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中国・「三峡ダム」は中国の最大リスク

2019-06-06 10:11:08 | 国益

 上の写真は10年前 下の写真は最近の写真">(黄色の線は筆者が引いた補助線
まさかとは思っていたが、中国の世界最大のダム「山峡ダム」は本当に変形しているのかも知れない。
Googleの写真をよく見たが、この歪みは写真の歪みだけではなさそうだ。他の長いスパンの橋梁などをGoogleの写真で見てもこんなに歪んだものは無い。
写真のスケ-ルから見てもダムの幅が1800mだから10年前と比べて下流に少なくとも40mぐらい下流に変形していることになる。
ただ私も若い頃、奥利根川の矢木沢ダム・須田貝ダムの建設に係わった経験があるが、ダムの変形がこれ程の大きさになれば補修のレベルを超えているので崩壊しないのが不思議だ。写真では補修の後らしきものは見当たらない。あの剛性の大きいコンクリ-トダムが柔軟にグニャッと曲がっている感じだ。日本にはこんな大スパンのダムは無いので想像を超えるが不思議???だ。

もし変形が事実なら崩壊する確率は相当に高い。(ほぼ100%)
その場合は下流の上海を初めとする都市は壊滅する。いま米中経済・ハイテク摩擦で騒いでいるが、この「山峡ダム」リスクが中国の最大の弱点になるのではないか。

ダムの変形が事実であればその原因として考えられるのは
1)
発電機稼働による共振現象
なんせその発電容量は 70万KW×32基 総出力2240万KWと途轍もなく大きい
ちなみに黒4発電所は出力33万KWだからその大きさが解る。 山峡ダムの発電所がフル運転したら凄い振動が起こる。これがどこかの稼働(回転数を上げる)段階でダムと共振したらダムが動く可能性がある(洗濯機が途中のある回転数で振動が大きくなり共振して洗濯機が動ような現象)
2)
河川は地質の弱い所を浸食して流れるので基盤の岩盤は川幅が大きいほど弱い。
3)
むき出した岩盤とコンクリ-トの打ち継ぎ目の施工管理は重要で、日本の場合は発破で浮いた岩盤を最後は人力で掘り起こして更には雑巾で磨くようにしてコンクリ-トを打設するのだが、あれだけの大規模工事で中国人がやれたかどうか??施工不良は無かったのか??
  日本にも日本ダム学会等があるので意見を聞いてみたい。



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