身体にいい日誌

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二日も空いて「第二夜 痔の治療法」

2008-08-28 13:33:34 | 外科的疾患

また2日も休んじゃいました。もう閉鎖するの??かって、ことはなく。

体調が不良な時に、職場の配置異動がありまして、私

業務から総務の庶務課に異動してしまいました

せっかく職場の専門的プロとして…。ああ…これからは文書決裁に電話交換、
郵便発送に、外来者応対、雑務いっぱいだよー

で一人意気消沈してました。ダウンした身体にストレートパンチくらった
感じかな。

9月は人の異動やいろいろ多忙なので、今日は急に休暇をとりまして、身体の
チェックをしに病院回り…。

まず血液検査の結果

AST 18
ALT 20
γーGTP  54

総コレ 211
LDL 142
中性脂肪 132
HBA1C 5.6
CRP 0.02

血色素 13.1他

思っていたより肝機能が元気でよかった。とりあえず…
コレ関係とHBA1Cは相変わらず異常寸前ですが…

今日は眼科も受診して、視力チェック…、老眼鏡の補正をしてもらいたかったのですが、
今は微妙で次回に処方箋をと延期…
眼精疲労は乾燥症とアレルギーによるものとかで、ヒアレインとフルイトラン。

近視は私の場合強度近視なのですが、現在進行は微妙、乱視は悪化?!老眼は悪化?
かな。これだけパソコン使って、疲れた疲れたじゃ仕方ないのかなあ~

『第二夜 痔の治療法』

痔核の治療の基本は、なるべく切らずに治すことだと言われます。
外来受診者の80%は保存的治療で、20%は手術か中間療法です。

保存療法とは、生活指導と外用薬(座薬と軟膏)。
中間療法とは、注射療法とゴム輪結さつ療法。
手術は主に結さつ切除手術とPPH法があります。

保存療法は1,2度の軽度のものや急性期に良いとされています。
中間療法は、内痔核の根元に輪ゴムをかけ、一週間ほどで壊死、脱落させます。
硬化療法(注射)痔核の粘膜下へ薬を注入し、痔核を固めることで出血、脱出を
改善させます。
3,4度のものは通常手術をします。
結さつ切除術では根部を輪ゴムや吸収糸でくくって結さつ、電気メスのはさみで
切除し、適切な縫合をします。 

PPH法はイタリアのロンゴ博士が発明した器具・サーキュラーステイプラー
を使います。術後の痛みが少なく、手技がシンプルですが、デメリットは
適応が難しいということです。

裂肛の治療は保存療法と手術療法に分かれます。手術には肛門拡張術、測方
皮下内括約筋切開術、肛門形成術があります。ちなみに私は括約筋切開術の
経験があります。

痔ろうの手術は括約筋も含め、すべてを切開する確実な方法と、ろう管などを
切開または切除する括約筋温存手術法、痔ろうにゴムやひもを通す方法
(シートン法)の三種があります。痔ろうには裂肛が原因でできる1型のほか、
低位筋間・坐骨直腸窩(Ⅱ・Ⅲ型)が最も多く、全体の9割を占めます。

これらの手術は前日に軽い下剤を服用、当日午前中に入院、午後手術。
腰椎麻酔をして、体位はうつ伏せ、時間は15分から30分程度。
術後注意すべきは出血や疼痛、麻酔による頭痛、肛門狭窄、排便障害などです。
術後麻酔が覚めての痛みは個人差がありますが、意外と痛みが思ったより少ない
という統計があります。
入院は通常1週間ですが、後者の手術になれば2-3週間と長引くこともあります。

特に患部は毎日使用する部位であるがために、清潔をいかに保つかが重要なポイント。
夏場は傷口が炎症を繰り返すために、抗生剤と消炎剤を継続しても治まらず、入院が
長引くこともよくあります。

クーラーがあるとはいえ、できるだけ手術は夏場を避けた方が良さそうだとは
私の実感です。

そして外来手術も多く行われていますが、結局はその後通院では清潔を保てず、
仕事による座位も悪化させる要因となって、頻繁に医療機関に通うことになる
ケースも多くあり、静養を兼ねて半月ほどの入院を予定した方が、予後がいいのでは
とも思います。あくまでもケースバイケースで医師との相談による決断が一番では
あります。

さて、次回は痔の最終回として、最も多い外痔核、内痔核の治療を書いてみます。


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