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イグノーベル賞 バニラ風味

2007年10月06日 | Weblog

 イグ・ノーベル賞 化学賞に邦人女性 排泄物からバニラ香
10月5日16時57分配信 毎日新聞

イグ・ノーベル化学賞の受賞スピーチをする山本さん
=米ハーバード大学で4日夜、和田浩明撮影
 
【ケンブリッジ(米マサチューセッツ州)和田浩明】人を笑わせ、考えさせて科学へ
の興味を誘う研究などに毎年贈られる「イグ・ノーベル賞」の化学賞を日本人研究者
の山本麻由さん(26)が受賞し、ハーバード大学で4日授賞式が行われた。
日本人の同賞受賞は12件目。

ウシの排泄物からバニラの香り成分「バニリン」を抽出した研究が対象。
山本さんは「受賞は廃棄物の活用法を知ってもらえるよい機会。
ただ、この方法で抽出したバニリンは食物には向かないかも」と語った。

山本さんは国立国際医療センター研究所の研究員だった04年に今回受賞した
抽出方法を開発した。 牛糞1グラムに水4ミリリットルを加え200度で
60分間加熱すると、1グラムあたり約50マイクログラム
(マイクロは100万分の1)のバニリンが抽出できた。

バニリンは樹木などの木質成分「リグニン」から生成するため、馬や山羊などの草食
動物の排泄物も利用可能だという。 抽出コストはバニラ豆を原材料にする方法に
比べ「およそ半分」(山本さん)。
シャンプーやロウソクの芳香添加物などの応用が考えられる。

授賞式では76年のノーベル化学賞受賞者、ウィリアム・リプスコム氏から同賞の今
年のテーマ「ニワトリ」のトロフィーが手渡された。 また、山本さんの名が冠され
たアイスクリームを壇上のノーベル賞学者らが試食する一幕もあった。

「裏ノーベル賞」とも言われるイグ・ノーベル賞は米国の「ユーモア科学研究ジャー
ナル」誌の編集長、マーク・エイブラムス氏が91年に創設。
これまで日本人が11件で受賞している。

今年の受賞は10分野で▽平和賞(米空軍ライト研究所、敵兵同士を恋に陥らせ士気
を削ぐ化学兵器の研究)▽言語学賞(スペイン、逆に話された日本語とオランダ語を
ラットが区別できないことを発見)▽経済学賞(台湾、銀行強盗捕捉装置の発明)など。


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