日々の事から

日々のあれこれ   by Kirari

朗々として...

2022-07-30 11:34:14 | 日記

昨日、日泰寺参道を駅の方にたまたま歩いてきたら、路上を占有して何かをやっていた。

路上にお坊様が複数いらっしゃり読経をしているという場面はめずらしく、思わず立ち止まり、何をやっているのか眺めさせていただくことにした。

日泰寺は名古屋でも大きい敷地を持ち、格式高い方しか葬儀も頼めないようなお寺さんだと聞いている。一般人には読経を聴く機会も滅多にないと思ったのだ。どんな声で読まれるのだろう。

お坊様は何人いらっしゃったのだろう。マイクを用意されメインで読まれているかたは偉い方だろう。20人くらいもいらっしゃっただろうか。

道の真ん中に長机があり、お供え物もある。大きな大根が1本、印象に残った(笑)   何か紙状のものを撒きながら列の後方から回ってきたお坊様3人が日泰寺の方へ拝礼される。

日泰寺は昨年だったか、厄疫退治の祈祷もされていることがあった。周囲にも轟く太鼓の音がしていた日があった。

今回もそういう関連か? 参道を日泰寺まで練り歩くとか?といろいろ想像しながら、歩道の端に寄って見ていたら、交通整理をしていた方が、『集まった方にお焼香もしていただくので、良かったらあちらにどうぞ』と教えてくださった。

まだ何か解ってない通行人が混ざっていいだろうかと思いつつ、声をかけた方がいいと言われるんだからいいだろう、と思い直し、列に並ぶ。災厄に対するものでも何でも、祈りは多い方がいい。ラ音は宇宙のリズムに通ずると私は思っている。この異常な気象やら災厄やら戦争をしたがる気持ちや、そういうものが融けて無くなればいい。

世間が狭い祈りだが、まずは個体から...ということで、自分の不幸な健康の改善と家族の健康を祈った。 お焼香炉は6個ほどあり、各20人くらいずつ並んだと思うので100人越えの祈りがあったようだ。

その間も終わってからも暫くお坊様の読経は続く...

30歳前後の皆さんだろうか。大変声の良いお坊様方だと感じた。聴いていて感涙しそうになったのは、自分のボロボロの体に染みたのかもしれない。

読経は実家の法事しか触れたことがないので、般若心経を大勢で読まれる場面は初めてだった。

実家の法事をお願いするお坊様は元は小学校の音楽の先生だと聞いているので、声がよく、法事の祭はお経の伴唱が大変嬉しいものだ。お尚さまが気づいてみえるか知らないが、つい、声に寄り添おうとしてしまう。ここでのお経は聞いたことがないものだったので唱和することはできなかったが。

その後、偉いお坊様が挨拶されたのを聴いて、漸く覚王山夏祭の祈願だったのがわかった😅 腑に落ちたのが、2日前から電球の列が設置されているのは気づいていたので、ナルホドと思った。3年ぶりだそうだ。 この祈祷の場も、準備が始まった頃は人がまばらだったそうだが、これだけの方に集まっていただいて、と役員さんが挨拶されていたので、私が混じった頃は結構集まっており200人近くは居たのかもしれない。

申し訳ない...祭りの無事、成功を祈るべきでしたね。個人の希望を前面に出してしまいました。

今日の夕方と明日、開催されるそうだ。自分は今、人混みに行けないので行けないが、賑わうといいね🙆  覚王山は魅力の多い店がたくさんある。一押しは通りの南の不老園さんの和菓子、日泰寺参道沿いの覚王山アパートというクリエイター集団。出店されるブースも多いらしい。

それにしても、思いがけない時間を過ごした。ちょうどいい時間に通って良かった。声をかけてくれた商店街の世話役さんに感謝である。

 

 

 

※動画や写真を撮りたかったが、肖像権の問題があるのでやめておいた。 詳しくは検索してくださいな。