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生命

2006年05月17日 | Weblog

 星の材料からアミノ酸のもと

 星の材料を再現した氷状の混合物に宇宙を飛び交うのと同じ高エネルギーの
放射線を当て、アミノ酸のもとになる複雑な有機物を作り出すことに
小林憲正・横浜国立大教授(分析化学)らの研究グループが成功した。

アミノ酸は生命活動を支えるたんぱく質を構成する物質で、生命の素材が
宇宙で作られたとするシナリオを裏付ける成果だ。

千葉市で開催中の日本地球惑星科学連合大会で17日に発表する。

研究グループは、宇宙で星が形成される場となる暗黒星雲を構成する
メタノール・アンモニア・水の混合物を液体窒素で氷点下約200度に
凍らせた。 暗黒星雲は同約260度と極低温のため、その状態に近づけた。

放射線医学総合研究所(千葉市)で、この氷状物質に高エネルギーの放射線を
照射すると、数時間で有機物が生じた。 有機物の分子はアミノ酸の
約20倍の重さがあり、水に溶かすと数種類のアミノ酸ができた。
この有機物は熱や放射線に強く、アミノ酸が単独で存在するより壊れにくい
ことも分かった。

地球の生命は約38億年前に海で誕生した。
従来は、紫外線や雷などの作用で大気から生じたアミノ酸などが生命の素材に
なったとされていたが、最近は、原始大気はアミノ酸が生じにくい
組成だったとする研究も多い。

研究グループは、宇宙空間で生成された有機物がいん石やすい星に取り込まれて
地球に運ばれ、海で進化して生命が誕生したというシナリオを提案している。

実際に、いん石やすい星からは複雑な有機物が見つかっており、小林教授は
「宇宙で生成される有機物の具体的なイメージが初めてつかめ、地球外で
生命の素材が作られたことを示すことができた」と話している。

【須田桃子】 (毎日新聞) - 5月17日3時5分更新

この記事は、この世に生まれてきた事が奇跡だと思わせられる。
人間なんて、小さいね。 生き物を殺すな!だよ。


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