日々の事から

日々のあれこれ
by Kirari

あれも人生経験かなあ...

2022-04-08 19:42:50 | 日記

駅を降りて路上に出た交差点の向こうで、自転車のハンドルを握った女性とジャンパーを着た男性が目についた。

パッと見、自転車の介助をして荷台を押さえてあげているように見えた。

私が歩く側は狭い道路で、前から人が来ても身体を半身どかさない人がよく来るので、そうそうよそ見もしていられない。

とはいえ、歩きつつ角を曲がりつつ、数秒で理解した状況は、どうも自転車の女性が後輪に長いスカートの裾をかなり巻き込み、身動き取れなくなっていて、見かねた男性が自転車を支えつつ巻き込んだスカートをどうしたらいいか手を貸しているところだったようだ。

あれ、危ないんだよねー... 最近、ヒラヒラした薄手のロングスカートが流行ってるけど、それで颯爽と自転車に乗れてるつもりか、見ててヒヤヒヤする。

今日の女性は膝を曲げたかなり辛い状態の中腰だったが、ギリギリ倒れていなかったのでマシかもしれない。薄手のスカートなので一瞬で裂けて後輪に吸い取られパンツ丸見えになるとか、突然動きを止められて転倒し、スカート巻き込んでて身動きできないまま どこか打ってもミイラのようになって起き上がれないとか、そんな悲惨なことになりかねないのだ。

傘をハンドルにかけて走って、曲がる時や少しカーブのところで、傘を前輪に取られて傘がへし折れたり、自転車ごと前転したり、頭から人が飛んだり...そのパターンもよく聞く。

自転車の後輪に巻き込みガードがあっても、ワイヤーがいくつかあるだけのものはスカートでは乗れない。 せめてメッシュになっていないと。

長いスカートなら、はためく長さが解っていないと...

いやあ、怖い。  想像ができないんだね。

私が通った中学は、その危険を考慮して、自転車通学者は上半身はセーラー服で、下はジャージズボンをはくこと!と、決められていたよ。妙な格好だけど、確かに身動きはしやすかったな。

 

今日の人は、どうやって助かったのかな。 そこは聞いてみたい。

いつから ああしているのか、今どき携帯もあるから誰か助けを呼ぶだろうから、私は手は貸さなかったけど。

工具はないし、スカートを切るハサミもないし。 助けを呼ぶとしたらなんだろうか...。 気持ちだけで関わったところで知恵がない。 一番いいのは家族に連絡...だな。かといって、呼んだ家族が来れるまで孤独だから傍にいることはしてもいいかな。 独り暮らしで家族も呼べる友達もいなかったら? これが困る。そこまで関わるかどうか。 自転車は支えてあげるから自力でどこかへ連絡してほしいな。怪我はしてないんなら。

ものすごく大きな通り沿いだし、行き交う人もまあまあ多い場所である。近くに店が立ち並んでるから、困ったら呼ぶ人はたくさんいるしな、って思った。怪我をして路上に倒れてれば別だけど。 名古屋の人は親切な人が多いから、こういう事件性のないものは助けてくれると思うよ。 私も落ちたのを気づかなかった目薬を走って追いかけてきて渡してくれた人、いたもの。

自転車の後輪に巻き込むと、油がついて、しかも、布が引き絞られているから、どうせあのスカートのまま出掛けることはできないし。 大判のスカーフを持ち歩いているので、それをスカートがわりに提供するか? 悩ましいところだ。

ただ、男性は気の毒な状態だったかも、うっかりさんの女性より、恥かしいとか考えず対応した男性に感心した。

そうそう。真っ赤なジャンパー着てたから、その近くの店の人かと思ったんだった。それで私が手を貸してもしょうがないかな、と。今朝は早い時間ではなく、うっかり時間を取ると自分が馬鹿を見そうだったからな。

長いスカートで自転車はやめましょう! お気に入りが散々な状態になるから。

 

  


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