロッカールーム。
そして男(内野さん)と女(伊藤さん)。
幕が上がる前から既に話は始まっているような雰囲気が漂います。
たまたま壁の一つが消え去り、ロッカールームの内部の様子を私達が垣間見ている、
そんな感じがしました。

突然職場に押しかけてきたウーナに狼狽するレイ。
レイに語りかけているのか、言葉を発しているだけなのか
捕らえにくい不思議な話し方をするウーナ。
ウーナの言葉は空中を縦横無尽に飛び回り、レイとの会話はかみ合いません。
そんな不思議な感じの会話だけが延々と続く中で、お互いの複雑な気持ちが交錯していく・・・
それぞれが口にしていることは真実なのか?そして「真実」とは何なのか?
例えて言うと「藪の中」のような心理劇なのですが、
お芝居を見ながら、朗読劇のように想像力が掻き立てられるという不思議な感覚に陥りました。

二人の会話だけが延々と続く心理劇だったため、私の隣に座っていた男性は
コックリ、コックリされていました・・・
大きな物音がすると、ビックリして起き、また寝る、という繰り返し(苦笑)
確かに退屈に感じる方もいるかと思いますが、
私は劇場内に張り詰めた空気が凄くて、ずっと緊張していました。
ハンカチ握り締めっぱなしでしたから。
音楽もなく、効果音もほとんど使われないので、客席のちょっとした音でも
ものすごく響くんです。

音と言えば、途中でジー・・・という蛍光灯が発する音なのか、
何なのか分からないような音が聞こえていたことがありました。
照明も、不思議な感じでしたね。
ストーリーの展開に合わせて、照明が微妙に変化していくんです。
気が付けば、ウーナの顔がよく見えないことがあって、いつの間にか
ロッカールームの照明より、廊下(に面した窓から廊下の照明だけがぼんやり見えるのです)
の照明のほうが強くなっていて、逆光のようになっていたところがありました。
ちょうどそこでは、ウーナの心情が吐露され
一つの「真実」が見え隠れする部分だったと思うのですが、
照明の微妙な変化が、サブリミナル効果のように、じわじわと私達観客に
何らかの影響を与えていたような・・・

役者さんについて。
●内野さん
今回はかなり難しい役だったのではないでしょうか。
今まで多かった攻める役ではなく、攻められる「受け」の役でした。
犯罪を犯し、名前まで変えて暮らしている割にはそれほど悪びれていないぁというんのが
最初の印象でした。そのニュートラルな演技がこのストーリーに
複雑さを与えているのだとも感じました。
相変わらず汗びっしょりな内野さんでした。

●伊藤さん
髪をキュッとポニーテールにして、冷たい美しさが印象的でした。
被害者のはずなのに、ミニスカートでレイのところにやって来たことに
最初は??でしたが、観ているうちにだんだん納得していきます。
これまで自分が置かれてきた怨みつらみや憎悪を交えながら
切々と語っていくのかと思いきや、少し気がふれてしまっているようにも見えるし、
はたまた彼女は被害者と言いながら、実は被害者を装ったストーカーなのではないかと
感じてしまうようなエキセントリックさでした。

複雑に変化する二人の関係性。
犯罪者と被害者。大人と子供。男と女。
ウーナは、自分達の関係をどう捉えていたのか?
レイはウーナをいち女性として愛していたのか?
レイが愛していたのは、幼女だったウーナなのか?

ラストでは、+αの人物が登場することで
観客を完全に置いてきぼりにします。
男性のどうしようもなさには、救いがないなぁと。

複雑で、深くて、大変刺激的な作品でした。

6年目突入!

2009-09-20 12:22:13 | つれづれ
「つれづれすけっち」はおかげさまをもちまして、6年目に突入いたしました!
・・・正直に言うと、丸5年の記念すべき日をスルーしていたという
とんでもなくおバカなmocoであります(汗)

そんな、いい加減でゆる~い感じの弱小ブログが、
細々とではありますが5年も続いたということに、自分自身驚いていますし
「結構私も根気があるのね」と自分を褒めてやってもいいかな、と思っています。
5年続けてきた割には、文章力が付いているとは思えず、
成長してないところがこれまた私らしいなとも感じます(苦笑)
ま、「継続は力なり」という言葉を信じて、これからもぼちぼち続けていこうと思います。

このブログがここまで続いてきたのは、
やはり遊びに来てくださっている皆様がいるからこそだと思ってます。
本当にありがとうございます!!
宇宙のように無限に広がるネットの世界の片隅で、ぼそぼそとつぶやいている
このブログを見つけて、遊びに来ていただける方がいるということに、
この上ない幸せと、ありがたい気持ちで一杯です。

それでは今日はこの料理でお祝いしたいと思います♪



これからも「つれづれすけっち」をよろしくお願いいたします!!

「美女と野獣」観劇記 8/27

2009-09-13 23:54:17 | 感激!観劇!
2009年8月27日 13:00開演 京都劇場

ビースト:佐野正幸  ベル:鳥原如未
モリース:松下武史  ガストン:野中万寿夫
ルミエール:百々義則  ルフウ:遊佐真一
コッグスワース:青羽 剛  ミセス・ポット:折笠里佳子
タンス夫人:倉斗絢子  バベット:有永美奈子
ムッシュー・ダルク:川原信弘  チップ:川良美由紀

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先日、頑張ってアップすべく書いていたところ
途中でデータが飛んでしまうという悲惨なアクシデントに見舞われました(泣)
さらに、ベルのキャスト変更もあり、かなり古いレポになりましたが、どうぞご勘弁を。

キャストの感想から。
●鳥原ベル
鳥原さんがベルに抜擢されて数日後の観劇となったので、
どんな感じの方なのかドキドキしながら劇場に入りました。
鳥原ベルの第一声を聴いた時の正直な感想は
「声、太っ!!」でした。
「♪みんな~ しあわせなまち~~♪」の歌い出しが低音から始まるため、
想像以上に太いお声に感じたんです。
第一声を聴いた時、タカラヅカ時代の鳥原さんはきっと男役だったに違いない!と
確信したほどです。(私の勝手な憶測なので、違うかも)
メイクされるとキリリとしたお顔になり、あれで短い髪型だったら
まさに男役だなぁとも感じました。
お声の太さが気になったのは最初だけで、その後大半はキレイな高音で歌い上げられました。
CD版の野村ベルの声に非常に似ているところもありましたね。

全体的にお手本どおりに美しく歌い上げ、演技されていたかな、という感じです。
優等生的のような演技だな、とも思いました。
今後「お手本どおり」感が抜け、ベルを自分のものにできた時、
さらにステキなベルになるのではないでしょうか。

●佐野ビースト
拝見するのは4年ぶり!
さすがベテランですね!どっしりと地に着いた安定感のある演技で観客の笑いを
しっかり取られていました。癇癪癖を出すまいと必死にこらえているところが
非常に巧かった!観ているこちらまで、つい一緒に「うううっ・・・」とこらえてしまうほど。
コミカルな演技も非常にお上手でした。
歌も素晴らしかったです!喉から気持ちも一緒に搾り出すように歌い上げる
「愛せぬならば」は圧巻でした。1幕ラストのナンバーですが、
聴き終わった後、あまりの素晴らしさに脱力してしまったほどです。
気持ちが歌にギュッと凝縮されていて、こちらにまでしっかり伝わってきました。
歌、演技ともに円熟味を帯びた佐野さんですが、
バルコニーに飛び乗るところが、少ししんどそうな感じでした。
王子様になったところも爽やかではありましたが、年齢には勝てないかなぁ・・・と。
初見のお客さんからは「ガストンのほうがカッコイイ」との声もあったのですが?!
そう見えるんでしょうか。(個人的には??ですが)

●野中ガストン
私は「夢から醒めた夢」のヤクザでしか野中さんを拝見したことがないので、
ガストンの扮装をしているのに、どうしてもヤクザにしか見えなくて。
心の中で「ガストンだ、ガストンだ」と言い聞かせながら観ておりました。
そう、ひとつ気になったことが。
ガストンの着ている上着(ベルトでウェストを絞っている)が、動いている間に
上がってきてしまうようで、ことあるごとに裾を引っ張っていたのが
個人的に気になりました。
歌はさすが!巧く聴かせてくださいました。
でも、ヤクザにに見えてしまうんですよね。
もっと悪どく演じられても良いのではないかと感じました。

●百々ルミエール
冷静に「ビー・アワ・ゲスト」を聴くと、もう少し歌唱力があるといいなぁと感じました。
「55ステップス」やCDの下村ルミエールを頻繁に聴いて慣れてしまったもので、
少し物足りなさを感じました。
浮気者というより、「いい人」色が前面に出ていたルミエールでした。
ほんわかしていて私は好きです。

●青羽コッグスワース
相変わらず威厳のない執事ですが、そこがまたかわいらしい。
ルミエールといると、漫才コンビのような雰囲気で大変微笑ましかったですが、
実際は勤勉実直なコッグスワースと、お調子者のルミエールという
正反対の性格の二人なんでしょうが、こういうほのぼのコンビでも良いかなと思います。
ベルを連れて楽しそうにお城を案内しているところがかわいいです。

●折笠ミセス・ポット
可もなく不可もなく、という感じでしょうか。
もう少しどっしりとした、お母さん的な雰囲気があればさらに良いと感じました。

●倉斗タンス夫人
新しくキャスティングされた方のようです。
出番の少ないタンス夫人は、登場シーンでしっかりキャラのアピールをする必要が
あると思うのですが、倉斗さんはアピール度が少なかった気がします。
前回観た秋山知子さんのタンス夫人のほうが、存在感たっぷりだったなぁ。
これから、というところでしょうか。

今回、初めて気づいたのですが
この作品の舞台の額縁(であっているでしょうか?)にはバラの模様が施されているんですね。
それと、「ビー・アワ・ゲスト」に登場してくるお皿の裏にも
しっかりと一輪のバラが描かれているということも。
慣れてきたのか、細かいところにも目を向けられるようになりました。

それにしても、ビーストから王子に変わるところやチップが登場するところは
目を凝らして見ても、どうなっているのか全く分かりません。
チップは、よくある手品のトリックなんでしょうか?

言葉って…

2009-09-11 17:40:26 | つれづれ
何年か振りに家族と大喧嘩してしまいました。
いたたまれず、逃げるように家を出てきてしまった私。
といっても元々、今晩佐々木蔵之介さんの舞台「狭き門より入れ」を
観る予定だったので早目に家を出たまでなのですが。

私の口から出た言葉が原因で家族を傷つけたのは間違いないのですが、
一番良くないのは、私自身言ったことの記憶があまりないこと。
(言ったのが二日前のことなので)
要は、ストレートに物事を口にしたことが軽率だったのです。

私の発した言葉に関して、家族の捉え方と、私の意図するところにかなりの食い違いがあり、
それをフォローしようと口にした言葉が、さらに火に油を注いでしまったというひどい状態で…
ボタンのかけちがえというか、何と言うか。
覆水盆に返らずとはこのことですね。

謝ったものの、怒りがすぐおさまるのは難しいようで、
もう、あとは自然治癒を待つしかないようです。

昼過ぎに梅田に着き、ぶらりとした後、先ほどまで「南極料理人」を観ていました。
映画を観ている間は、全てを忘れられますね。
少しは落ち着きましたが、もうちょっと良いコンディションで観られたら最高だったんですが。

こうやってブログに書き込むのも、言葉を発しているわけで、
その言葉が私の意図するように伝わっているかどうかなんて分からないんですよね。
だからこそ本当に気を付けないとなぁ、と反省するばかりです。

かなり重い話題になったので、画像だけでも爽やかにしてみました(笑)

堺さん新エッセイ「月記」

2009-09-08 23:39:11 | 堺雅人さん
雑誌「クレア」で堺さんの新連載エッセイが始まりました♪
その名も「月記」。

このタイトルを見た最初の感想は、「…やっぱりなぁ」。
書籍版「文・堺雅人」のインタビューでも「月記」という言葉が出ていたので、
あぁ、あれは新連載につながる伏線だったのね。と心の中でニヤリ。
しかも、タイトルの横に「文・堺雅人」とあるのも、
これまでの続きのような意味合いを持たせているのでしょうか?
(ちなみに堺雅人だけが自筆です)
堺さん自筆の「月記」はパッと見ると「日記」に見えなくもないですね。
「日」の縦の線がちょっと長いかな?って感じです。

昨日の仕事帰り、電車の吊り広告で「クレア」発売を知り、
近所のコンビニに駆け込んだものの売っておらず、
今朝出勤前に職場近くのコンビニでようやく購入したのですが
実は昨晩、夢を見ました。それも堺さんの新連載のページを読む夢。

夢の中で私が気になっていたのは、タイトルや内容ではなく「第一回タイトル」だったようなのです。
夢の中のタイトルは、漢字二文字でした。
…が、実際買って見てみるとひらがなでした。正夢ならず(泣)

でものっけから「あぶらあげ」って?!(笑)面白いですね~!
これまでは、かなり漢字一文字タイトルにこだわっていたようなので
もしかすると今回の連載では、ひらがなタイトルばかりになるのでしょうか?

今回は、あぶらあげにまつわるカミングアウトをされた堺さん。
大変ほほえましいです。(詳しくはエッセイをごらんください)
こういうことは、誰しもあることです。私にも…
そのカミングアウトは、また別の機会に。

堺さんエッセイの隣はイ・ビョンホンさんの特集ページになっていましたが、
これが堺さん特集ページだったらどんなによかったか!
「悩殺スペシャル」とありますが、悩殺という言葉、久しぶりに聞きました(笑)

また、毎月の楽しみが復活しました♪

阪急百貨店第一期棟オープン

2009-09-06 15:47:32 | つれづれ
今日は職場の元同期が東京へ引っ越すことになったので、
久しぶりにチームメンバーで集まってプチ送別会をしてきました。

同期には小さいお子さんがいるので、一時間ほどみんなでお茶する程度でしたが
みんな快く参加してくれたので、声掛け人の私もホッとしています。

また、私の身近な人が遠くへ去っていきました…悲しい。

その帰り、同僚と後輩と新規オープンした阪急百貨店(第一期棟)に行ってきました。
オープン後、初めての日曜日でもあったためすご~い人でした。
画像を見ても分かるように、入場制限までかかってましたから。
特に一階のスイーツ売場は恐ろしい状況でした。

梅田の百貨店では一番高級感のある阪急ですが、今回の立て替えで
高級感がさらにパワーアップしていました。
まるで東京の百貨店にいるかのような、高級で洗練された売り場なのです。
(この例えは東京在住歴の長かった同僚も納得してくれました)
あまりの高級さになかなか馴染めなかった田舎者の私(汗)

来場者が多いわりに、実際阪急の紙袋を手にしている人は、かなり少なかったですね。
そう言う私も、阪急ではなく大丸でお菓子を買ってしまいました。
あんなにたくさん人のいるところでは、ゆっくり選べません。

不況の今、各百貨店がリニューアルや増床を競い合うことで
共倒れにならないかどうか非常に心配ですね。
ま、余計なお世話でしょうが。

「劇団四季ソング&ダンス 55ステップス」観劇記 8/18

2009-09-05 23:05:42 | 感激!観劇!
2009年8月18日 18:30開演 大阪四季劇場

<ヴォーカルパート>
渡辺 正  芝 清道  李 涛
井上智恵  早水小夜子  今井美範

<ダンスパート>
岩崎晋也 金久 烈 川東優希 斎藤准一郎 斎藤洋一郎
徳永義光 成田蔵人 前田順弘 河野駿介

坂田加奈子 柴田桃子 高倉恵美 泉 春香 加藤久美子
須田綾乃 駅田郁美 今 綾乃 織田なつ美 柴田厚子

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大阪公演千秋楽を明日に控え、駆け込みでアップします(汗)


前回があまりに良かったので、勢い余ってもう1回行って来てしまいました。
ウォークマンで55ステップスナンバーリストを作って聴き込んでいたので
以前よりは冷静に聴けたかな、と思います。

開演前にも、色んなミュージカルのナンバーを掛けてくれるんですよね。
この間はクレイジー・フォー・ユーの「Slap That Bass」が掛かっていました♪
ちゃんとラストまで掛けてくれ、ナンバー終了と同時に、
幕にグルグルと投影され回っていた55の数字がピッタリ定位置にきて、幕開けとなるんですね。
3回目にしてようやく知りました。

今回はボーカルパートの入れ替えが。
阿久津陽一郎さん→渡辺正さんへ、秋夢子さん→今井美範さんへチェンジ。
渡辺さんは「マンマ・ミーア」で拝見済みですが、今井さんは
アンサンブルで観た記憶しかなく、お声を聴いたことがなかったため
どんな感じなんだろう、と少しドキドキ。

ダンスパートでは加藤さんが既に抜けられており、
注目は斎藤准一郎さんと洋一郎さんの双子コンビが同時に観られることでした。

今日は気になったキャストの感想を中心に。
●渡辺 正さん
正直なところ、キャスティングされたとき一抹の不安がよぎったのですが、
やはり慣れていない感がたっぷりでした。
一番気になったのは、舞台上を移動する時、床のバミリを目で確認しちゃってること。
・・・これはいただけません。
色々フォーメーションが変わったりするだろうけれど、しっかり体で覚えていただかないと
観ている方としては興ざめです。
「ようこそ劇場へ」での語りも、いまいちしっくりときませんでした。
周りのキャストがあまりにも慣れていて、ギャップを感じたのかもしれません。

歌について。
「星のさだめ」はラダメスを持ち役としている渡辺さんだから大丈夫かな?と思っていたら、
!?!?!?!?
アイーダとの息が合っておらず、聴きながらヒヤヒヤしてしまいました。
他のナンバーなどを聴いていると、渡辺さんは歌い方が少し単調なので
聴かせるバラード系よりもパンチとパワーで押せる歌のほうがお得意なようです。
「トプシー・ターヴィー」では結構はじけた歌い方だったし、
「飛躍に向かって」も想像以上に良く、「スーパースター」は
阿久津さんと同じぐらい、いえ阿久津さんよりパンチがあったように感じました。

終演後、他のお客さんも「アイーダは・・・(怒)」と色々思うところがあるようで、
分からないでもないかな、と。
ま、私としては「スーパースター」がもっと消化不良になるのでは?と思っていたので、良しとします。
終わりよければ全てよし、ということで。

●今井美範さん
しっかり歌声を聴いたのは初めてでしたが、パンチのある歌声ですね。
想像以上に良かったです。
確か、今井さんはアイーダや「ウィキッド」エルファバにもキャスティングされているという
密かな(?)実力派ですものね。
一番いいな、と思ったのは「シャドウランド」ですね。こういう深い声、ナラに合います。
と言いながら、「キャッツ」シラバブでのかわいらしいお声も出されていて、さすがでした。

●坂田加奈子さん
坂田さんって、何であんなにカッコいいのでしょう!!
(余談ですが、遠目で見ると井上智恵さんに似ているなぁと感じることもありますね)
観ているこちらがスカッとするような、無駄のないシャープな動き。とてもステキです。
圧巻なのは「ヴァリエーションズ」ですね。
紅一点(というのもはばかられる雰囲気です)の坂田さんが男性ダンサーズを従えて
踊るのですが、もう男性とか女性という区別をする必要なんてないんじゃないか?!
と思わせるほどの、カッコよさ、クールさで魅了させていただきました。
「ヴァリエーションズ」坂田さんを例えると「男性社員を従える女性BOSS」という感じでしょうか。

その他、もろもろ・・・
ノートルダムの鐘の「トプシー・ターヴィー」で加藤久美子さんが演じていた(踊っていたのですが)
エスメラルダ=「ゴッド ヘルプ」で井上さんが演じていたキャラクターだということが、
最近になってようやく分かりました。
「55~」グッズでエスメラルダのチャームが販売されていて
「エスメラルダってメインキャラなんだ?!」とは思っていましたが
まさか加藤さん=井上さんとは。あの流れでは別人なのかと思いますよね。
後日、サントラCDを借りてようやく納得しました。

それと、「ドレミの歌」で「♪ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ド・・」の歌に合わせて
ボールを投げるところは、なかなか難しいですよね。
歌とボールがちぐはぐになってしまっているので、私としては要らないのではないかと。
苦労して投げているけれども、あまり伝わってくるものがない気がしました。

今回は、かいつまんでのレポになりましたが、とうとう明日で千秋楽ですね。
ベストキャストならばもう一度観たい!と思いましたが・・・ウォークマンを聴いて我慢します。

この演目で一番嬉しかったのは芝さんの歌が堪能できたことでしょうか。
なかなか関西には来て下さらないし(京都劇場のジーザス以来ですよね)
次回作品「ウィキッド」で芝さんの出番は有り得ないし、
今後はいつお目にかかれるか分かりませんが、「ドレミの歌」や「チムチムチェリー」での
お茶目な一面も見られたし、満足です。
一つだけ欲を言えば、「スーパースター」は芝さんで聴きたかったな~~~!!!

「55ステップス」のDVD発売希望!!!!


堺さん新CM

2009-09-04 13:05:24 | 堺雅人さん
今朝、私と母の会話。

朝、洗顔中…
母:「昨日の朝刊にあなたの好きな人が出てたけど、見た?」
私(顔に泡をつけたまま):「えっ!?誰か出てたっけ?」
母:「ほら…あの、何か目がキツイ、あの人」
私:「一体誰やねん!!」
母:「確かキャベジンの宣伝だったかな?ウチノさん?」
話すにつれどんどん掴めなくなっていくので、適当に顔をすすぎ、
昨日の朝刊を早速チェックしたのです。
すると、キャベジンではなく風邪薬の宣伝広告に堺さんが出ているではないですか!

私:「きゃあ~~!堺さんじやな~い♪(猫なで声)」
母:「そうそう、サカイさん。ウチノさんはフルネーム覚えたんだけどね。マサ…」
私:「マサアキ!堺さんはマサト!」
母:「二人ともマサが付くのね。で、堺さんはマサキ…」
私:「違う!雅な人と書いてマサト!(怒)」
という漫才にもならないような意味不明な会話を交わす母子なのでした。

母には内野さんも堺さんも目がキツくうつるらしいのですが
ま、どちらも勢いのある俳優さんなのだから、ギラギラ感はあって当然ですよね。
それにしても、昨日の朝刊を読んでいたにも関わらず堺さんの広告をすっ飛ばす私って(泣)
TVCMが非常に気になります。きっとステキなんでしょうね。

母が堺さんのフルネームを覚えないのは一向に構いませんが
内野さんと混同して「サカイ マサアキ」と言われるのだけは嫌だなぁ。

これから内野さん出演の「ブラックバード」観てきます♪