『ちっ うっとーしい。』

朝、地下鉄に乗り込んで、立てる空間があったので、そこを目指して前進した。

すると、左に行きかけた前の女が、私の行こうとしていた右の方に方向を変えて来た。
危うくぶつかる場面だが、前方の動きは予測していたのでセーフ。

だが、奥の空間が空いているのに、すぐそこで立ち止まってしまった。

私は、少しでも余裕ある空間に立ちたいから、
止まってしまった女に一応 声をかけた。

まぁ、知らない人間だし、多く語る場ではないから『スミマセン』だ。
だが、そいつ、私とばっちり眼を合わせ、避けようともしない。

電車の乗り方も曖昧だったから、あまり乗りなれないやつだろうと、自分を鎮めたが、一瞬で腹が立ち、
『通して。』と口を突いて出た。

それでも、殆ど動かないから、私が強引に入り込む形になる。

瞬時にそいつが『チッ うっとおしー』と言うのが耳に入った。

うっとーしーのは、お前だわ

社会人か学生か分からないが、20くらいの女。

腹立つが常識無さげで相手にしたくない感じだった。


なんで私が『うっとーしー』とか言われなきゃならないか全く理解不能。

まぁ、低能なヤツは無視に限る。


その後のそいつの態度も書くに及ばない。