ゴルフ熱中症 もがくアマチュア

新旧ゴルフ理論を満載、その理論に基づいて練習、ラウンドした結果を紹介します。また、政治経済もモノ申します。

「天空の海城」朝花美穂がいい。

2020-03-28 05:47:14 | 日記

ユーチューブで視聴しました。

この曲は、演歌魂のB面です。

まず、着物が紺色で締まった感じがいいですね。

歌も懐かしさを感じます。

この歌を覚えたいと思ったのですが、この短いユーチューブだけでは練習できないので

アマゾンで注文して購入しました。

朝花美穂の歌は、セリフ入りが多いですが、いいですね。

歌いだしで「せいうん~は↑るか」と「は」の音を急に上げることが難しいですが、

歌えるようになりたいです。

ところで、A面の演歌魂については以前、美穂の演歌名曲集に入っていたので私は知っていました。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

五輪有力候補の鈴木愛が延期にコメント 「1年後の出場目指し、しっかり準備を」

2020-03-26 09:52:02 | 日記

24日に1年程度の延期が決まった東京五輪。これを受け、女子ゴルフの日本代表有力候補の一人、鈴木愛がコメントを寄せた。

2019年のドレス女子ツアー代表は誰の手に?女子プロのドレス姿集めました

国際ゴルフ連盟(IGF)が出す五輪ランキングで、4位の畑岡奈紗、11位の渋野日向子とともに、12位につけ東京五輪出場圏内にいた鈴木。現在、世界の各ツアーが新型コロナウイルスの影響で中止・延期を余儀なくされ、ランキング自体凍結されているが、当然ながら出場最有力候補の一人だ。

その鈴木は、まず今回の延期という決断について、「コロナウイルスが世界的な拡がりを見せる中での開催延期は致し方ない判断だと思います。延期は残念ですが一刻も早くコロナウイルスが収束することを願ってます」と理解を示した。

そのうえで、「オリンピック出場は、私にとって大きな目標です。1年後の出場を目指し、ここからしっかりと準備して、最高のパフォーマンスで皆様に感動を与えられるように頑張りたいと思います」と、改めてレース再開後も変わらぬ姿勢で五輪代表を目指す決意を口にした。

以上、アルバニュース

現在のところ、3人がほぼ決まりですが、黄金世代から15位以内に入って日本から4,5人参加できるようにランキングを上げてほしいものです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ショットメーカーがこぞってシューズ変更 大きく変えてショットに違和感ないの?【2020年女子ツアー気になるギア】・・スパイクレス?

2020-03-26 09:46:30 | 日記

開幕の見通しがなかなか立たない国内女子ツアー。まさに“女子プロ”ロスが続く状況だが、逆にいえば今こそ開幕前に矢継ぎ早になだれ込んだギア情報を整理して、今季のツアーを楽しむ要素を増やすとき! ということで、気になるギア情報や今年の動向をプロコーチ&クラブフィッターの筒康博氏に予想してもらった。

アディダスのセクシーウェアといえばこの人!

今回はイ・ボミ(韓国)、岡山絵里、畑岡奈紗らショットメーカーがこぞってシューズ契約を変更したことについて。3人が選んだシューズはスパイクレス。スパイクがない以上、これまでと足の感触は全く違うだろう。ショット時に違和感はないのだろうか。

――

3人が契約したのはアディダスの「コードカオス(CODECHAOS)」ですね。実はここ数年、フットジョイナイキに追随するためにジワジワと新しい構造やテクノロジーを搭載したゴルフシューズが各メーカーからたくさん生まれていますが、あまり話題になっていませんでした。ようやく話題になったな、という印象です。

また、最近はスパイクだけではなくスパイクレスがかなり人気になっています。実は私は昔からゴルフシューズ、特にスパイクレスとインソールはたくさん購入、テストをしています。実際に女子プロのギアコーチをしていた時に「このシューズはスイングに合っていない」といってすぐに買い替えたことがあるくらい、ゴルフシューズは重要な“ギア”だと思っています。

ゴルフシューズの特殊性としては、単に歩いたり走ったり以外に複雑なねじれや左右の動きをサポートする必要がある事です。また、傾斜地など芝や砂地に対するオフロード的なグリップ力が求められる上、長時間履いても疲れない持久力も求められます。しかも、ゴルウェアにマッチしたデザインと脚の形に合ったフィット感の必要性はいうまでもありませんよね。

アディダス契約になった彼女たちは、違和感どころかゴルフスイングとプレーのために生まれた「コードカオス(CODECHAOS)」の特長にハマったんじゃないかと想像しています。そうでなければ変えられていない、と言い換えてもいいでしょう。3人とも感覚の鋭いショットメーカーたち。ショットに影響があれば絶対に新しくしません。その証拠に3人ともシューズの良さとして履き心地などではなく“グリップ力”を挙げています。それだけショットの時に踏ん張れる“スパイクレス”ということです。

もっといえば、海の向こうのダスティン・ジョンソン(米国)やセルヒオ・ガルシア(スペイン)だって契約しているとはいえ、ショットにいい影響を与えるものでなければ早々に変えられないはずです。シューズというのは当然合う合わないはありますが、それだけ許容性が広く、かつ効果が高いということでしょう。

ようやくJLPGAでもシューズの重要性に注目が集まってきたというのが個人的な感想ですが、背景としてはGGスイングや地面反力といった足の出力を必要としたスイングが注目されていることもあるのかな、と思っています。もしかしたら近く「飛ぶシューズってどれ?」みたいな会話がショップで普通に出るようになるかもしれませんよ。

昔は単に重ければいいとか地面に対するグリップ力のみばかりが強調された男子プロ目線のシューズ論が主流でしたが、一般ゴルファーの体力に近い女子プロたちのゴルフシューズ選びは一般ゴルファーの皆さんも参考になると思いますので注目してほしいですね。

解説・筒康博(つつ・やすひろ)/プロコーチ・フィッター・クラフトマンとして8万人以上のアドバイス経験を生かし、現在は最先端ギア研究所『PCMラボ』総合コーチ、インドアゴルフレンジKzヘッドティーチャーを務める。ALBA本誌ギア総研をはじめ様々なメディアでも活躍している。

以上、アルバニュース

写真の人はイボミ?

原型から遠ざかっていますね。誰か分からなかった。

今シーズンも靴、スパイクレスが流行っているようです。履いてみないと分からないですね。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

コラム:コロナショックでドル安・円高にならない理由=佐々木融氏・・現金支給と消費税を0にすべき

2020-03-24 20:47:57 | 日記

[東京 24日] - 新型コロナウイルスの感染は欧米でも急速に拡がっており、世界の景気見通しも急速に悪化している。JPモルガンは今年の世界全体の実質国内総生産(GDP)成長率が前年比マイナス1.1%まで落ち込み、2009年以来のマイナス成長になると予想している。

こうした見通しの悪化を受けて、世界の株価も急落しており、主要国の株価指数は過去1カ月間で概ね30%以上下落している。

世界経済の状況は、明らかにリーマン・ショック時に匹敵する状況となってきていると言って良いだろう。ちなみに本論からはそれるが、「リーマン・ショック」という言い方は世界では一般的でないので、本稿ではこれ以降、世界で通用している呼び方であるGFC(グローバル・ファイナンシャル・クライシス)で統一したい。

ドル/円JPY=相場は、中国や日本では既に新型コロナウイルスの感染が拡大していた2月半ばに112円をつけた。だが、その後は感染が欧米諸国に拡大し、欧米の株価が急落する中で円高が進み、3月9日には101円台まで下落した。

しかし、それから後の2週間、欧米の株価が下落を続けている中で、あっという間に111円台まで急速に値を戻してしまった。結局、世界の株価が30%以上下落するリスクオフ環境下で、ドル/円相場はほぼ同水準を維持していることになる。

GFCの際、米株価が最も激しく急落したのは2008年9月から2009年3月の半年間で、この時、米S&P500指数.SPXは50%程度急落した。この間、ドル/円相場は109円台から87円台まで急落している。

<今回はドルと円が同程度の強さ>

なぜ、今回は当時のような円高にならないのだろうか。簡単に言ってしまえば、GFCの時も今回も、市場参加者のリスク回避志向が強まる際の定石通り、ドルと円が両方とも強い通貨となっているのだが、GFCの時はドルよりも円が大幅に強くなり、ドル/円相場は大きく下落した。ところが、今回はドルと円がほぼ同程度の強さとなっているため、ドル/円相場で円高が進まない。

世界経済の景気後退(リセッション)入りに対する懸念が高まり、市場参加者のリスク回避志向が強まる中で、ドルと円が買われるのはいつもの動きだ。市場参加者のリスク回避志向が強まると、投資家はポジションを閉じて必要以上に損失が膨らむのを回避しようとする。この結果、投資資金の出所である、ドルや円、ユーロ、スイス・フランなどが買われる。

しかし、GFCと今回では、同じく強い通貨となっているドルと円の強くなる度合いに差がある。GFCの際、ドル/円相場が上記のように109円台から87円台に急落した間の主要通貨の騰落率をみると、円が最強通貨となっており、ドルは2番目に強い通貨となっている。

ところが、2番目に強かったドルでさえ、円に対して20%近く下落している。つまり、円が圧倒的に独歩高で、2番目に強かったドルに対してさえ大幅な円高となったのだ。

一方、今回の新型コロナウイルスの世界的な拡散に伴う混乱の中、過去11カ月間の主要通貨の騰落率をみると、円がGFCの時と同様に最も強いのだが、次に強い通貨となっている、スイス・フランやドルとの差は1%程度にとどまっている。

JPモルガンが算出するドルの名目実効レートで見ると、過去2週間のドルの上昇率は、前先週末(20日)時点でプラス6.7%となり、GFC時に最も速いペースでドル上昇が進んだ2008年10月のプラス6.8%にほぼ匹敵する上昇ペースとなっている。

つまり、ドルはGFC時並みに買われている。一方、円は3月上旬までの2週間では名目実効レートベースで7%程度上昇していたが、GFC時に最も円高が加速した際は2週間で11%も上昇していたので、今回の円高はそれほど驚くようなものではない。

また、2週間で7%台という円の上昇は、GFCの例を出すまでもなく、その後も何度か発生している。結局、円はその後に世界の株価が下落を続ける中でも、円安方向に反転し、過去11カ月間でみると2%程度しか上昇していない。

つまり、GFC時と比べて何が違うかと言えば、円が当時ほど強くなっていないということになる。

<円が突出して強くならない3つの理由>

GFCの時と異なり、なぜ、今回は円が突出して強くならないかという点については、以下の3つの要因が指摘できる。

まず、1点目としては、GFCの前は世界的に円キャリー・トレードが活発化していたので、先行き不透明感が高まりポジションを閉じるために、円を買い戻す動きが拡がった。だが、今回はそもそも円キャリー・トレードが活発化していなかったので、世界の投資家も円を買い戻す必要があまりない。

2点目としては、日本からの対外証券投資・対外直接投資需要が強いことが挙げられる。また、以前のように貿易収支が大幅黒字ではないため、円高の動きが多少みられ、輸出企業が追随して円買いを行っても、輸入企業の円売りに簡単に吸収されてしまう。2007年の日本の貿易収支は14.2兆円の黒字だったが、2019年は6000億円の黒字にとどまっている。

3点目は、日本の投資家が為替リスクを避けるためにヘッジを掛けたり、対外投資を手仕舞うために円を買い戻す動きが限定的という点だ。ヘッジコストが高く、国内に金利が無い状態では、以前にと比べると、日本の投資家がそうした動きをすることのハードルが高くなっている。

つまり、GFCの時も今回も、グローバル経済のリセッション懸念を背景にドルと円がともに強い通貨となっているが、今回は、GFCの時と異なり、上記3点を背景に円がさほど強くならないのだ。

従って、今後も先行き不透明感が続き、世界の株価が下落を続けるようなことになれば、実効レートベースでの円高は続くだろう。つまり、ドル、スイス・フラン、ユーロ以外の通貨に対する円高は進みやすい。

しかし、ドル/円、ユーロ/円、スイスフラン/円相場の円高度合いは、さほど大きなものにはならない可能性が高い。

(本コラムは、ロイター外国為替フォーラムに掲載されたものです。筆者の個人的見解に基づいて書かれています)

以上、ロイター記事

今回のコロナショックは、リ-マンショックよりすごいと思う。

アメリカの景気が良かっただけに急激な円高を防いでくれているようです。

ドルも円も強い状況ですね。

安倍首相には、大胆な決断をやってほしいものです。

岸田議員はポスト安倍とか言われていましたが、首相の器ではありません。

本当に慎重な人間で、官僚の言うがままって感じですね。

現金支給の話が花盛りですが、貧乏人を救う手立てとしてはいいと思いますが、景気対策にはなりません。

やはり、消費税を0にすることだと思います。

そうするとお金に余裕がある人が買い物をします。

品物が売れると品物を製造する工場が動き出し、社員の給料、ボーナスがアップし、所得税もたくさん徴収できます。

消費税減税と低所得層への現金支給の両方をやることが最善です。

税源は赤字国債でOkです。この国債は日銀に買い戻されるので何の問題もありません。

ただ、知らない内に金融緩和の金額が80兆円から20兆円に減額されています。黒田総裁が元に戻して80兆円にすると発表してほしいものです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アングル:イタリア最悪の医療危機、現場に「患者選別」の重圧

2020-03-18 17:59:35 | 日記

[ミラノ 16日 ロイター] - 死との戦いは、毎日午後1時にいったん休止する。ポリクリニコ・サン・ドナト病院の集中治療室(ICU)の医師たちは、新型コロナウイルスに感染した重症患者25人の親族に電話をかけ、最新の情報を伝える。

患者は全員、安静状態で、人工呼吸器を装着されている。

ミラノにあるこの病院では、これまではランチタイムは面会時間とされているのが常だった。だが今、イタリアが2000人以上の死者を出した新型コロナウイルスへの対策に奮闘するなか、見舞客はすべて断られている。もはやイタリアでは誰1人として家を出ようとしない。

電話をかける医師たちは、偽りの希望を与えまいとしている。新型コロナウイルス肺炎でICUに入った患者の2人に1人は死亡する可能性が高いことは分かっているからだ。

<励ましと「トリアージ」>

「COVID-19」の感染が広がり、重症者も増えるなかで、ICUのベッドはますます必要とされるようになっている。この病気では呼吸障害が生じる可能性があるだけに、なおさらだ。ベッドに空きが出るたびに、麻酔専門医2人が蘇生専門家・内科医と協議のうえ、次に誰を入れるかを決定する。

重要なファクターになるのは年齢と基礎疾患だ。家族がいるかどうかも大きい。

「高齢の患者の場合、ICUから出た後、面倒を見てくれる家族がいるかどうかを考慮する。支援が必要だからだ」と語るのは、ポリクリニコ・サン・ドナト病院のマルコ・レスタICU副室長。

 

レスタ氏によれば、たとえ回復の見込みがない場合でも「患者に向かって『大丈夫ですよ』と言わなければならない。そういう嘘をついていると自分が壊れていく」

第2次世界大戦以来、最悪の医療危機を迎えたイタリアでは、医師や患者、その家族たちが、元軍医のレスタ氏に言わせれば「戦地でも経験したことがない」という決断を迫られている。イタリアでは16日現在、新型コロナウイルスの感染者が27980人、死者は2158人に達した。報告された件数としては、世界では中国に次いで2番目に多い。

レスタ氏によると、イタリアの病院のICUが受け入れたCOVID-19患者のうち50%が死亡している。ちなみに同国内のICUにおける通常の死亡率は12─16%だ。

イタリア北部の国民医療システムは世界でも最も効率的なものの1つと位置付けられているが、医師たちは、そのイタリア北部において、COVID-19が世界にもたらしつつある危機の前触れが生じている、と警告する。イタリア北部のロンバルディア州、ベネト州を最初に襲った感染拡大は、地元の病院ネットワークを機能停止に追い込み、ICUには過大な負荷がかかっている。

ロンバルディア州ではICUでの治療を必要とする患者数が3週間で1135人に達したが、ミラノのポリクリニコ病院(前出のサン・ドナトとは別)のジャコモ・グラセッリICU室長によれば、この地域のICUは800床しかないという。グラセッリ氏は、ロンバルディア州内すべての国営病院のICUを統括している。

こうしたジレンマは医学界では珍しくない。呼吸困難が生じている患者を治療するに当たって、ICU担当医らは「挿管」、つまり口腔内にチューブを挿入し、喉・気道に下ろしていく侵襲的な処置を行う前に、回復の可能性を評価するのが常道だ。

だがICUでの治療を必要とする患者がこれだけ増えると、どの患者が生き残る可能性が高いのか医師が選別を求められる頻度は上がり、判断も急がされる。こうした「トリアージ」(重症度判定)は、イタリアのようなカトリック中心の国では特に悩ましい。イタリアでは医師の幇助による安楽死は認めらないし、また欧州で最も高齢化が進んでおり、欧州統計局(ユーロスタット)によれば、65歳以上の高齢人口はほぼ4人に1人に達している。

48歳の麻酔医であるレスタ氏は、「これほど厳しい判断には馴染みがない」と語る。

<「賭け」には出られない>

イタリアの医師たちによれば、呼吸障害を示す高齢のCOVID-19患者はあまりにも多く、回復の見込みが薄い患者に多大の時間と労力を割ける余地はない。

アルフレード・ビジオリ(Alfredo Visioli)さんも、そうした患者の1人だ。クレモナ(Cremona)県から来た83歳のビジオリさんは、忙しく活動的な生活を送っており、家では家族からプレゼントされたジャーマンシェパード犬「ホラフ(Holaf)」と暮らしていた。孫のマルタ・マンフレディ(Marta Manfredi)さんによれば、彼は2年前に脳卒中を起こした79歳の妻イレアナ・スカルパンティ(Ileana Scarpanti)さんの介護をしていたという。

最初のうちは断続的に発熱するだけだった。だが2週間後にCOVID-19との診断を受け、肺線維症を起こした。肺の組織が損傷を受けて傷痕が生じる症状で、呼吸が次第に困難になっていく。

クレモナは、ロンバルディア州にある人口約7万3000人の街である。この街の病院の医師たちは、ビジオリさんに挿管処置を行うべきかどうか判断を迫られた。

「挿管しても効果はない、と彼らは言った」とマンフレディさんは言う。ビジオリさんは鎮静剤による眠りについたまま、亡くなった。

妻のイレアナさんも感染がわかり入院中だ。しかし、誰もまだ彼女に夫の死を伝えていない。

「以前だったら『患者たちにもう何日かチャンスをあたえてあげよう』と言っただろう。しかし、いまはもっと厳格にならざるを得ない」とジャコモ・グラセッリICU室長は語った。

<病院のシステムを組み直し>

こうした患者の「トリアージ」は病院外でも生じている。

13日、ロンバルディア州のすぐ外側に位置する都市フィデンツァ(Fidenza)は、地元病院を19時間にわたって閉鎖した。病院はCOVID-19患者であふれており、病院スタッフらは21日間休みなしで働いていた。閉鎖は病院の機能を維持するための措置だったが、一部の人々が「自宅で死亡する」ことも意味していた、とアンドレア・マッサーリ(Andrea Massari)市長は言った。

新型コロナウイルスが初めてイタリアで確認されたのは1月だが、感染拡大が始まったのは2月、ミラノの南東約60キロ(40マイル)にあるコドーニョという小さな街だった。一部の医療専門家は、ドイツからイタリアを訪れた旅行者によって持ち込まれた可能性があると考えている。

イタリア政府は、迅速に北部地域の封鎖にとりかかった。当初はロンバルディア州の街10カ所、ベネト州の街1カ所だった。だがこれではウィルスの拡大は止まらなかった。1週間以内に、888人が陽性と診断され、21人が死亡した。患者数は急激に増加した。最初にウィルスに襲われたのは小さな街で、地元の小規模な病院はただちに窮地に陥った。

先週以来、イタリアは完全な自主隔離状態に入った。すべての学校、オフィス、サービスが閉鎖され、公式に認められた十分な理由がない限り、全国民が自宅に留まるよう命じられた。ウイルスの拡散に歯止めをかけるための措置であり、他の欧州諸国もこの路線に従いつつある。

イタリア当局は、イタリア南部で感染拡大が始まることに特に神経を尖らせている。北部に比べ、医療体制を支える財政基盤がはるかに弱いからだ。

私立病院は通常、医療費を負担できる患者のためのものとされている。だが政府は私立病院に対しても、COVID-19患者に無料で治療を提供するよう命じた。

ポリクリニコ・サン・ドナト病院は民間保有だが、公的なクライアントと提携する認可を受けており、麻酔医及びその他の専門家によるチームを感染が最も深刻な街に派遣した。医学部の4年生・5年生には、病院で支援を行うよう要請が行われた。緊急治療室とCOVID-19患者の病室での支援には、心臓専門医まで駆り出されている。

ICUの統括を担当しているグラセッリ氏によれば、ロンバルディア地域の手術室はほぼすべて集中治療室に転換されているという。病院スタッフは残業を重ねている。感染した同僚の穴を埋めている者もいる。患者を別の地域に転院させる動きもある。

グラセッリ氏は、ロンバルディア地域のICUでは通常患者2人に対して看護師1人の比率になっているが、現在では1人の看護師が患者4~5人を担当していると語る。「病院のシステムを完全に組み直している」

<棺にも近づけない>

軍医の経験のあるレスタ氏は、ロンバルディア州の状況は1999年の紛争さなかのコソボよりも悪いように感じられる、と言う。同氏はコソボで航空救援チームに従軍し、患者をアルバニアからイタリアに輸送していた。

レスタ氏によれば、コロナウイルスに感染した患者を彼の病院で受け入れるときは、スタッフが必ず患者の親族にメールを送り、彼らの大事な人が「家族同然に」治療を受けられると安心させるという。レスタ氏は、彼の病院では、午後1時に連絡を取る際に患者が親族の顔を見られるよう、ビデオ会議のシステムを活用しようと試みていると話している。

 

往々にして、死に瀕したCOVID-19患者が最後に会う人間は、必然的に親族ではなく医師になってしまう。ウイルス感染の恐れがあるため、親族が棺に近づくことさえできない場合もある。

マラ・ベルトリーニ(Mara Bertolini)さんにとって、ワイン史研究者の父カルロさんについて耳にした最後の情報は、遺体安置所のスタッフが別の家族に、カルロさんの遺体を預かっていることを告げたときだった。

治療を頑張ってくれた医師たちには何の恨みもない、と彼女は言う。

亡父の最後の辛い1週間について何よりも彼女を驚かせたのは、担当医師に会ったときに、その顔に浮かんでいた表情だったという。

「あれが心配の表情だったのか、それとも悲しみだったのか、何とも言えない」と彼女は言う。

「医師が私たちに言ったのは『家から出ないでください』、それだけだった」

(翻訳:エァクレーレン)

以上、ロイター記事

武漢ウイルス感染によって、世界の国々は大変な状況になっている。

医療崩壊が一番怖い。

結果的に日本は、感染者数が低く推移している。

日本は国民性と清潔度が高いということかも知れない。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする