株と浮き世の話

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中国の山峡ダムは本当に危ないのか??

2019-07-21 15:54:12 | 真実の究明

  三峡ダムの竣工時と10年後の現在の比較(Google)黄色の線は筆者が引いた補助線
山峡ダムの衛星写真がかなり歪んでいて話題になっているが、中国当局はこれは写真の歪みだと否定している。
そもそもダムという構造物はコンクリ-トの重量で背後の水圧や土圧に対抗するもので、構造物の設計としては一番シンプルな構造だ。
ダムの安定の条件としては 
1)背後の圧力で転倒しないこと
2)背後の圧力でスライドしないこと  これを計算してコンクリ-トの重量・形を決める。
もし下のような変形した状態になるなら上記の条件に何らかの力が加わった可能性がある。

それはダム直下に設置された発電機の振動ではないかと推定できないことも無い。
なにしろその発電設備は 70万KW × 32基 で2250万KWで 我々の想像を超える。
これは黒四発電所(33.5万KW)の67倍にもなる。現場に行って発電機をみると分かるがものすごい音と振動が伝わってくる。
この67倍もの振動がダム直下で発生したらダムへの影響はかなりあると思われる。
特にダム安定の条件である 「スライドしないこと」は支える岩盤とダムコンクリ-トの摩擦によって保たれている。これが発電機の振動でダムと共鳴して摩擦が軽減されてきたらダムが動くことも考えられる。日本のダムではここまでは考えていない。
 まぁ発電機の稼働が減ってきたらヤバイ証明かも知れない。


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