ブスに花束を。64話「恋人」ネタバレ感想

ヤングエース11月号

【あらすじ】
上野家では、明日デートの陽介を中心に男子トークが繰り広げられていた。

圭介に「また羽目外して、変な場所でキスしようとしないでよね」と言われ
思いきりキスを意識してしまう陽介は夜も眠れず。

花と合流し、水族館に向かう時も意識過剰状態だったが
しおりまで作って、完璧にエスコートしてくれる事に喜びデートを楽しむ。

手作りのお弁当を食べている時、彼女の口元についたご飯を指で取る陽介。
お弁当の量多くない？
その直後、自身の行為に意識マックスとなり椅子から転げ落ちる。

飲み物で服を汚してしまい、ちょうど花のプレゼントもTシャツだったことから
トイレで着替えをする陽介。

戻ると、花は深夜の恋愛バラエティ「ラブトーク」のスタッフにインタビューを受けていた。
だが、放送されたら困ると思い一言も発しない。

困ったスタッフは陽介に話を振る。「彼氏」と呼ばれてバレを気にする花は思いきり否定。
「夏休みの自由研究の一環」だと言い張り、その否定っぷりに胸を撃ち抜かれる陽介。

状況を見た通りすがりの女子が「全然恋人っぽく見えないね。彼女さん苦労しそう」と言うのを聞いた陽介は
スタッフが去ったあともそれを気にしていた。そしてバレを気遣い謝る花。

「もしバレたら、皆に田端のこと自慢するよ」陽介の脳裏には、過去花が自分にしてくれた数々が浮かんでいた。
「だから大丈夫だよ」としめる彼に、思わず涙の花「嬉し…です…」

「嬉しい」と言ってくれたことに感極まり、観覧車の見える人もいる場所でキスをする陽介。
突然のことに照れて倒れる花に「秘密のままでもそうじゃなくなっても、俺の彼女でいてほしい」と思う陽介だった。

【感想】
ブス花の魅力の1つに「ギャグと王道」のバランスの良さがあると思っているのですが
今回ほど見事に調和した回は久しぶりです。

誕生日デート→キスを意識する彼→お弁当を作る彼女→互いに気遣う2人→キス
王道です。字面だけ見たら典型的な少女漫画と思いそう。

ですが、これがブス花になると
「手作りのしおり」→学校行事感
「夏休みの自由研究」→高校にもなってんなわけあるか
おあつらえ向きに誕生日Ｔシャツ登場　など思わずツッコミたくなる部分も多々ありました。

で、とうとうファーストキスです。
遊園地のエントランス的な結構目立つ場所で。この2人、予定立てて動くより勢いの方が絶対いいですね。
毎回悩みながらも最終的に上手く行ってますし。

あと思ったのが、通りすがりの「恋人に見えないね。彼女さん苦労しそう」というワード。
「つりあわないし、彼氏がイケメンでモテすぎて」な意味だと思うのですが
とりあえず「恋人同士」だとは思ってくれたわけです。

前の2人なら一緒にいても、それこそ「学校行事関係」だと思われたように感じます。
それだけ自然だったのでしょうね。

そして、色付きリップを田端さんにあげたさーやＧＪ